「シャドウ〜!」
「なんだ、ソニック、」
「もうすぐで俺らが付き合って2年になるだろ? だから…今日一緒に出かけようぜ!」
今日こそは一緒にデートしたかった。
いつもGUNの仕事で忙しいからと断られるからだ。
「すまないソニック、仕事だ、」
「……まぁ、そうだよな…」
案の定、今日も断られてしまった。しょうがないことだって自分でもわかっている、でも少しだけ寂しかった。シャドウともっと一緒に居たかった。
「……だが、明日なら行けるぞ、」
急なシャドウの言葉にソニックは耳を疑った。でも念願のシャドウとのデートで、とっても嬉しかった。
「じゃ、じゃあ!明日デートな!!」
その日はとてもテンションが上がった日だった。
だがこの後自分が泣いてしまうなんて想像もしなかった……
次の日…
「シャドウ!出かけるぞ!!」
「そうだな、行くか」
「どこに行きたい?!ロス?パリ?」
シャドウの行きたいところに行きたかった。ただそれだけで幸せだった。
「そうだな…」
シャドウは考えてくれているようだ。
「どこでもいいぞ!!俺たち音速だしどんなところでもすぐに行けるだろ?」
久しぶりのデートでとてもワクワクしていた。シャドウは一体どこに行きたいんだろう。
「…ソニック、君が行きたいところはないのか?」
「…..俺はシャドウが行きたいところでいいぞ?」
期待していた返事と違って少しだけ戸惑った。
「僕は特にない、ソニック、君が行きたいところに行きたい。」
これもシャドウの優しさだと思うと嬉しい反面、シャドウは俺と一緒に行きたいところがないのか、と思うと少しだけ心が締め付けられる。
「じゃ、じゃあ、グリーンヒルに…」
少しトーンの低い声で言ったため、シャドウは心配してくれた。
「ソニック、大丈夫か?」
どうしてしまったのだろう、シャドウとデートをしているのに何故か気分が上がらなかった。
「あ、? あぁ、大丈夫さ、」
そして2人でグリーンヒルへ走って行った。
走っている途中、頭のすみにモヤモヤがあった。
「やっぱりここは気持ちがいいな!シャドウ!」
自分の好きなところに来たからか少し気分が晴れた。
「シャドウ!何がしたい?」
気になって聞いて見た。さっきみたいな返され方をされなければいいのだが、、
「…ソニックが好きなことをしよう、」
「…また俺が決めるのかよ…?」
さっきと同じだ、少しだけ嫌気がたつ。
「…僕は君の笑顔が見れればそれで十分なんだ。」
嬉しい気持ちとなにかの気持ちが入り交じっている。そのなにかが自分には分からなかった。悔しさ?憎しみ?そんなものじゃない。
もっと心を苦しませるものだってことは確かだ。
「なぁ,シャドウ、せっかく久しぶりにデートしてるのに、俺だけに決めさせるのは良くないぜ?俺はシャドウの行きたいところに行きたいし、シャドウが食べたいものを食べたい…。」
自分の思ったことを言ってみた。
「………」
シャドウは前を向いたまま黙り込んだ。何を考えているのか知りたかった。だが、考えれば考えるほど苦しさが増す。
(もしかしてシャドウ、デートしたくなかったのかな、)
そんな考えがソニックの頭によぎる。もしそうだとしたらシャドウに無理をさせたくない、この場はもう解散した方が良さそうだ、ソニックはそう考えてしまった。
(久しぶりのデート、楽しみだったのにな、)
徐々に目の周りが熱くなる。これから自分は泣いてしまうのか、泣いた顔なんて情けなくてシャドウに見せられない、そう思い,立ち上がり、思い切ってシャドウにこう告げる。
「Sorry,シャドウ、先に帰る、」
急なソニックの言葉にびっくりしたのか前を向いていたシャドウの顔はソニックの方へ勢いよく向く。ソニックの顔は今にも泣きそうだった。
「…っ、ソニック…?!」
こう言うまもなくソニックは走ってどこかへ行ってしまっていた。
ソニックを追いかけるべきか、迷ったあげく、追いかけないことにした。今はそっとしておいた方が良さそうだったから、 …そう言い訳を作った。本当は追いかけようとするも足が動かなかった。
( ソニックの考えを優先したかったのだが、)
シャドウは1人で考え込んでいた。携帯でソニックに電話をかけても応答はない。
「…そうだよな……すまない、ソニック…どこにいるんだ、」
ソニックはただひたすら走った、シャドウに追いつかれないよう。目からこぼれ落ちた涙が頬をつたる。シャドウに泣いていることを見られなくて安心したのか、何故か涙が止まらなかった。ソニックは寂しかったのだ。今までのどんな気持ちよりも苦しいものだった。
「シャドウのバカ…!!!」
ソニックの口から本音が漏れる。
(バカバカバカバカバカ!!!!!!!)
