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会社の会議室、おんりーﾁｬﾝと二人きりでみんなが来るのを待っていた。
たまたま早起きした俺は少し早めに会社に来たのだが、それよりも先におんりーﾁｬﾝが来ていた。
時計を見てまだ時間があると分かったのでスマホを弄って時間を潰す。
暫くそうしていたらおんりーﾁｬﾝに話しかけられた。
「ねぇ、この辺で殺人事件あったらしいよ。」
「えぇ!?まじかよ…」
「しかも、凶器の包丁はまだ見つかってないって。」
「へぇ…」
事件…いつもは特に気にしないのに近くで起きたとなると少し怖い。
それに凶器も…
「……待て、なんで見つかってないのに凶器が包丁だって知ってるんだ？」
「……。」
「おい、なんか言ってくれよ！」
「….MEN、お願い。犯人を見つけてよ。」
「え、ちょｯ、それってどういう….！」
気付けば布団の上だった。暫く天井を見つめたあと、あぁ、あれは夢だったんだと理解する。
凄く疲れたような、夢で安心したような。
寝汗でぐっしょりだ。
ふと、リモコンをとってテレビをつけたらちょうど7時だった。いつもより早く目が覚めてしまったようだ。
チャンネルを変えニュースを見た瞬間、頭が真っ白になった。
『東京都○○区で殺人事件がありました。凶器はまだ見つかっておらず、犯人は現在も逃走中です。
被害者は＿＿＿＿』
そこには、夢に出てきたあの子の名前があった。
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