あれは確か、80年前の事。
今でも忘れられてない。
この手で国を殺したことを____。
⚠︎︎注意⚠︎︎
・原爆,戦争表現あり
・死ネタあり
・実際の人物表現なし
・政治的意図なし
それでも大丈夫な方は···▸
此処は日本。
辺りは焼け野原になり、音がしない。
崩れた建物、消えてしまった人々。
瓦礫からちらほらと火がたっている。
何も無くなったこの場所である国が歩いていた。
その名はアメリカという。
【米side】
米「……」
米(何もねぇ…)
2回核を使ったが…ここまでとはな。
瓦礫が散乱、こんな事で怪我したら親父に怒られる。それだけは避けたい。
んな事より、“彼奴”は何処に行ったんだ。
もう死んだのか?嫌、“アジアの狂犬”ここ迄弱くはないだろう。
米「はぁ…くっそ、何故居ないんだよ」
最期に顔合わせでもしておきたいんだが…。
ガタッ…
米「んぁ?」
……
米(そこか)
物音がした方向にアメリカが向かう。
その先にはある国がいた。
米「なぁ~んだ。此処に居たのか。」
???「チッ」
米「おいおい、折角来てやったのに舌打ちは無いぜ?
アジアの狂犬、大日本帝国さんよぉ?」
日帝「黙れ」
米「嫌ぁ~…それにしてもその見た目、何があったんだ?」
日帝「とぼけるな、この様にしたのは貴様だろう」
日帝がアメリカに睨みつける。
米「はっ笑お前はもう戦えないな、さっさと降参して貰えないか?」
アメリカは日帝の近くに行き、座り込んでいる日帝と目線を合わせる様にしゃがみこむ。
目は笑っていなかった。
降参して貰えるのを待ち望んで居たのだ。
処が日帝は、笑顔で答えた。
日帝「もう戦えないから降参?馬鹿げた話だ」
日帝「俺はまだ戦える。この國を守る為、天皇陛下の為に」
米「…そうか」
米「確かに、大日本帝国陸軍サマが直ぐにへばる訳ねぇもんな!!」
米「じゃあ戦おうじゃないか、國を守るんだったらな」
アメリカが銃を構える。
日帝「嗚呼、」
日帝「貴様には負けない、必ず勝つ」
日帝が鞘から刀を出し、構える。
これで全てが決まる。
米「ははっ笑」
日帝「糞が…」
圧勝だった。
矢張りアメリカの方が強い。
米「勝てる訳ねぇって言っただろ」
返事はない。
米「その体で生きれるとしても…」
米「後遺症が残ってお前の“兄弟”に負担をかけるだけ」
米「お前は、死んだ方がマシだ」
静まり返る。
少し間を開けた後、日帝が口を開く。
日帝「そう…かもな」
余りの返答にアメリカは驚いた。
そして日帝が続けて話す。
日帝「これ以上戦っても、俺は死ぬだろうな」
日帝「でも謝りたいなぁ…」
日帝「“海と空”、それに“パラオ”にも…」
日帝の目から頬につたって涙が流れる。
話の内容が気になって思わず…
米「…お前は何をしたんだ」
日帝「……は?」
米「お前の兄弟とパラオって奴に、何をしたんだ。何故謝りたい?」
日帝「…そうだな…」
懐かしそうに話す。
日帝「喧嘩…してしまったんだ。」
この戦いが始まる前の事。
日帝『だから何故そうなる』
此処は日本家の居間。
日帝の声が部屋中に渡る。
???『普通に考えればそうなる』
???『もっと冷静に考えてみろよ!』
???の声が響き渡る。
日帝『こっちは至って冷静だ』
日帝『お前が冷静に成るべきだぞ!』
日帝**『海!!』**
喧嘩相手の名前は海という。
???『ちょっと!2人共、お願いだから落ち着いて…』
仲裁しようとする???。
海『空、お前には関係ないことだ』
仲裁をしようとしている彼の名前は空という。
空『関係あるよ、これは家族の問題なんだから!!』
日帝『済まないが空。何処かに行っておいでくれ』
空『陸兄まで…でも僕は解決するまで居るから』
空は結構頑固だ。
兄2人になんと言われようとも抵抗する。
