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どのコンビでもあうけど毎回コンビ組むのセンスしかないです‼️、話の展開とか何から何まで天才だ、
愛してる。
涙もろいって思ったけど、この作品神すぎて泣けないわけがないです。 主さん天才
# そんなのできないよ、
20XX年
この世界では人間は極小数
この世界にいる生き物ほとんどがゾンビ化した
数百年前
あるウイルスが流行りだし、感染した人間の中にゾンビになった者がいた
そのゾンビに噛まれた者はゾンビになり、また別の者が噛まれていく
その連鎖が続き、今地球にいる生き物の中でも人間は0,5%しかいない
さくま) らうっ、起きて、!(小声)
らうーる) んっ…、
さくま) すぐそこまでゾンビが来てるっ、…
らうーる) あぇっ、…うそっ…
朝佐久間くんに起こされるとゾンビが近くまで来ていると聞かされた
らうーる) どうしよっ、…
さくま) 大丈夫、銃持って、
らうーる) むりっ、俺には撃てないっ…(震)
さくま) 撃たなくていい、俺が行くから護身用で持ってて、?
佐久間くんは勇敢にも建物の外に出ていった
らうーる) 佐久間くんっ…、(涙溜)
外から銃声が聞こえてくる
耳の横に心臓があるように大きく音が聞こえる
らうーる) はっ“、…ふっ“…
不安になり、過呼吸になってしまう
その緊迫感に数分耐えているとぱたっと銃声は聞こえなくなった
俺が恐怖で震えていると大好きな匂いに包まれた
さくま) らう、ただいまっ、…!(抱)
うずくまっている俺を優しく包み込んでくれる
らうーる) 佐久間くんっ、…(泣)
さくま) ごめん、遅くなっちゃった、…
らうーる) 怪我してないっ、?大丈夫なのっ、?(抱)
さくま) だいじょ~ぶ笑
優しく微笑んで安心させてくれる
さくま) ここも危ない、移動しよっか、?
らうーる) ぅ、うん…っ、
俺が嫌いなことは移動
どこもかしこもゾンビで埋め尽くされていてどこに行っても結局はゾンビに襲われる
その中でも佐久間くんは厳選して少なめなところに拠点を置く
だが、数日でもそこに居座るとあっという間にゾンビ達が集まってきて囲まれて死ぬ
だから移動しないわけにもいかない
だけど俺はとても移動が嫌いだ
なぜなら佐久間くんが危険にさらされるから
佐久間くんが先陣を切って前に出てくれるが俺は正直とても嫌だ
かと言って俺が前に出て勝てるのかと言われたら勝てない
だから後ろから着いて行くことしかできない
つくづく俺の無力さに呆れる
さくま) えっと~、次はここね!(地図指)
次の目的地はここから2kmほど離れた
クライアータウン
クライアータウンは女ゾンビが多いで有名だ
今いる町はメッゾタウン
メッゾタウンには目が見えないゾンビが多数
ゾンビ達の傾向は同じような能力、欠点を持った者たちで集まる
その中でも女ゾンビは殺しやすい
そのため佐久間くんはクライアータウンを選んだのだろう
らうーる) 2kmかっ…、
さくま) 大丈夫、俺が守るから信じて俺の後ろについて来て?
らうーる) うんっ、!
メッゾタウンの建物内に広げていた物を全て回収し、新たなゾンビが来る前にその場を立ち去る
さくま) おっけ~、銃ポケットに入れた?
らうーる) う、うん…
さくま) 基本は俺が最前に出て動くけどほんとに危ないってなったら躊躇なく引き金を引いて、
いつも移動の時に言ってくれる言葉
さくま) 俺はいいから、ゾンビが俺に噛み付いたとかになったら俺ごと撃って、
らうーる) そ、そんなのできないっ…
さくま) らう、生きるためにはこれしかないんだ、…ごめん、
死ぬ間際みたいなことを言う
らうーる) でも、佐久間くんは死なないでしょっ、…というか…佐久間くんが死ぬとか考えたくないっ、…
そういうと佐久間くんはにっと笑って言った
さくま) 俺は死なない。絶対にな?笑
さくま) だかららうも死なないで、?