普段は泣くにしても、声をあげて泣かないのだが、今回の件はいつもとは違う。いつもよりも声をあげて泣いていた。
家に着いた。走っている時に雨が少し降ったためか、体が濡れているが、拭く気力もわかず、そのまま勢いよくベッドへ飛び込んだ。
…部屋にソニックの泣く声が響く、ソニックはただただ苦しかった、それだけだった。
「ん…?今何時だ…?」
ソニックがベッドから体を起こし、目をこする。時計の短い針は夜の11時をさす。あれから泣き疲れてそのまま寝てしまっていたようだ。あたりは真っ暗だった、
「シャドウ、」
思わず口から愛する人の名前が出る、枕やシーツを触ってみるとしっとりと濡れていた、これは自分の涙と雨でこうなったらしい、そうみてとれた。
ドアの隙間からほんの少しのあかりが見える。ベッドからおり、ドアを開けると、そこにはソファーに座っているシャドウがいた。
シャドウは頭を手で支え、机の上にはクシャクシャになったティッシュがひとつ置かれていた。シャドウは泣いたのだろうか、
「シャドウ、」
「……ソニック、!」
シャドウは勢いよくソファーから立ち上がりこちらを見た。シャドウの顔から心配させていたことがわかった。ソニックは急にデートを抜け出したことについて謝ろうとし、口を開こうとすると、
「すまない、ソニック…僕が悪かった。」
シャドウが自身から謝ってきた。
悪いのは自分なのに、シャドウごめん、と思うと目に涙がにじんだ。するとソニックはシャドウに抱きついていた。
「シャドウ……!!!バカ!!!」
泣きながらそう訴えた、本当は謝りたかったのだが素直になれなかった。
「ソニック、すまなかった、」
お互いが相手の体を強く抱きしめていた。
そしてそのままベッドに行き、眠りについた針鼠ふたりなのでした。
シャソニはいいね、大好き!!!
ここから18禁です、見たいという方はそのままお読みください!
「シャドウ…///」
「ソニック、どうした」
ソニックは自分の右手を下の方へ持っていく。そこには布団の上からでもしっかり目視できる程のものがあった、
「シャドウ、俺溜まってるかも、//」
顔を赤く染め、微笑みながら言うと、シャドウはピクッとした。
するとシャドウは突発的にソニックにキスをしていた。いつもより激しく、
「んっ…///」
ソニックからもれた声が、キスをもっと激しくさせる。ソニックの腕は自然にシャドウの首元に添えられていた。
ぷはぁ// と 長いキスが終わる。
「痛いが、我慢しろよ、」
「わかってるさ、シャドウ、//」
「んっ…/// あっ…! んぅ..」
部屋にソニックの声が響きわたる。
ソニックのものを上下に擦ってやると、もっと声が出た。
シャドウの耳元で聞こえる声はシャドウの気持ちをもっと高まらせる。
「シャ、シャドウ… キ、キス..//」
ソニックの顔はトロンとしており、今まで見たことない顔だった。それにソニックからキスを要求することは珍しかった。それほど自分の性欲を我慢していたのだろうか、でも正直自分もそうだった。
「シャ,ドウ…もう、我慢できない、///」
するとソニックはシャドウのうえにまたがり、無理やり入れようとする。
まだ慣らしてもいないのに…
「ぁあ…んぅ,////」
「ソ、ソニック.. !」
慣らしていないため入口は狭く、入るにはとても時間はかかるし、痛いはずだ。だが、ソニックは涙を浮かべながらも必死に入れようとする。痛みに耐えようとして、シャドウを強く抱きしめた。
1分ぐらいかけ、ようやく先っぽが入る。お互い痛いはずなのだが、それもつかの間、いつしか快感へと変わるのだ。
「あっ,///入っ たぁ…//」
時間をかけながらもソニックは、ずっと求めていたものが入り、目に涙を浮かべながら笑っていた。その顔は不覚にもどんな顔よりもかわいいと思ってしまった自分がいる。
するとソニックは、ぐちゅ、と卑猥な音をたてながら少しずつ動いていった。
「ソニック…!ソニック…!」
「…シャドウ…!////」
ソニックの腰は止まることを知らないように、激しく動いていた。パンパンという音が部屋に響いた。
「ソニック、無理をするんじゃない、」
「あ、あっ//はぁ…// とか言って,シャドウ、もう、出るんじゃねーか?//」
それはソニックなのに少し煽るように言ってきた。するとシャドウの中の何かがプツっと切れた。シャドウはソニックの肩を掴み、ベッドに押し倒した。
「ひゃ、ひゃドウ?」
シャドウを怒らせてしまったか、そう思っていると、
「君が煽ったんだ、責任は取らないぞ?」
シャドウはイタズラっぽくニヤリと笑った。
シャドウはソニックの腰をもつと、ゆっくりと抜き、一気に奥へとさした。そして、今までしてこなかった速度で抜き差しをしていく。ソニックは思いっきり奥をつかれ、あっけなく出てしまった。すると中はもっと締め付けが強くなる。
「っ………?!シャ,シャドウ…////も、もうイったって、//イったてば…!!////」
そう訴えかけてもシャドウは止まる素振りすらしなかった。
「さっきの言葉を忘れたか?責任は取らないぞ?」
シャドウはソニックの手首を抑えつきながら自分の好きなように動いて行った。
「あ、あぅ//シャドウ…//お、おれ、またぁ…////」
「くっ…ソニック、!」
そして2人同時に……
2人は汗だくになりながらベッドに仰向けになった。
「ソニック、愛してる、」
「俺もだぜ、シャドウ、//」
〜END〜
いやぁ、書いてる時にやけが止まらなかった笑笑
おつかれ自分!
コメント
9件
すごいいい話ですね! あまりのよさに泣きそうでした、、、
やはりソニシャドは尊い