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やるなら徹底的にっていうスタンス良いと思います! 私もできれば四季君一回フルボッコにされてほしいなとは思ったこと会ったので💧

続きありがとうございます♪😭
⚠️注意事項⚠️
暴力的なコンテンツがございます…
NGの方は自衛をお願いします。やるんだったらとことんフルボッコにしたいという主の思いによって、色々と残酷なシーンがあるかもです…
読了後の苦情は聞きますが大凡しょげます…
手始めにと、防護服で身を包んだ桃太郎はトレーの上に様々な工具を置いた。
『何が良い』
そう言われようともどうせ用途は拷問ということに変わりはないのだ。
ペンチは爪を剥ぐ用で、ボルトクリッパーは指を切り落とす用かな…糸鋸は腕やら太い部分の切断。
強いて言うならマイナスドライバの使い道が不明な点ぐらいだろう。
どうせなら
「じゃあ、マイナスドライバで」
ニヤリと笑いながら答えてやれば、相手は畏怖の表情のままマイナスドライバを片手に持った。
四季の正面に立ち、ゆっくりと右目にマイナスドライバを近付ける。一瞬で終わらせるのではなくゆっくりとじっくりとより深い恐怖を味わえるように。
はっきりと見えていた先端が徐々に大きくモヤがかかったようにボヤけてくる、瞼は落ちる事がないように押さえられている。
瞳の端と平行になるようにゆっくり金属が眼球と瞼の間を通った。
グチュ、という粘膜の音と肉が角によって内側から削がれる音が鼓膜を直に犯していく。
動けば余計にズレて痛みは倍増する、頭部をズラす事で痛みから逃れようとする本能を理性で押し殺しながら、音にならずに咥内で響く叫びが漏れる。
「ん゛〜!!!!!!!」
されど穏やかに手を進めるだけの作業員に、早くやってくれと乞いたくなる四季。
視界は己が血で濡れて赤く染まる、それが余計に染みて涙が零れ落ちる。
押さえのない左目は苦痛に耐えるように固く閉ざされながらも涙を頬に伝わせる、それも耐えることがなく。
ブチッ
その音で四季の視界は暗転する。急な事に驚き左目を見開けば光が見える。開いているはずの右目だけ光が見えない。
ズッ、グチャブチ
眼球がズレる音、マイナスドライバによって血肉がより混ざる音。神経と筋肉が眼球から千切れる音。
見えないはずなのにも関わらず四季の頭にはありありとその映像が浮かんだ。
ズル
あー…この音は、目が引き摺りだされた音だ…頭でハッキリと分かった。
『見る?自分の目』
そう言って左目に写ったのは己の眼球。血に塗れていた球体にある、青く暗い瞳孔はこう見れば確かに綺麗なと思った。
綺麗だね。と何度も言っていた彼らをふと思い出した。
『綺麗だ』
『綺麗だね』
『嫌いじゃねぇ』
あぁ、治るから良いか…
痛みで鈍る頭のままぼんやりとそう考える。
『よーし、話す気になった?』
「だから、言ってんだろ」
何にも無いそう言いかけた四季の口は言葉ではなく悲鳴を呻き声を上げた。
『君が言えるのは、否定じゃなくて情報だけだ』
『利口になろうか…モルモット』
チェーンカッターを加工したのだろうか、指を簡単に切断が出来るようになった事で小指が餌食になった。
地面に転がる指から溢れた血液で数センチの血溜まりができた。案外こんな細いものでも骨が切断できるものなんだなと余計な事だけを考えてしまう。
「、俺は、さ…お利口だから…裏切ることはしねぇの」
『先に爪の方が良かったかい?』
ペンチが爪に食い込み、片手に入れられた力によってミシリと音を立てる爪。
パキッ、ミシ
「っ!!」
拷問は幾つかされたけど、痛みはやっぱり慣れる事も消える事も一切無かった。
カツッ
血肉の付いた爪がコンクリートに当たって乾いた音を奏でた。
「…ちまちますんなよ、剥きたきゃ一気に剥け」
『知ってた?君が来てからもう3日も経ってるんだって』
爪を剥ぐ手は止めずにそんな事を言い出した。下唇を噛み締めながら痛みに耐える、それこそ血が滲み出すほどに。
『モルモット…君の仲間は君を助けてくれるのかな』
『それは一体いつになるんだろうね』
「…し、らねぇだろ。鬼は…あんたらが、思うよりもスゲェんだわ」
大丈夫、知ってる来てくれる。無人も真澄も…京夜だって。来てくれる大丈夫
1人暗い部屋でずっと思う。口に出せば情報として持っていかれる。どうせこの部屋にもあるんだろう、監視カメラが。
三日、実感が一切湧かない。日の光も時計も俺の目には一切届かないから。今が昼なのか夜なのかすらも判別が付かないのだから。
俺が気絶するか、研究員の奴らが区切りを付けるかのどちらか2択で終わる。それの繰り返し。
切断された指は軽く…適当に縫われているからこそ、不恰好にも徐々に治れかけている。鬼神の力は恐ろしい物だと今更になって自分が怖くなる。
血が使えなければ、ただの女でしか無い。戦闘も潜伏も一般の人よりも吐出しているだけの一般人でしかない。
「会いたいなぁ…」
グチャ
内側から内臓に触れられて臓物に指が這う。過度な違和感に四季は抑えきれない嘔吐感に襲われるものの、口からは胃液と唾液が混じった弱酸性の液体が出てくるだけだった。
「うっ…」
変わらずに椅子に縛り付けられているせいで顔は背けられない、膨大な違和感だったソレは一瞬で激痛へと変化した。
ズリュッ、ズッグチャ
異音に目線を向ければ収まっていたはずの自身の腸が見えるでは無いか。生きている腸は凹凸があって、血に濡れている部分は赤く照明が反射してテカリが出ている。
裂かれた腹から溢れ出ている血は足にまで伝ってきて、生暖かい感覚だけが残る。
気持ち悪さと想像を絶する激痛に四季は咽せる。
咳に混じっていたのは長時間の喘鳴によって傷ついていた喉の血液と胃液。
血を吐くのって痛いんだ…幽は毎回こんな痛かったんだなぁ…なんて感覚が麻痺した状態で後輩のことを憐れんだ。
四季からの反応が無い事に桃太郎は落胆し、まだ情報を吐かないのか…と思い腸を引き出すのをやめて針と糸を取り出した。
『うーん…今日は変えてみよっか拷問方法』
血に濡れた手で引き摺り出した腸を腹部に適当に入れ直しながら、そう言われた男の手には注射器が握られていた。
それからは擬似性行為が始まった。快楽による拷問。行為中でも四季は一切声を上げようとはしなかった、唇を噛み締めながら漏れる声を押し殺した。
何度も何度も行われた行為に四季は何度も吐き気に飲み込まれそうになりながらも日々を溶かした。
助けてくれと伸ばす手は毎度の如く空気を切って地面に落ちるだけ。