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「余命があと1ヶ月なんだよな」
…………っ………は?
嘘でしょ待ってよ。今なんて、、、
動機が止まらない、手が痺れる感覚もあった
「、、、、、そっか。」
それしか今の私には書ける言葉がなかった。
「ごめん。ずっと隠してた。打ち明けたら、皆んなよそよそしくなって離れていくと知ってたから。それと姫華が気を使うと思ったから。本当ごめん。」
勇心が深く頭を下げて謝っている。
なんで謝られないと行けないの?
「謝らないで。勇心は何も悪くない。」
すると勇心が少し泣きそうな目になっていた
そんな顔を見るのは初めてだった。その感覚の次にこころがグッと締め付けられた
私はゆっくり勇心の隣に座る
「お話。聞かせて欲しい。言えないなら言わなくてもいい。」
「……….わかった。」
俺は覚悟を決めた
俺は両親がいない。両親が不慮の事故で亡くなってから。親戚同士の遺産争いがすごくて。両親が社長とかだったから遺産はあったらしい。
親遺産のために俺を育てようとする奴らもいた。なんも信じられなかったんだ。
でも俺のことを、遺産としてみてないたった1人の親戚のお爺さんに出会った。
ーお前ら。恥ずかしくないのか?目の前にある金に目が眩んで。こんな小さい子の人生をめちゃくちゃにして。
ーお爺さんだれ?
ー俺はな、お前を助けに来たんだ。
俺の目の前でかがんで頭をわしゃわしゃと撫でてくれたことを今も鮮明に覚えている。
ーこの子は俺が一人前になるまで育てる。文句はあるか。
親戚一同が黙る。
そのまま思いっきりドアを閉めて。出ていった。その時に親戚が
『なんだ、あのクソジジイ。』
『あんなジジイに何ができんだよ。』
『あのジジイも、どうせ遺産目当てだろw』
など、まだ小さかったがおじいちゃんに心無い言葉を浴びせていたのは覚えている。
そこから俺はそのおじいちゃんに育てられ、幸せに暮らしていた。
はずだった。
中学1年中盤急に頭が痛くなることもあった。我慢すれば良いだろう。そう思っていたが日に日に強くなる痛みに耐えられなくなり。病院に行くことにした。
最初医者に症状を話した。
血液検査もした。
だが結果が良くないのか、
さらに詳しく調べられる検査などをした。
そして中学1の後半。脳に腫瘍が見つかった。
検査結果を聞かされ絶望しているおじいちゃんの顔がいまだに脳裏に焼き付いている。
そこから、治療が始まった。
そこからは辛すぎて覚えていない。
そして。中学生2の春。余命宣告をされた。
元々腫瘍が大きすぎて。助かるかわからなかったらしい。不幸なことに。腫瘍は手術で撤去できない場所にあったとのことだ。
ーその時まではまだ余命が1年あった。
そして冬。彼女に出会った。
これまで死ぬなんてどうでもいいと思っていた。でも。『生きたい。』そう思ってしまった
こんな感情は不要、そんなことも考えた。けど彼女の会うたびに何故か切なくなってしまう。