らうーる) …うんっ、!
建物から静かに出る
周りには目の無いゾンビが沢山いる
この街の攻略法はできる限り音を立てないこと
ゾンビ達は目が見えない代わりにとても聴覚が優れている
さくま) し~っ…だよ、…(小声)
らうーる) ふっ、…はい、…
慎重に1歩1歩と進んでいく
建物から100mほど離れた頃くらいだろうか
俺たちの周りには唸りながら練り歩くゾンビたちが大量にいた
さくま) ここは特に多い、…細心の注意を払って移動するぞ、(手引)
ぞんび) ぁ“ぁ“…
らうーる) っ、ひっ…(震)
さくま) 落ち着いて、…深呼吸して、
パニック状態になりかけた俺に深呼吸を促してくれる
らうーる) ふ~っ…は~っ…、
深呼吸を2、3度繰り返したのち、移動を再開する
再開してすぐ最悪の事態が起きた
パキッ
俺が枝を踏んでしまった
らうーる) っは、…!?(汗)
その音を聞きつけたゾンビたちが続々と近づいてくる
さくま) らう、こっち、!(手引)
佐久間くんは高い車の上に登っていた
らうーる) はぁ“っ、佐久間く“っ、!(よじ登り)
さくま) 手掴んで、!(手出)
らうーる) はぁ“っ、はぁ“っ、!
パニックになりながらも必死に佐久間くんに捕まる
さくま) 上げるぞっ、!(持上)
らうーる) ぁ“っ、うぁ“ぁ…っ(泣)
さくま) 大丈夫、もう大丈夫だから。
らうーる) はぁっ、はぁ…(泣)
佐久間くんは俺をなだめながらゾンビを撃ち殺していく
佐久間くんの胸に顔を埋める
視界の端でゾンビがばたばたと倒れていくのが微かに見える
さくま) おっけ~、…ほぼ殺せたな、…
俺はまた役に立てなかった
らうーる) ごめんなさいっ…俺が音を立てたばっかりに…、こんな目に遭わせちゃって…
さくま) んん、い~の。車の上に登ってこれただけ凄いじゃん!らうが無事なら俺はそれでいいの。(撫)
俺の頭を撫でる佐久間くんの手は大きくて暖かくて優しさに包まれた手だった
山を超えてクライアータウンに着いた
さくま) やっと着いた、…笑
らうーる) 長かったね、…
俺らはもう既にくたくたになっていた
さくま) でもここからは油断できない、…女ゾンビとは言え、目が見える
さくま) ということは普通に見えているんだ、
そう。
この街のゾンビ達はみんな目が見えている
戦力がないだけで大人数になると莫大な力となるだろう
さくま) ここは建物が多い、だからそれを利用するんだ。
建物と建物の間を縫うように通っていくことによって見つかりにくくする作戦のようだ
さくま) らう、こっち、(路地入)
佐久間くんの地図は正確で全てがドンピシャに当たっていた
さくま) よし、今日はここの建物で過ごすぞ、明日にはここから対角線上にあるマンション目掛けて移動するからな。
らうーる) わかった、…!
その日は2人でくっついて寝た
さくま) こんなにゆっくり寝れるの久々だな、
らうーる) たしかに、…ずっと片方が起きてて片方が寝るみたいな感じだったしね、!
らうーる) んふっ…、佐久間くん暖かい…//
さくま) っ、なにそれ~笑
らうーる) んふっ…そのまんまだよ、笑//
幸せな気持ちのまま眠りについた
俺は銃声の音で目が覚めた
そして隣に彼の姿は無い
俺は急いで建物の外に出た
さくま) はっ“、!(撃)
佐久間くんは上裸で戦っていた
俺はドキドキしながらも頭の隅では絶対に勝てるという考えがあった
さくま) っ、らう!?出てきたらだめだっ!中に戻れっ“!!
