テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
打ち上げも無事に終わり、部屋の飾りや空いたお皿などが片付けられていく。
太宰「ふぅ〜…楽しかったね、小百合ちゃん」
『!はい!とっても楽しかったです。』
まだ赤く腫れている目を擦りながら、私は笑顔を浮かべる。
『まだヒリヒリする…』
太宰「流石にあれだけ泣いたら、そんなすぐには腫れは引かないよ、笑」
『ん〜…』
太宰「…まぁ、それはいいとして。」
『?』
太宰「小百合ちゃんは何時までケーキ食べてるの??」
『うぇ?』
私は、利き手にフォーク、もう片方の手にはケーキの乗ってある皿を持っている。
太宰「一応、もうお開きなんだけど???」
『むぐ…いいじゃないですか…』
口いっぱいにケーキを含み、もごもごと口を動かす。
『美味しいものはいくらでも食べられるんですもん』
太宰「まぁ…それは同感だけれども」
『…太宰さん、蟹鍋が好きなんでしたよね』
太宰「おや、どうしてそれを? 」
『敦さんから聞きました』
むふふと笑いながら、少し自慢をしてみせる。
太宰「敦くん、そんなにお喋りだったっけな…」
まぁ好物くらい別に言ってもいいけど、、等と言いながら、太宰さんが席を立つ。
太宰「私はちょっとお酒を貰いに行ってくるよ」
空の紙コップを持ち、国木田さんや与謝野さんが居るところへそそくさと歩いていく。
太宰「くにきぃだくぅ〜ん!!お酒、まだある〜?」
国木田「お前にやる酒などもうないわ!!」
与謝野「一応言っておくけど、もうお開きだよ。」
国木田「そうだぞ太宰!!!お前もサボってないで少しぐらい片付けを手伝ったらどうだ!!」
太宰「え〜?国木田くん、そんなにカッカしてると早死にするんだよ?」
国木田「な、何っ、…そうなのか!?」
太宰「うんうん、ほらメモメモ!!」
国木田「カッカしすぎると…」
太宰「ま、嘘だけど」
ボキッッッッ
国木田「貴様という奴はッッッ!!!!💢」
太宰「きゃ〜!!国木田くんが怒った〜!!」
与謝野「はぁ、太宰…相変わらずだね、アンタは」
与謝野さんが呆れたように言う。
『大変そ〜だなぁ…笑』
私は、聞こえてくる3人の会話を、呆れるように聞く。
内心、お酒を取りに行ったの太宰さんをみて、人のこと言えないじゃん…とも思いつつ、国木田さんと太宰さん、いいコンビだなと面白がってたりもする。
『ん〜このケーキほんと美味しいな…』
乱歩「小百合〜何時までそのケーキ食べてるの?」
私の横から乱歩さんがひょこっと顔を出す。
さっきも言われたな……。
小百合「美味しいものはちゃんと味わって食べたいんです〜」
乱歩「へ〜」
乱歩さんが興味なさげに相槌を打つ。
うわ、めっちゃ興味なさそう
乱歩「まぁそのケーキ美味しいもんね〜!!」
「てことで、一口ちょーだい!」
乱歩さんが、懐に隠しておいたフォークを出し、私の食べかけのケーキをひとすくいする。
『あっ!!』
乱歩「んっ、んまい!」
『いや「んまい!」じゃなくて!』
『もしかして一口貰うために来たんですか!?』
乱歩「お、小百合も頭冴えてきたじゃん」
「その通り♪ケーキ貰いに来たんだよ〜♪」
言い方がいちいち腹立つッッッ!!!!
『私のケーキ………』
残り半分にも満たないケーキを眉を下げながら見つめる。
乱歩「小百合って結構食い意地張ってるんだね」
「こういうケーキぐらい現世でも食べれたでしょ?」
乱歩さんは私から奪った(←これ大事)ケーキを食べながら喋る。
『食い意地張ってるって…、!』
酷い言われようだな…といまいち納得できない。
…って、…ん…?現世…?
乱歩「まぁそっか、入院してたんならケーキすら食べられないか。」
『っえ。』
……入院…、??現世…??
…何で知ってるの!?!?!?
