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和馬(なんで心さんの能力の事……?!)

和馬(誰にも言ってないって心さんも言ってたし俺も誰にも言ってなかった)

和馬(あの時の会話を聞いた奴がいるのか?)

和馬(でもだとしたらなんで言うんだ?別にメリットなんて……)

マジでショックだわ〜

それな

なんか裏切られた感じ

「お前らそれ以上心のこと悪く言うなら許さねえぞ」

和馬(心さんといつも一緒にいる人だ)

ふみ「言いたくない理由があると思うんだけど」

ないだろ、俺らの心の中覗いて見下してたんだろ

心さんの友達と過ぎたことを言う人で言い合いになってるところを見ながらヒソヒソと心さんの事を言う人とで教室の中では心さんの話題で尽きない。

心さんの事を好き勝手言う奴らにいつのまにか苛立ちを感じてた

優「和馬はさどうおm…和馬?」

和馬「し、信じてた」

俺が口を開いた途端教室は静かになった。

和馬「信じてた、信頼してた…人に裏切られた時の絶望にも似た感情はよく分かる」

「だから心は…!」

和馬「でも今回は違う…心さんは裏切ったわけじゃない。言えなかったんだ」

和馬「悩んで、苦しんで、それでも足掻いて出した答えが言わない事なんだ」

和馬「心さんのトラウマにも近い恐怖を理解してあげられなかった俺たちに…」

和馬「心さんを批判する権利はない…!」

盛大な沈黙が流れた…誰も声を上げなかった。 その静寂を破るようにドアが開いた。そこには心さんがいた

心「……その、かくしてt……」

「いいよ、アタシらが悪い」

「お前らも謝れよ」

…ごめん

心「ううん、大丈夫」

心「ずっと話したかったの、ただ怖くて」

「理由が意味をなさなくなった時でいいよ。話すのは」

心「みんな優しすぎるよ〜…!」

「礼ならあいつに… 」

優「うわっ!和馬熱やば!」

心「え!?ちょっと?!大丈夫??!」

和馬「似合わない事して熱がぶり返したみたいです」

心「保健室行く?」

和馬「はい、ちょっと行ってきます」

心「はい」

和馬「はい…?」

心「肩貸すってこと!」

和馬「大丈夫ですって」

心「大丈夫じゃないからやってるんでしょ」

心「ほら行くよ」

心「さっきはありがとね…」

和馬「いえ、好き勝手言ってたのが気に食わなかったんで」

心「それでも…嬉しかったの」

心「ありがとう!」

和馬「どういたしまして」

心が読める心さん

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