佐久間くんは必死に訴えている
だけど俺にはそんなことはできない
らうーる) おお、俺も戦うっ、!!
さくま) 無理だ!!
言い争いになった
らうーる) できる、!
さくま) 早く戻れ!!なんで聞けないんだよっ!(撃)
らうーる) 俺にだってできる!!
さくま) 無理だ!早く戻ってくれっ!!
そんな言い争いをしている間にもゾンビは集まってきていた
だが、話しながら佐久間くんは沢山のゾンビを撃ち殺していて
だいぶ少なくなっていた
さくま) 早く戻れっ、!
らうーる) やだぁ“っ!!
そう言った瞬間
佐久間くんから苦痛の声がした
さくま) っぁ“、…!?
佐久間くんを見ると後ろから来たゾンビに首元を噛まれていた
らうーる) 佐久間くんっ、!
さくま) ぅ“っ、…(撃)
苦しそうな顔をしながらも最後のゾンビを撃ち殺した佐久間くんはその場に崩れた
さくま) ふっ“、はぁ“っ…
らうーる) 佐久間くんっ、!(駆寄)
佐久間くんは首から腐り始めている
さくま) 早くっ、…俺を撃て、
らうーる) へっ、?
さくま) 早く、!俺はらうの事を噛みたくないっ、!!
さくま) お願いだからっ、…
そう懇願する佐久間くんの頬には涙が流れていた
さくま) 早くしてくれっ、理性が保てている間にっ…ぁ“、
らうーる) そんなことできないよっ、!!
さくま) っ、
らうーる) 佐久間くんのことっ、撃つなんてこと出来ない!!!
俺がそう叫ぶと佐久間くんは俺の頬に手をやった
さくま) …..最後にお願い聞いて、?
らうーる) なにっ、?(涙溜)
さくま) …俺を撃ち殺して、…ラウは生きて、?
佐久間くんの目はしっかりと俺を捉えていた
らうーる) だからっ、それはできないって、!
さくま) 最後ぐらいお願い聞いてよっ、!!!(泣)
さくま) 俺は…人を傷つけたくない、っ…
らうーる) …傷つかないとでも思ってるの、?
さくま) え、?
らうーる) 佐久間くんが死んじゃったら…俺が傷つくじゃんっ、
唇を噛み締める
らうーる) 佐久間くんが死ぬなら、俺も死ぬ。
さくま) 俺がしたいのはそうじゃなくてっ、
らうーる) だから!!佐久間くんは撃てばいいんでしょ!だけどそれからは俺の自由じゃんかっ!!
さくま) っ、ほんと聞き分けの悪い子なんだから…、笑
さくま) …さぁ、早く俺を撃って、?
佐久間くんは膝立ちになり、俺の銃口を額に当てた
らうーる) はっ“、…はぁ“…(手震)
さくま) …早く引き金を引くんだよ、
らうーる) ぅ“っ…、ぁ“っ、…(泣)
さくま) 泣かないでよ、笑 早く撃って、?
佐久間くんは肘辺りまで腐っている
さくま) らう、愛してるよ。
らうーる) 俺も愛し“て“るよぉ“っ、(泣)
さくま) にゃはっ、笑 可愛い顔が台無しだから泣かないで、?(撫)
らうーる) ひっ“ぅ、だってぇ“…(泣)
さくま) ず~っとずっと一緒にいようね。
らうーる) っん、…うん、(涙拭)
さくま) もうこれで悔いはないよ。さぁ撃って、
らうーる) っ…は~っ…
さくま) んっ…
らうーる) ふ、っ…
らうーる) 、!(目瞑)
バンッ
震える手の先を見ると佐久間くんは額から血を流しながら倒れていた
だけどその顔は幸せそうに笑っていてでもどこか悲しそうな表情をしていた
らうーる) 佐久間くん、今から俺も行くね、
らうーる) 愛してるよ。
見事に厨二病のような作品を生み出してしまった笑