ユリノとローマの激闘の宝塚記念から数ヶ月…
あれがやってきた
「あーつーいー!」
「去年も最初の一声と一緒」
去年
「あーつーい!」
今年
「え?去年も同じこと言ってた?」
「そうだよ」
「そうだっけ??」
「全く…」
「やっほーローマ」
「ジョーダン!」
トーセンジョーダン
ゴルシとは関わりが深い?か分からないが、ギャルである。先輩ゴールドシチーとは仲が良い。
「先月の宝塚、あれ凄かったじゃん!」
「ありがとう!中々ユリノも強かったし、いい勝負できたからね!」
「そういえば、ナカヤマが言ってたけど、ローマ凱旋門賞行けるんじゃないって言ってたよ」
「凱旋門賞?」
凱旋門賞とは、フランスで行われる最高峰のGIレース。エルコンドルパサーやナカヤマフェスタ、サトノダイヤモンドなどが挑んできたレースでもある。
「レベル高そうだな」
「不安になるなし、ローマのその速さなら初の1着あるって!」
「おーい!トレーニング始めるぞ!!」
「はーい!また後でジョーダン」
私は2回目の夏合宿のトレーニングが始まった
「じゃあ、浜辺でスピードトレーニングな!」
「砂熱いよ!!!!」
「仕方ないだろ」
ローマは渋々トレーニングを始めた
「にしても、ローマ進化してるな!踏み込みも上がってるし、スタミナも進化してる」
「ローマさんの走りは強いですね!」
「ロブロイ!」
「宝塚以来強くなってます」
「…確かにな、去年の有馬から必死に強くなりたいという思いが強かったからな」
「絵の主人公ですね」
もうローマは、観客だけじゃなくてウマ娘達も衝撃を与えてきてるから、ヒーローみたいだった
「トレーナー、スピードトレーニング終わったよ」
「じゃあ、1度休んで遠泳な」
「また誰かとやるの?」
「それは来てからのお楽しみだ」
「?」
休憩後
「ローマさん、また遠泳頑張りましょう!!」
「キタサトの2人だ!」
「それだけではありませんよ!」
「よう三井!合同練習は初めてだな!」
スピカのメンバー達も練習しに来た
「ローマさん、よろしくお願いします」
「こちらこそ、スズカさん!」
さらにユリノも来ていた!
「よろしく、ローマ!」
「ユリノ先輩!」
「じゃあ始めますか!」
ローマ達は泳ぎ始めた!
泳ぎきった後
「はぁ〜、頑張ったぁ〜!」
「お疲れ様、よく頑張った!」
「ようローマ、おつかれぃ!」
「ったくゴルシは疲れないのかよ」
「ローマお疲れ」
「ユリノ先輩、お疲れ様」
「すっかりユリノと仲良くなっちゃったね」
「そうですわね、宝塚の時に親睦深まりましたね」
夜
ローマは海岸にいた
「…………」
「ここにいらしたのねローマさん」
「マックイーン」
「宝塚のことですか?」
「まぁね、あんなに僅差でゴールインしたの初めて」
「あれだけの対戦は凄かったですわ、無理やり入らされたユリノテイオーさんと、2人目の無敗の三冠スクーデリアローマさんとの」
「正直大変だった、初めての雨レースでこんなことが起きるのんて思わなかった」
ブーーーーー
マックイーンの携帯の電話がなっていた
「もしもし?」
『夏合宿楽しんでる?』
「もちろん楽しんでいますわ、今海岸で」
『もう1人いるだろ?紅き跳ね馬と』
「…ならどうです?」
「ローマさんに聞きたいことがあるみたいですのよ」
「私に?!」
「もしもし?」
『初めまして、うちのマックが世話になってます』
「世話になってる?」
『メジロのウマ娘、メジロフレイムです』
「メジロフレイム?」
『あの宝塚見ました、実力のユリノテイオーを僅差で差した対戦、あれなら凱旋門行けますよ』
「凱旋門?」
『話はそれだけです、では』
「あぁっ、ちょっと!」
通話は終わった
メジロフレイムと名乗っていたが、この子が後に大記録を生み出すことはまだ知らなかった
「通話は終わったのですの?」
「私の憧れさんみたい」
「相変わらず上から目線なんですのよ、敬意を持つように言われてますけどね」
「…私、凱旋門賞やってみようかな?」
「え?あの凱旋門賞に??」
「皆に笑顔を届けたくてね、無謀だと思うけど」
ギュュュ
「?」
「応援しますわ」
マックイーンがローマの手を握った。さらにローマの手をマックイーンの額に当てた
「マックイーン?」
「ちょっとしたおまじないですわ、頑張って欲しいという願いを」
「ありがとう!なんか照れるな…」
「ふふふ、ゴールドシップさんの時は隣に行って側にいてあげたので」
あの夏のあの日、マックイーンとローマの2人きりの夜
かけがえのない日を感じた
「邪魔しちゃダメみたい」
「だよね!」
その後ろでテイオーとユリノが見ていた
翌日
「トレーナー!」
「あの、凱旋門賞に挑むの?!」
明らかに急すぎる、まともな練習すらしていないけど…
「世界だから、手を抜くなよ!!」
「分かったよ!!!!」
スクーデリアローマは、凱旋門賞に挑戦することを決意した!
その後、ローマが凱旋門賞に挑む噂は広がっていった
「じゃあ今日は凱旋門賞に特化したスパルタメニューをここでやろう!!!」
「わかった!!!!」
こうして、3年目の夏合宿が終わった
トレセン学園
「なるほど、凱旋門賞に挑むのか」
「急なことだから、まだ勝てるか分からないんですよね」
「急でも、三冠の強みを出てこい!」
「はい!!」
「凱旋門賞に挑むのローマちゃん?!」
「急だけどね」
「英語喋れるの?」
「……え?」
凱旋門賞はフランス、全く英語で話せない
「不安だぁ〜…」
「心配ご無用!この世界最速、怪鳥のエルコンドルパサーが、付き添いマス!!!」
「エル先輩!?ありがとうございます!」
「そうか、エルちゃん英語ペラペラだもんね!」
エルコンドルパサーも凱旋門賞に出たウマ娘、心強い先輩がいる
「よーし!凱旋門賞、いっちゃーーーく!!!!」
コメント
3件
後、炎の勇者も投稿したから是非!
そうだよ!挑むよローマが!!!
見るの遅れちゃいました!凱旋門賞挑戦ですか!?