テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ベリアン・クライアン
ぷち
30
#願いを叶える
ぷち
1,691
主は仕事終わりに指輪を着けて、執事達の居る世界に行く事が日課になっていた。
その日は休日前夜で、どうやって過ごそうかと思っているとドアをノックする音が響き渡った。
「どうぞ。」
主が返事をすると、ベリアンが紅茶セットを持って部屋に入って来た。この世界に来てベリアンが初めて会った人で、今では主にとって大切な人になっていた。
「失礼致します、主様。…◯◯さんと呼んだ方がよろしいですか?」
ベリアンは顔を赤くし恥ずかしそうにしながら、しかし嬉しそうに主の名前を呼んだ。
「うん…そっちの方が嬉しい。」
主も照れながらベリアンの顔を見つめ、自然とお互いの顔が近くなっていき唇を重ね合わせた。
「…紅茶はいつものでよろしいですか?それとも別のものがよろしいですか?」
主はいつものものが良いと言うと、ベリアンは手際良く紅茶を淹れていった。そして主の前にティーカップを差し出した。
「…良い香り。私、ベリアンが淹れてくれる紅茶が好きなの。でも…1番好きなのはベリアンだけどね♡」
主は照れながらベリアンに笑顔で言うと、ベリアンは真っ赤になった顔を隠すように顔に手を当てていた。
「っ…その、笑顔はずるいです。独り占めしたくなるじゃないですか…」
主がティーカップの中の紅茶を飲み切ったのを確認したベリアンは、主の事をギュッと抱き締めた。そして主の耳元でそっと囁いた。
「あの…明日は確かお休みでしたよね?お仕事でお疲れのところ悪いのですが、…もしよろしければ、その…致しませんか?」
主は、恥ずかしそうにしているが力強く抱き締めてくるベリアンの息遣いや体温を感じて心臓の鼓動が早くなっていった。
「…うん。良いよ。ベリアンがしたいって言ってくれるの嬉しい。」
いつも主の事を考えて行動してくれるベリアンが、自分の気持ちを打ち明けてくれる事が主にとってとても嬉しかった。
ベリアンは主を見つめると、主の頭を優しく撫でて額にそっとキスをした。
「ベッド…行きませんか?」
ベリアンの質問に主は鼓動を早まらせて言葉に詰まって頷く事しか出来なかったが、ベリアンは笑みを零して主を横抱きにして優しく寝かせた。
「お慕いしております、◯◯さん。」
「…私もベリアンの事、大好きだよ。」
どちらかともなく自然とお互いの顔が近付いていった。とても優しくて触れるだけのものでも、心が満たされていく感覚が心地良くてお互いに体を求め合った。
次第に舌を絡ませ深く甘いキスになっていき主はもっともっと、と言わんばかりにベリアンの首に腕を絡ませた。
「っん…ハァハァっぁ、」
「…◯◯さん、汚れるといけないので脱ぎましょうか?」
ベリアンはそう言って主の服を脱がせるのだが、主はベリアンに何かされるだけでもベリアンの事が色っぽく感じてしまうのか声が漏れてしまっていた。
「っぁ、ハァっ…」
「ふふ…感じていらっしゃるのですか?◯◯さんが感じて頂けるなら私は嬉しいですよ。」
ベリアンは服を全て脱がせると、ベリアンも主が感じている事が興奮材料になっているのか高揚感があった。
ベリアンが主の胸元に唇を落とすと主の胸を堪能し始めた。その度に主が声をあげるのでベリアンの理性は、どんどんと崩壊していった。
「っぁ、ハァっんぁっ…」
(いつもベリアンは優しくて所作もとても綺麗だから、色っぽく感じて変なとこで感じちゃって恥ずかしい…)
ベリアンは主の甘い声で我慢出来なくなったのか、主の突起部を触りながら主の中に指を入れてゆっくりと動かし出した。
「っぁあ!ハァっぁあ、んぅっぁあ! 」
主はベリアンに触れたい、もっとベリアンを感じたいと思いベリアンを見つめながらベリアンの頬に手を当てた。
「んぅぅっハァっぁあっ!ぁっぁあ!」
(◯◯さん、とても気持ち良さそうで嬉しいです。…もっと感じてずっと私だけを見ていて欲しいです。)
だんだんとベリアンの指の動きは激しくなっていき、主は体を大きく脈打つようにはねさせた。
「っハァっハァ…ぁ、」
「ふふ…○○さん、もっと可愛い声を聞かせて下さい。」
ベリアンはそう言うと、指を抜く事はなく主の足と足の間に顔を埋めると主の突起部を優しく舐め始め、指をゆっくりと動かした。
「っんぁあ!ハァっぁん!ぁっんぁあ!」
だんだんとベリアンの指の動きも激しくなり、主の体も小さく脈を打つようになっていった。
「っぁあ!ハァぁんっぁあ!」
主の嬌声がベリアンの耳をくすぶり一層激しく指を出し入れしつつ、突起部を舌で優しく転がした。
「っぁああ!ベリっアン、もう…ハァ止まって!お願いっんぁ!ぁあっこのままじゃ…ぁあっぁああ!」
