俺はかっこいいヒーローになりたかった。
強い個性でたくさんの人を助けられる
そんな男気あるヒーローになりたかった。
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「クソ髪」
「俺はお前の個性…嫌いじゃねぇよ…」
「かっこいい個性だと思う」
初めて自分の個性を褒められた。
「お前はぜってぇに」
「男気あるヒーローになれる」
俺は気づいたら泣いていた。
額からポロポロと雫が落ちていく。
男の子は言った。
「泣くなや」
「烈怒頼雄斗」
男の子は少し寂しそうな顔をしていた。
次の瞬間。
男の子は消えていた。
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いちこめ