⚠️名前一部数字あり
ポートマフィアのビルに着くと部下に
《誰だ此奴》と言わんばかりの顔をされた。
まぁ、そんな事はどうでも良い。
中に入れば様々な声が聴こえてきた。
私を古くから知る者は驚き
初見の者は疑問
朝から騒がしいと感じた。
朝礼を開く際に私を紹介をするらしい。
態々そんな事をしなくても良いのに、
新しい部下は誰になるのだろうか
昔みたいに優秀な人材が沢山居たら助かる
…芥川君も多分部下だろう
ビルに到着したら初めに執務室に来る様に
言われていた為、面倒だが仕方なく行った
扉を開けると森さんが椅子に座っていた。
既に仕事を始めている様だ
私の存在に気づくと驚いた顔をされた
森「太宰君、来たの、?」
太宰「貴方が呼んだのでしょう?」
森「…変わったねぇ」
太宰「はい?」
森「昔は執務室に来いと言っても毎回来なかったじゃあないか」
森「結局何時も中也君に連れ出されて」
太宰「何年前の話してるんですか、」
森「4年前だね」
太宰「4年も経てば変わるでしょう」
森「人は変われるものだね」
太宰「早く本題に入ってくれない?」
森「…そう言う処は変わらないね」
森「少し君と話をしたくてね」
太宰「話?」
森「一つ確認なんだけど…」
森「人殺せるよね?」
太宰「…..」
太宰「試してるんですか?」
森「違うよ!唯4年も経って変わってしまった君が人を殺せるのかと疑問が湧いてね」
太宰「、殺せると思いますよ」
森「それなら良い」
森「少し話が逸れるけど、」
森「目の隈が酷いよ?」
森「昨日は眠れなかったかい?」
太宰「寝つきが悪かっただけです」
森「何かあったら言うんだよ?」
森「最後に一つ」
森「今日から君にも任務が入る」
森「部下は朝礼の時に公表するよ」
森「幹部として合理的な判断をし利益を齎してくれる事を期待しているよ」
太宰「はい」
森「話は以上だ」
森「もう直ぐで朝礼が始まるから支度をしなさい、呉々も遅れない様にね」
太宰「分かってますよ~」
自分の執務室に向かう途中に中也と会った
朝から最悪だ
中也「もう来てたのか」
中也「お前にしちゃあ珍しいじゃねぇか」
太宰「森さんに呼び出されてたんだよ」
太宰「くだらない話だった」
中也「もう直ぐで朝礼だが間に合うか?」
太宰「大丈夫だよ」
中也「新人が初っ端から遅刻とか絶対ぇ有り得ねぇからな」
太宰「別に私新人じゃないよ」
中也「初対面の奴からしたら新人だろ」
中也「取り敢えず急げよ~」
あぁ~朝礼面倒臭いなぁ
サボろうかな、
でも流石に駄目だよね
今日だけは出るかぁ
…皆んなは今頃何してるのかな、?
8:00 朝礼
あぁ面倒臭い
ポートマフィアに朝礼とか要らないでしょ
内容も薄いし
意味ないでしょ、
眠い
疲れた
昨晩は寝れなかったからな
早く朝礼終わらないかな
森「最後に新幹部を紹介する」
森「上がっておいで」
太宰「…面倒ッ、ボソッ」
上へ上がると部下の顔が鮮明に見える
森「今日から幹部になる太宰治君だよ」
森「何か一言ある?」
太宰「別に有りません」
森「冷たいねぇ」
森「太宰君の部下を発表するから名前呼ばれたら前へ出て来なさい」
森「ー、ー、ー、ー、…」
結構な数居るな
昔より多いや
組織の人数も前より増えたのかな
芥川君呼ばれるかな
森「ー、ー、ー、ー、以上だ」
芥川君居ないんだ
絶対に居ると思ったんだけどなぁ
そう言えば芥川君は今中也の部下だっけ
森「君達は今日から太宰君が上司だ」
森「良いね?」
部下「はい!」
元気が良いな
まぁ馴れ馴れしくするつもりは無いけど
森「此れで朝礼を終わりにする、解散」
皆が一斉に自分の仕事場所へと向かう
私は…任務だっけ
考え事をしていると部下が皆
私に視線を向けている事に気づく
太宰「…あぁ~、じゃあ其処の君と君と君と君と私で今から任務ね」
太宰「他の者は事務仕事」
部下「はい!」
聞き分けが良くて仕事がし易い
太宰「じゃあ行くよ」