乱歩「っふふ。図星だろ?」
『っな、え、…え!?』
不意打ちすぎる展開に、自分でも呆れるほどの阿呆面を浮かべる。
『…えっ、なん、何で知ってるんですか…、!?』
ここは絶対否定したほうが良かったところでは!?と咄嗟に肯定をしてしまった自分にツッコミながら、少しばかり後悔をする。
…やっべ、つい肯定しちゃった。
乱歩「あーはっはっは!」
「簡単なことさ、僕は名探偵だからね。」
「異能を使ったのさ。僕の異能の「超推理」でね!」
そうでしたこの人異能力者なんでした!!!
この人が受けた依頼で解決しなかった依頼はないくらいの最強の異能の持ち主でした!!!!
…いや、そうだとしても可笑しくないですか????
『皆さんには内緒でっ!!内緒で…!!』
『お願いします…!!!』
乱歩さんに、必死に懇願をする。
乱歩「ん〜!僕に駄菓子を買ってくれたらいいよ?♪」
くっ、駄菓子で交渉してきたかっ!!
まぁ、駄菓子で内緒にしてもらえるんだったら…!!
『買い…ますっ……!!』
乱歩さんがわーい!!と元気にはしゃぐ
乱歩「交渉成立!しょうがないから内緒にしてあげよう!♪」
乱歩さんがスキップをしながら私の近くを離れる
乱歩「太宰も頭が回るからね、気をつけなよ?」
ぐるんと顔をこちらに向け、少しにやっとした表情をする。
乱歩「じゃ!駄菓子、約束だからね〜?」
そう言いながら乱歩さんは、与謝野さんの居るところへと向かっていく。
…そうだった〜太宰さんも頭いいんだった〜!!
………蟹鍋で買収しようかな。
打ち上げがあった日から数週間が経った頃。
私は事務作業を主に、仕事をこなしています。
『うぁ〜…疲れたぁ〜…!』
今日は気温が高く、とても暖かい日だった。
何で今日に限って外に出る仕事なんだよぉ…と少し私の運を恨む。
『はぁ〜日陰とかないかな…』
日差しの強い道をトボトボと歩きながら、手で顔を仰ぐ。
ひやっ…と首筋に肌寒い風が当たる。
『ぅひゃっ…!?』
反射的に後ろをバッと向く。
『……ここから?』
昼間にしては薄暗い路地裏の入る。
真夏とは思えないほどの寒気がひんやりとする。
『くっらぁ…さっむ…』
腕を擦りながら薄暗い路地を歩いていく。
なんで私ここに入っちゃったんだろ…
ホラー苦手なのに…何してるんだよ!!!
ゴソッ
『ぴゃッッッッッッ!?!?!?』
『お、お化け!?!?!?!?』
?「……誰?」
『お化け…じゃない…?…子供?』
?「……。」
『……ね、ねぇねぇ、君…名前、言えるかな?』
?「……。」
『っあ~…!!言いたくなかったら大丈夫だよ!!💦 』
どうしよう、子供ってどう対応すればいいんだ!?
『えぇっと…!!💦』
?「…さくら。」
『え?』
桜「華乃…桜…。」
「お姉さんは?」
『えぇっと、小百合!鹿野川小百合だよ!』
桜「…小百合…。」
『そう!小百合!』
『宜しくね!』
桜「ぁえ、…よ、宜しく…お願いします…。」
『うんうん♪』
ちょっとは気が抜けたかな…?
桜ちゃんの様子をみて、少しだけほっとする。
『…そうだ、桜ちゃん。』
『行くところ、ない…よね、?』
桜「…うん。」
『じゃあさ、お姉さんと「武装探偵社」ってところに行ってみない?』
桜「武装探偵社…?」
『そうそう。きっと皆も桜ちゃんと仲良くしたいと思うんだ♪』
桜「……そうなの…?」
『うん!私が保証する!』
桜「……行く…。」
「小百合お姉さんに着いてく…。」
『!!』
『分かった♪じゃあこっち行こっか!』
私は桜ちゃんの手を軽く取る。
桜「…うんっ…、!」
『そういえば桜ちゃん、最初人を警戒してたけど…私は大丈夫なの?』
桜「…うん、小百合お姉さんは怖くないよ」
桜ちゃんがふわりと笑ってみせる。
……可愛いぃぃぃ〜!!!!
『ふふ、そっか。』
名前:華乃 桜
年齢:10歳
好きな物:人形
嫌いな物:しつこい人
異能力名:操り人形
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
176