テラーノベル
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春の穏やかな午後。
病室の窓から差し込む柔らかな陽射しの中、緋八マナは小さなベッドを見つめながら静かに笑っていた。
「……ライ」
「うん?」
隣に座る伊波ライの目は真っ赤だった。
「ほんまに会えたなぁ……」
「うん……」
ライは涙を拭いながら笑う。
「嬉しくて、なんか……涙止まらない」
「俺も」
マナも目元を押さえながら微笑んだ。
「夢みたいや」
「ずっと会いたかったもんな」
小さな寝息。
優しい温もり。
二人は顔を見合わせて、また涙をこぼした。
「幸せやなぁ」
「うん」
その時。
コンコン。
「失礼しまーす!」
「お邪魔するぞー!」
勢いよく入ってきたのは、イッテツとリト。
「おめでとう!」
「よく頑張ったね」
「ありがとう〜!」
イッテツの長男も、ベッドを覗き込んで目を輝かせる。
「ちっちゃい!」
「かわいい〜!」
その後ろから、
「やっほー!」
ウェンとロウもやって来た。
「会えた!」
「こんにちは〜」
ウェンは感動したように目を丸くする。
「うわぁ……」
「かわいすぎるやろ……」
ロウも優しく笑った。
「二人とも、本当におめでとう」
さらに、
「失礼します」
「来たよ〜」
ショウとカゲツも顔を見せる。
「ついに会えたね」
「楽しみにしてたんだ」
病室はたちまち賑やかになった。
「マナ、ライ」
リトが優しく微笑む。
「家族が増えるって、本当に素敵なことだね」
「うん」
「これから大変なこともあると思うけど」
「一人じゃないぞ!」
イッテツが笑う。
「何かあったら呼べ!」
「夜中でも行くからな!」
ウェンも元気よく言う。
「みんなで面倒見る!」
「みんなで遊ぼうね」
カゲツが穏やかに笑う。
「成長を見るのが楽しみだな」
ショウも微笑んだ。
そんな仲間たちの言葉を聞きながら、ライはまた目を潤ませる。
「ライ、また泣いてる」
「だって嬉しくて……」
「俺も泣きそうや」
「二人とも親バカだな」
「当たり前や!」
病室に笑い声が広がる。
窓の外には、優しい春の空。
たくさんの人に見守られて。
たくさんの愛に包まれて。
小さな家族の新しい毎日が、静かに始まっていく。
「ようこそ、陽向」
その小さな寝息に、八人は自然と笑顔になった。
そしてこれからも——
笑ったり、悩んだり、支え合ったりしながら。
みんなで、ゆっくりと未来を歩いていくのだった。
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ナギサノサナギ
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コメント
1件
いやもう最後まで読み終わったんだけど……涙が止まらないんですけど!!😭💕✨ 「ようこそ、陽向」ってタイトルからしてずるいよ…新生児の名前「陽向」くんなのかな?日差しのような温かい存在がマナとライの元に来てくれたのが本当に尊すぎる🥺💖 みんなが駆けつけるシーン、イッテツの「夜中でも行くからな!」にもう心臓ぎゅっとなった…このチームの絆が全編通してちゃんと生きてるのが泣ける。最終話って知って寂しいけど、この温かい空気がずっと続きますようにって心から思える素敵な締めくくりでした…!しろまるさん、本当にお疲れ様でした🌸💕