部下「はい!」
森「太宰君」
太宰「如何したの、森さん」
森「皆んなの前では首領って呼ぼうね」
森「任務の事なんだけど」
太宰「何?変更点?」
森「今回の任務、私も着いて行くから」
太宰「…は?」
森「太宰君此処へ戻って来てから初めての任務だろう?」
森「だから着いて行くよ」
太宰「監視ですか?」
森「そんな事ないよ!」
森「心配なだけさ」
太宰「…分かりました」
絶対に何かあるのは分かっているが
何を企んでいるのか全く読めない
まぁ大凡監視目的だろう
逃亡を図らないか、仕事をするか
人を殺すか
…まぁ大丈夫だろう
私には道化の仮面が付いてる
演じ切ってみせる
任務の場所は廃墟のビルだった
路地裏に近い場所で薄暗い
夜だと錯覚してしまう程だった
太宰「敵は全員で13名」
太宰「ボスは最上階に居る筈だ」
太宰「君と君は1〜2階の敵を殺せ」
太宰「君と君で3〜4階の敵を殺せ」
太宰「私は最上階へ向かう」
太宰「話す時は無線で話せ」
太宰「今回は情報を聞き出す必要がないから問答無用で殺して構わない」
部下「はい!」
太宰「では、作戦開始だ」
太宰「…其処に居たら殺られますよ?」
森「大丈夫だよ」
森「私にはエリスちゃんが居るから♡」
太宰「はいはい」
森「…..」
_1〜2階
1「此処に敵が居るのか?」
2「情報では全員で13名だ」
2「此の階に居ない可能性もある」
1「それよりさ太宰幹部大丈夫かな?」
2「太宰幹部?」
1「入って直ぐに幹部とか心配なんだよ」
2「あの人を知らないのか!?」
1「何の事だよ」
2「あの方は凄い人だぞ!?」
2「太宰幹部は組織最年少の幹部だ!」
1「本気!?」
2「一度失踪して戻って来たが」
2「逆らわない方が良い」
2「痛い目に遭うぞ」
1「、分かった」
2「1階も2階も敵は居ないな」
1「矢張り上か?」
2「其の可能性は高いでしょ」
_3〜4階
3「…気配がするな」
4「そうだな」
4「気配的に5人か?」
3「概ねそれくらいだろう」
4「こっちに来るッ」
敵「今日此処にポートマフィアの連中が攻めて来るらしい」
3・4「!?」
敵「まぁ無駄だけどな笑」
敵「あの方には敵わねぇよ笑」
敵「早く仕事に戻ろうぜ」
敵「そうだな」
カチャ
バンッ
敵「!?」
3「こんにちは」
4「一瞬で終わらしてあげるから」
バンッ
バンッ
バンッ
バンッ
4「…終わったな」
3「案外弱かったな」
4「1・2は大丈夫だろうか」
3「下から音がしないから大丈夫だろ」
4「太宰幹部の援護に行かなければ」
3「そうだな」
3「下から音がしないって事は下には敵が居ないって事だ」
3「だとすると僕達が倒したのは5人だから最上階に8人居る事になる」
4「…急いだ方が良いな」
_最上階
太宰「…..」
矢張り最上階には敵が居るな
護衛か何かだろう
敵は7人って処かな
と言う事は下の階に5人居る
組織自体は弱いから
殺られるって事は無いと思うが
、多少心配ではある
他人の心配をしている場合では無い
目の前には7人
私にやれるだろうか
やるしかない
他に選択肢は無い
そう決心し銃を構え敵の前に姿を現した
然し敵は私を撃って来なかった
疑問が湧いて呆然としていると
ボスの部屋に案内する
と言われた。
私は大人しく付いて行った。
最上階の一番奥の部屋に案内された
此処に此の組織のボスが居るらしい
警戒しながらも扉を開けると
中年の男が気味の悪い笑みを浮かべながら
部屋の真ん中にある椅子に座っていた
太宰「…敵に自ら居場所を明かすとは」
太宰「ポートマフィアも随分と舐められたものですね」
ボス「舐めては居ないよ?」
ボス「唯君と少し話がしたくてね」
太宰「私は貴方に話す事など無い」
ボス「まぁ聴いてくれよ」
ボス「君は幹部だよね?」
太宰「…..」
一体何のつもりなのだろうか。
太宰「あぁ」
ボス「ポートマフィアも可笑しくなったものだねぇ笑」
太宰「何が言いたい」
