テラーノベル
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メイン:脅威、教授
他もちょこっと出る感じ
短いっちゃ短い
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zm side
「 zmさんってさ、目隠しとるけど見にくくないんですか? 」
そう俺に聞いてきたのは、談話室で真剣な顔をしながらメモを取っていたciだった。
今日は何も急ぎのことはないし「 訓練場で誰か居ないかな〜 」、「 手合わせしたいな〜 」と一人廊下で呟いていたら、談話室のドアが空いていて電気がついていたから気になって……おん…(?)
先程までメモしてたことについて聞いていた
此処だけの秘密な、彼奴……「 zmさんらみたいに強くなりたい!! 」って理由で今日の反省会を一人でしていたらしい
『 お前もうrpとか居るから先輩やん 』
と言っても
『 いや、先輩になったとしてもまだまだなので… 』
と恥ずかしそうに言ってた。
まぁ元々から努力家ではあったし、後輩を守れるようになるぐらい強くなりたいってことかな〜と自分で納得した。
そんな話してたら急に俺のフードの話になった。なんで?????
「 いや…別に全然邪魔とかはないけども… 」
「 んーそうなんすね… 」
じーっと険しい表情で俺のことを見つめてくるci。
…そんな気になる…???
「 …zmの目ってどうなってるん? 」
「 え? 」
「 いや、普通に気になるなぁ〜って… 」
「 そ、そう……なん? 」
「 おん、……あ、なぁzm!!! 」
…コイツが今から言いそうなことがよく分かる。
多分、……
フード外してくれんか?とかやr((( 「 フード外して貰ってええか!? 」
……なんでこういう時の俺の勘当たるんやろーワースゴイナー(棒)
「 まぁええけども… 」
「 !…え、ほんまにええん?! 」
「 いやお前が外して言ってきたやん 」
「 それは……そうやけども…だとしても了承してくれるとは思ってなかったんやって! 」
「 wwwww…まぁ、前までは了承せんかったと思うけどな 」
そう言いながら俺はフードを外す。
正直なことを言うと、外す気はなかった。
でも……前に彼奴が俺に言ってくれたあの時が、突然脳裏に映ってしまって…外そうって決めた。
…今思えば、彼奴のお陰で俺はこの”目”の事を気にせず此処に居続けることが出来ている。
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少し前…
俺がまだ自分の”目”について考え込んでいた頃、そして……彼奴が此処に、「 我々 」に入って間もない頃だった。
「 はぁ〜、やっぱ彼奴等おもろいわ!! 」
いつも通り、いつものメンツと内ゲバしたり、たまたま通りかかったガバが酷い屑にいたずらを仕掛けたりと自分がしたいことを思うがままにやり続けた。
一部の一般兵士は俺のことを怖がったり睨むように見たりするけども、大体の兵士達は俺のことを尊敬してくれたり彼奴等と同じ目で見てくれる。
そんな此処が好きで居続けた。
でも、それでもやっぱ自分のこの”目”については怖くて、見られないようフードを深く被って過ごしていた。
そんな、まだ彼奴等を信用したいのに心の何処かではまだ信用出来ない境界線で立ちすくんでいた時に、お前がやってきた。
「 emです!宜しくお願いします…! 」
emさんが、この時に来た。
あの時の第一印象を鮮明に覚えている。
凄く、優しくてその分弱そうで、……俺に似ているようで違う真反対の人間で近寄り難い人物だった。
一緒に過ごしていくにつれ、第一印象通り戦闘には弱かったが知識が豊富で頭の回転が早い。
そして何より、grより低めだが……かなりの戦車とか戦争に関する歴史が好きで、その分野になったら子供みたいになる不思議なおっさんだった。
…まぁgrの旧友って言うのは聞いていたので似ているな〜と内心ちょっと思ってた。
だけど他より面白い反応とかしてくれてて、俺的にはいじり甲斐があるなと思ってた。
特に考えずにいつも通り過ごしていた。
何も変わらず、何も変えられず、ただただいつも通り。そう、いつも通り。
そんな時、突然だった。
emさんと談話室で駄弁っていたときだった。
「 zmさんは、視界とか大丈夫なんですか? 」
そう聞いてきた。
ただこれについては皆に何度も質問されたので特に吃驚も戸惑いもなかった。
「 おん、全然大丈夫やで! 」
「 ですが…… 」
「 こっちの方が落ち着くし、それに戦ってる時とか問題ないしな! 」
いつも通り、彼奴等に聞かれたことと同じことをそのまま答えた。
これで引いてくれるだろう、俺の”目”について聞かれることもこれで終わりだろうと思った。
「 ……だとしても私は……、、zmさんの目がすっごく気になります!!! 」
「 …は? 」
最初はどういうことだと思った。
コイツ何言ってんだ、頭壊れてもうたんか???と
「 お、俺の目みたいってどういうことなん???お前どしたん 」
「 いや……前から気になってたんです。 」
zmさんの目の色、どんな色なんだろうな〜って…
俺の目の色が気になるやつなんて今まで見たこと無かった。
コイツの知的好奇心について「 すごいな〜 」って程度でしか知らなかったが……此処までくんの?!??!
