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さっそくひとつ目のリクを消費してくyo!

素敵なリクエストありがとうございます!!

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「な、無い…!?」

無い。

どこにもない。

洗濯機、タンス、風呂場、トイレ、書記長室、総統室、機関室…

どこを探しても見当たらない。

あれがないと落ち着かない…

はやく見つけてしまわないと……!

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「……ン!…と…!」

「トントン!!!」

「ッ!?びっ…くりした……なんや?シャオロン」

「だーかーらー!!!マフラーどしたんやって!!」

そう言って目の前にいるシャオロンは俺の首元辺りを指差す。

俺は普段隠れている自分の首を撫でるように触り、やっぱり無いと寂しいなと思った。

「なんかマフラー無いトントンはトントンじゃない感じがするねんけど!!」

「いやぁ…俺もそうやねんけど」

「そういや、ゾムは?」

「あー俺も知らんのよな…」

「え!?!?それ大丈夫なやつなん!?」

「え?ああ、全然大丈夫やで?大方エミさんの所とかにおるんとちゃうかな」

「ふーん…なんか、ゾムも成長したんやな…親離れしていきよるやん」

「お、親離れ……、」

そうか…ゾムはこれから成長していったら俺から離れていくのか…

なんだかそう遠くなさそうな未来に少し胸が苦しくなる。

「ふはっwトントンは一生子離れ出来なさそうやなw」

「なっ、、、いや…そうかもしれんな…」

ゾムが大人になって俺から離れて成長していくなんて…想像も出来ないししたくもない。

「はやくマフラー見つかるとええな!!」

「おう」

_______________________

「マフラー探すついでにゾムも探すか…」

多分…いや、きっとゾムはエミさんの所にいるはずだ。

ゾムを見つけてから一緒にマフラーを探そう。

……やっぱ俺子離れ出来てへんのやな、

いやでもせめて子供の内は、!

そんな葛藤を頭の中で繰り広げながら歩いているとエミさんとゾムが居るであろう図書室に着いた。

「エミさんー?」

「はいはい?どうされたんですか、トントンさん」

「ゾムおらん?」

「ゾムさんですか?それなら先ほどまでいましたが…今は中庭でコネシマさんと遊んでるはずですよ」

「うわっタイミング悪かったんやな…」

とりあえずエミさんに礼を言ってから中庭まで向かう。

ここから中庭って結構距離あるんよな…

シッマみたいに足の速いやつだったら全然そんな事ないんやけどな…

最近では散歩以外に動き回ることが無いため、すっかり自分の腹回りについてしまった贅肉をつまむ。

…痩せよかな………

そう決意しながらも、実行するのは当分先になりそうやなとも思ってしまった。

_______________________

しばらくして中庭に着いたがゾムと思われる姿もシッマと思われる姿はひとつもなかった。

まさか…また遅かったんか……

はあ…とため息をついてせめてどこに行ったのか知ってるやつは居ないだろうかと辺りを見渡す。

「げっ………」

「あ」

サボっている鬱なら見つけたが気まずそうに目を逸らした後逃げようとしていたので捕まえて座らせた。

「ここでシッマとゾムが遊んどったはずやねんけどそのあとどこ行ったか知っとる?」

「ぇ…!?あ、確か食堂に…」

「そか、書類今日中に終わってなかったら許さへんからな」

「ははは〜…まあ努力はしてみるわ」

「あ?」

「いえ!精一杯頑張ります!!」

「せやな」

あ、というか俺も仕事残っとるやんけ

いやマフラー見つかるまでは仕事なんてしてられねぇ…

そう自分に言い聞かせながら食堂に向かった。

_______________________

「………一歩遅かった…」

まあなんというかお察しの通り、食堂に2人の姿は無く代わりにロボロの姿があった。

こいつ…ほんまによう食うな……

見ているだけでお腹がいっぱいになりそうな量を1人で容易く平らげる小さな彼は本当に何者なんだろうか。

「ん?トントンやん!!なにしてんの?」

「ゾム探しとってな?食堂におる言われたから来たんやけど…」

「あーどんまいトントンがくる何分か前にシッマと中庭行ったで」

「はぁ……」

ここまですれ違いが起きるのは珍しいなと思いつつ中庭に戻った。

_______________________

「あ、おった……って」

中庭に戻ればシッマと仲良くお昼寝をするゾムがいた。

ゾムには無くしていた俺のマフラーが掛かっており端の方を小さな両手でぎゅっと握りながら寝ていた。

はえ〜かわよ…

思わず写真を撮りたくなったがあいにく手元に写真を撮るようなものは無く、落胆する。

しばらくそれを眺めていると自分もうとうとし始めゾムの顔を真正面で眺めながら寝た。

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「ん?」


「あいつら仲良すぎやろw」


数時間後たまたま中庭に来たシャオロンによって写真が撮られ幹部全員に共有された。

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おまけ

「あれ?ゾムさんそのマフラー…」

「ととの!」

「ですよね!?なんで持ってるんですか?」

「とった!」

「とったんですか!それは返さないとダメですよ!」

「いやや!!ととのにおいすきやもん!」

(理由が可愛すぎますって…さすがにこれは怒れませんね……)

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本当はもっと早く書く予定だったんですけどね…ちょっと文化祭が近かったこともあってなかなか書けませんでした…他のリクもできるだけ早く書けるようにするんでおまちを!!

軍人に子育ては無理がある!

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コメント

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ユーザー

天の声さんと一緒にみたぁぁぁぁい

ユーザー

可愛い...未来はどうなるのかしらぁん♡美人さん?♡それとも可愛いまま?♡楽しみだわぁん♡(スイマセンフザケマシタ)

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