ボス「君さ人を殺せないだろう」
太宰「…は?」
ボス「見れば分かる」
ボス「君先程から銃を握っている手が震えているよ?笑」
心臓がドクンと鳴った
ボス「人を殺すのが怖いのかい?」
やめろ
ボス「少し力を入れれば撃てるのに」
ボス「全然撃ちやしないじゃ無いか」
これ以上言うな
ボス「…動揺しているね」
ボス「痛い処を突かれたかい?」
私は遂に其の場にしゃがみ込んでしまった
息が苦しくなる
認めたく無い
ボス「君にも何か事情があるのだろう」
ボス「でも此方も命を賭けているんだ」
ボス「此の世界は甘いものじゃ無い」
ボスが私に銃を向けた。
死を覚悟した
私は其れでも良かった
いっその事殺されたかった
私は何の抵抗もしなかった
ボス「…悪いね」
そう言って引き金を引こうとした瞬間
背後から銃声が鳴った。
森「…..」
ボス「ッ」
ボス「何故だ、何故ポートマフィアの首領が此処に居るッ!」
ボス「そいつを殺せ!」
そう言っと敵は皆森さんに銃口を向けた、
が向けた瞬間銃口ごと斬られた
目では追えない程の速さだった
ボス「…何をした」
森「斬っただけですよ」
ボスは肩と横腹を撃たれていて
身動きが出来ない様だった
森「其れより太宰君」
背筋が凍った
見なくても分かる
怒っている
理由は想像が付く
森「何故殺さなかったのかね?」
森「此のレベルなら簡単に殺せただろう」
太宰「…すみませんでした」
森「はぁ~、」
森「君が人を殺すのを恐れているのは薄々気づいては居たよ」
森「でも本当だとはね」
森「…太宰君」
森「トドメを刺しなさい」
そう言って私を無理矢理立たせ
銃を構えさせられた
手が震えていた
私は恐怖を感じているのだろうか
森「早くしなさい」
太宰「….です、」
森「…..」
太宰「殺したく、ない、です、」
森「…私君のお願いには甘いのだよね~」
そう言って森さんは私の背後に回った
私は殺さなくて済むと思っていた。
…考えが甘かった
背後から体を固定されて
銃を撃たせる姿勢にされた
太宰「ぇ、」
森「でもやりなさい」
森「此れは命令だ」
手が更に震えた
体が強張る
目元が熱くなる
視界が歪む
太宰「ぁ、」
森さんが私の手に触れた
私の指が引き金に添えられ
引き金を引かせられた
バンッ
ボス「カハッ」
敵は即死だった
森さんが私の体を支えるのを辞めると
私は其の場に座り込んだ
体に力が入らなかった
今も手が震えている
森「太宰君」
森「帰ったら直ぐに私の部屋に来なさい」
そう言い残すと部屋から出て行った
部屋が沈黙で包み込まれた
森「…..」
3・4「首領!」
4「ご無事ですか?」
森「あぁ、大丈夫だよ」
3「早く上へ向かうぞ」
森「上に行く必要は無いよ」
森「もう終わったからね」
3「そうだったんですね!」
1・2「大丈夫か!?」
4「あぁ」
森「此れで任務は終わりだよ」
森「気を付けて帰ってね」
2「あの太宰幹部は、?」
森「用事が入って先に帰ったよ」
森「報告書を今日中に提出する様に」
部下「はい!」
数分経つと体に力が入って
立ち上がる事が出来る様になった
壁に手を付きながら私は其の場を離れた
感情は何も無かった
唯、昔の記憶が脳裏に浮かんでいた
どうでしたか?
いや~太宰さんが苦しんでますねぇ
良いですn((((((殴
(私の性癖なんです)
これからもどんどん苦しめるねぇ~
部下の名前が数字ですみません💦
名前考えるのがめんどくさくて((
見づらくてごめんね💦
最近投稿頻度遅くてごめんね
でもね
一応こんなにネタあるんだ
(書ける時間が無い)
気長に待ってくださるとありがたいです
これからもよろしくお願いします!
次回は❤️1000で投稿します!
では、またね!
コメント
32件
はぁん……すばらし……(絶命)
なんで今まで雲さんの作品を見なかったのか不思議なくらいです。 自分を殴りt(( 太宰さんが苦しんでるとこ…いいですね。