「…このままじゃ、何ですか?聞かせて下さい。○○さんのその可愛い声で聞きたいんです。」
主は答える事が出来ず、何度も達してしまった。ベリアンは主の顔、体をゆっくりと撫でた。
「…その甘くて可愛いらしい声も、この綺麗な美しい体も、全て私のものだと思うと嬉しいです。 ○○さんもう我慢が出来ません…よろしいですか?」
主は息を整えながら頷くと、ベリアンはゆっくりと主の中に自身のものを入れていった。
「っぁあ!…ハァっんぁ、ぁっん」
主の中は、やっと入ってきてくれたベリアンのものをキツく締め付けていき蠕動運動をしていた。
(っ…○○さんの中はいつ入れても締まりが良過ぎて、すぐに出そうになってしまいますね…)
「○○さんすぐに出てしまうかもしれませんが、ご所望ならば私が持つ限り何度でも致しますからご安心ください。」
ベリアンはそう言って激しく動き出すと主の手に自身の手を重ね合わせ、指を絡ませていった。
「っぁああ!んぁあっぁぅんハァぁあ!」
主もベリアンの体に足を絡ませて、ベリアンの体が離れないようにしていった。お互いがお互いの体を求め合いながら心を満たしていった。
(◯◯さん、愛しております。)
(ベリアン、大好きだよ。)
「◯◯さん…足を離して下さい。貴女の体に負担をかけさせたくないのです。」
「っぁあ!んぅあっハァっぁんっぁああ!」
主は聞こえて居るのか居ないのか、ベリアンのものをキツく締め付けながら足をベリアンから離す事はなかった。
「っ、…◯◯さん全て私が責任を取りますから、ご了承ください。」
ベリアンは覚悟を決め、一層激しく動きだし主の奥深くまで掻き乱していった。
「ぁんっんぁああ!ハァっんぅぁああ!」
ベリアンは主の奥深くに、自身のあたたかいものを吐き出した。主の中はベリアンのものを奥へ奥へと運ぶ動きをしながら、搾り取っていた。
(…嗚呼、初めて◯◯さんの中に出してしまいました。可愛い過ぎてやり過ぎてしまいました…◯◯さんの中、とても気持ち良かったですね。まずはルカスさんに事情を話して…)
ベリアンはその後の事をどうするべきか思考を巡らせていると、主は寝息を立てながらスヤスヤと寝始めた。
(おやすみなさい、◯◯さん。もし私達に新しい生命を授かる事になったら …)
次の日─
「っん…朝?」
主が目を覚ますと、側にはベリアンが居て抱き締められて寝ている事に気が付いた。
(…ベリアンの顔って本当に綺麗だな。まつ毛長いな…この人が私の彼氏だなんて、私には勿体ないくらいだよ。)
主がベリアンの顔を見ていると、ベリアンも起きた。ベリアンは今日の予定を既に立てていたのかおでかけをする事になった。
ロノの料理を食べてから、ベリアンは主と一緒に身支度をしエスポワールの街へくりだした。
❦❦❦
「…ベリアン、おでかけって何処に行くかもう決まってるの?」
主はベリアンに尋ねるとベリアンはポケットに手をしのばせて、ちゃんと持って来た物がある事を確認した。
「はい。…もう少し先に行くと教会があるんです。お疲れではないですか?」
「大丈夫だよ♪それにベリアンとこうして一緒に歩くのも私は好きだよ。」
ベリアンは主の言葉1つで心が温まる感覚があり、ずっと心に決めていた言葉を今日必ず伝えると決心した。
そうこうしていると、主とベリアンは教会に着き扉を開けた。そこには誰にも居なかったが、ベリアンは主の手を引いて歩き出した。
そしてベリアンは主に向き合うと─
「◯◯さん、昨夜の事を覚えていらっしゃいますか?私が◯◯さんの中に出してしまった事です。」
主は記憶を辿り、寝付く少し前の事を思い出し頷いた。
「 …もし私達に新しい生命を授かる事になったとしても、共に歩んでいく事を誓います。◯◯さん、私と結婚して頂けませんか? 」
ベリアンはそう言って跪き、小さな箱を開けた。主は涙を流しながら震える声で言った。
「っ、はい。よろしくお願いします。」
ベリアンは箱から指輪を取り出し、主の左手の薬指にはめ、そっと主の唇に自身の唇を重ねた。
ベリアンは前々から主に渡すために買っていた事を打ち明けると、主は照れながら指輪にキスをした。
その日の休日は主とベリアンにとって、大切な記念日になったのだった。
fin.
次回🍳💛💜
コメント
1件
お疲れさまです、寺島あおいです🌷 ベリアンさんの「◯◯さん」と呼び方を変えたときの照れ具合、すごく好きです。日常的な紅茶のシーンから自然に距離が縮まって、結婚指輪に繋がる流れが美しかった…。プロポーズの場所に教会を選んだのも、ベリアンさんらしい誠実さが出てますね。一夜のあと「責任を取る」じゃなくて「共に歩む」と言えるのが、本当に彼の優しさだなあと。読後、心がぽかぽかしました。素敵な作品をありがとうございます🤍