海『はぁ?何度も言っただろ、お前には関係ねぇんだよ!』
空『関係あるないじゃない!こんな事で喧嘩しないで欲しいんだよ、僕達はいつ死ぬかわかんないから司令が来るまで平和でいたいの!』
余り怒らない空も怒り出す。
これには2人は驚いていた。
空『はぁはぁ……』
空『…もういいよ』
何処かへ空が去っていく。
日帝『空!!』
そう声を出した時には遅かった。
其れから、3人とは話さなくなった。
気づけば、司令が来て、互いに会わなくなった。
米「つまんねぇ話だ、欠伸が出る」
日帝「それでも…聞いてくれたんだな…」
米「……まぁ」
少し照れ臭そうだった。
米「んでパラオって言う奴は」
日帝「んぁ~…」
日帝「……良いかな」
米「良いのかよ?!」
日帝「嗚呼、パラオは俺の事嫌っているだろうし」
米「ほーん……」
米「もう良いか?」
アメリカが銃を構える。
日帝「そうだな……」
日帝「済まないが米帝、貴様と…約束があるんだ…」
米「俺とか?」
不思議そうに聞く。
日帝「嗚呼…」
米「じゃあ何だ、さっさと言え」
日帝「米帝、この世界…平和にしてくれないか…?」
米「……は??」
日帝「世界をこんな風にさせたのは俺が元凶なのは存じ上げている…」
日帝「平和にし直そうとしても俺はもう死ぬからな…」
日帝「お前に託そうと思う」
米「……分かった、俺が平和にさせてやるよ」
日帝「理解が早いな…助かる…」
日帝は小さく笑う。
悲しい目をしているけど…。
米「それだけか?」
日帝「嗚呼、言いたいことは全て言えた…」
米「そうか」
再び銃を構えて日帝に向ける。
日帝「今まで有難うな、また来世で会えたら…____。」
バンッ!!
銃の発砲音だけが響く。
米「………。」
暗い道を歩いて行く。
勝った事を報告する為に少し早歩きになる。
米「平和…約束…」
俺に出来んのかー?、と言いながら歩く。
米「また来世…か……」
日帝の発言が脳にこびり付いて離れない。
米「生まれ変わりなんか信じるかよ、阿呆」
日が昇り、夜が明けた。
空は青く澄んでいて綺麗だった。
まるで、平和の扉が開いたかの様に____。
現代
【米side】
ピピピッピピピッ
目覚まし時計が鳴る。
米「…んぁ……」
米「もう朝かよ…」
米「ねみぃ……」
眠い目を擦る。
米(懐かしい夢を見た気がする…)
米(…気のせいか)
ドンドンドンッ
誰だ…??朝からうるさ…(
???「兄さんおはよう!!パンケーキ出来てるよ!!」
米「何だ“カナダ”か…」
???「えー」
加「逆に誰だと思ったの~?」
米「テンションがとち狂った親父笑 」
加「それはヤバいって笑」
2人で笑っていたら1階から
《なんか言いましたー??》
って言う親父の声が…
地獄耳すぎるだろ(
加「んじゃ、着替えたら1階来てね」
米「OK!ありがとうな!!」
加「どう致しまして~♪」
ルンルンで降りってった…
今日も窓の外を見る。
米「よし!!」
米「今日も“平和”だな!!!」
綺麗な見慣れた街______。
彼奴にも見せてやりてぇよ。
#1.End
どうも主です!!
この度は、#1.を見て頂き有難う御座います!
この物語は不定期投稿になるかもです…
申し訳御座いません!
その代わり内容は凝らせます!!
こちら、前垢でのリメイク作品となっております!
前垢とは内容がほぼ違いますがお許し下さい
これからのキャラクターの行動等…
楽しみですね!((
それでは、また次回でお会いしましょう
今回ノベルに挑戦シマシタ。
NEXT···▸
コメント
6件
リメイク版のリメイク版やなwww おいしい!
あああああああ泣けるぜぇ!
くぅっ…ノベル!!! しかもてぇてぇに泣ける…!!! クソ続きに期待してます神様(やばこいつ