「 いや、でも…… 」
「 …あ、すみません無理言って…無理でしたら全然大丈夫ですよ 」
俺の方へ笑顔を向けるコイツ
そんな笑顔が、何処か残念そうな雰囲気を出していてちょっと嫌になった
「 あー!!分かった!!!フード外したるから!!!! 」
コイツの表情が嫌で仕方がなく、思い切ってフードを俺は外す。
彼奴は俺がフードを外した瞬間、目を見開いていた。
その顔を見た時、「 …あ、 」って思った。
俺は元々、この”目”が嫌いでフードを深く外していた。
なんで嫌いなのか、それは人が俺の”目”を見た瞬間怖がって逃げていって……そのせいで友達が居なかったから
こんな普通とは変わった”目”を見てみんな避けていったから……
それを思い出して、咄嗟にフードを深く被って「 逃げよう 」って思った。
怖かった、また避けられるのかって。信用したかった、大好きな居場所を失ってしまうんじゃないかって思って
フードに手を掛けた瞬間、その腕をemさんは掴んできた。
意味がわからない行動で、びっくりしたし怖かった。
「 ……まず、無理ってごめんなさい 」
「 …え、? 」
「 zmさんは、自分の目が嫌なんでしょう? 」
「 な、なんで分かって…ッ 」
「 すみません、ただの勘でしたが……当たってたようですね 」
勘って……は、???
また罵声を浴びせられんじゃないかって、怖くて少しパニクってしまった。
どうしよう、どう弁明すれば、と。
「 ぁ、えっと…… 」
「 怖いですよね、急に私がこんな行動して 」
「 …… 」
「 …zmさんの目、すごく綺麗な黄緑色ですね 」
「 …え? 」
突然そう言われて困惑した。
綺麗……?今までみんなに怖がられている”目”なのに?
「 ペリドットみたいで、すごく優しい色をしてました。 」
「 …で、でもみんなこの”目”で… 」
「 zmさんの目を怖いだなって私は思ってませんよ 」
「 寧ろ、私にとってはすごく羨ましいです。 」
「 ……ッ 」
ふとemさんの目を見てしまう。
彼の目は、綺麗な白色で……真珠みたいな…
「 …昔、私も瞳の色でいじめられてたんですよ 」
「 そ、そうなん…? 」
「 はい、でも……grが皆と同じように接してくれたんです。こんな私にも 」
「 嬉しかったんです。自分が人だって認められたのが 」
彼の口から零れ落ちる言葉達を聞く。ひたすら
…この時どう思ったか、とかよく分からない。何も思うことはなかった、思いつかなかった。
「 …zmさんは、まだ怖いかも知れませんが……zmさんの瞳、すごく優しい色をしてます 」
「 ……そう、なん? 」
「 はい、!…貴方の瞳をもし、他の皆さんが嫌うのであれば私は容赦なく怒ります! 」
「 え、あ、い…いや怒らんでもええんやで?!?! 」
「 いえ、怒ります。大事な仲間である友人が嫌われるなんて嫌ですから 」
友人、そんな言葉を聞いて少しうれしくなった。
いつも怖がられていた自分が認められたような気がして、こんな自分でも友人だって思ってくれた人が居ることが凄く嬉しくて、思わず涙を流してしまった。
「 え、ご、ごめんなさい!!!なんか余計なこと言ってしまいました??? 」
あ、ハンカチ入ります?
と慌てる彼を見て、止まらない涙を流しながら吹き出して笑い出した。
吃驚した表情で俺の方を見つめながら、彼も同じく笑い出した
楽しい、
そんな感情で俺の心は埋め尽くされた。
あの後、みんなにもフードの事を話し、自分の瞳を見せた。
「 ええ色やんけ!!! 」
「 落ち着く色やな… 」
「 こんなに良い色なのに怖がったやつ誰や!!!ボッコボコにしてやろうぜ!!! 」
とかみんな過保護かよ…wと内心思いながらも嬉しかった。
怖がられてたから瞳は最低限見せないよう努力してきた自分が無駄だったんだなぁと思いながらも、コイツラと一緒に居て良いんだって思えた。
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「 へー…… 」
と先程「 フード外せ!!! 」とか言ってきた奴がなんか泣きそうな声色で相槌を打ってきた
「 …何お前泣きそうになっとるん 」
「 いや、ええ話やなぁ…って 」
それウソ泣きやろ……と内心思いながらも「 有難う 」と言っておいた。
「 よっしゃ!!これshpにも自慢しましょうや!!! 」
「 いや、shpはもう知っとるで 」
「 えぇ?!?!?俺が先に知ったでーとかの自慢出来ると思ったのにぃ〜… 」
落ち込むコイツの頭を撫でながら思わず微笑んでしまう。
現在撫でられている相手はちょっと照れながらもちょっとうれしそうな感じ出してる。うわなんかムカつくわ
でも、この組織には感謝してる。
俺が”俺”で居られる最高の場所で、最高の仲間を持った俺は幸せ者やなぁと思いながら今日もいつも通り過ごす。
…たまにはフード外すか。
数分後、フードを外したままいつも通り過ごす脅威を見た幹部達が、それを発見して写真を撮られまくるのは誰も知る由もない。
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