テラーノベル
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主は仕事終わりに指輪を着けて、執事達の居る世界に行く事が日課になっていた。その日は休日前夜で、どうやって過ごそうかと思っているとドアをノックする音が響き渡った。
「どうぞ。」
主が返事をすると、ロノが夜食を持って部屋に入ってきた。この世界に来て安心する美味しい料理を作ってくれた人で、今では主にとって大切な人になっていた。
「失礼します、主様!…ぁ、○○さんって呼んだ方が良いですか?」
主は照れながら頷くと、ロノはテーブルの上に夜食を置いた。その際、主の本やノートが広げてあるのを見た。
「お仕事お疲れ様でした!…?まだお仕事やってたんですか?あんまり頑張り過ぎないで下さいね。カロリー控えめの夜食作ったんですけど、いかがですか?」
「ありがとう、ロノ。頂きます。」
主は手を合わせて、ロノの作った夜食を口に運んだ。胃に優しく消化にも良いもの選んで作ってくれているのが分かって、ロノなりの気遣いに主は笑顔になり胸の高鳴りを覚えた。
(美味しいな…ロノの優しさが伝わって来て仕事で疲れた体も心も癒されちゃうよ。)
「…ご馳走様でした。美味しかった〜いつもありがとう、ロノ。明日、休みだから私ロノと一緒に買い物行きたいな…」
ロノは鼻の下に指を持っていき、照れた様子で主の事を見つめた。
(可愛いな〜…こんな素敵な人が俺の彼女なんだよな。いつも美味しいって言ってくれて、俺まで元気出るんだよな…)
「じゃぁ、一緒に買い物行きましょう!○○さん、食器下げて来るんで待ってて下さい。」
「あ、私も行くよ!…まだロノと一緒に居たいし、それに洗い物も一緒にした方が早く終わるでしょ?」
ロノは主の気遣いに胸が高鳴り、一緒にキッチンへと行く事になった。主の部屋を出て、キッチンに向かっている最中に1階の廊下でアモンに会った。
「こんばんはっす、主様。…何処か行くんすか?」
「ロノと一緒にキッチンに行くとこ。」
「そうっすか!じゃぁ俺は部屋に戻るんでおやすみなさいっす。」
主はアモンが執事室に向かおうとしているのを見ていると、声を掛けずには居られなくなりアモンの元に駆け寄った。
「アモン!…大丈夫?一緒に行こっか?」
「え!?…大丈夫っすよ?」
主はアモンが暗い所が苦手だと言っていたのを覚えており、怖がっているのを感じ取っていた。
主は首を横に振り、アモンの手を取りロノを呼んで一緒に2階の執事室の前まで一緒に向かって行った。
「ごめんなさいっす…こんなの俺、ダサいっすよね。」
主はしょんぼりしているアモンの頭を撫でると、口を開いた。
「私も…暗い所苦手だから分かるの。無理しないで、アモン。」
主はドアの前でアモンとさよならをしてロノと一緒にキッチン向かおうとしていると、アモンが主の腕を掴んだ。
「ありがとうございますっす、これはほんのお礼っす。」
アモンはそう言って、庭に咲いていた薔薇を差し出した。主はアモンから薔薇を受け取りお礼を言うと、今度こそロノと一緒にキッチンに向かった。
(主様、1本の赤い薔薇の花言葉知ってるっすか?一目惚れ、貴方しかいないって意味っすよ。)
✢✢✢
主とロノはキッチンで一緒に洗い物をしていた。主はロノと一緒に洗い物をするのが楽しかったのだが、ロノは少し浮かない顔をしていた。
(…◯◯さんは執事達皆んなの事を大切にしてくれてる。それは嬉しい事なんだけど、俺としては俺だけを見て欲しいって思っちゃうんだよな…)
洗い物が終わり手を拭いていると、主は浮かない顔をしているのを見て気になってしまいロノに問い掛けた。
「ロノ…?どしたの?」
「あ…え、っと…◯◯さんは本当に優しいですよね。俺ら悪魔執事の事を怖がる事もなく命をかけて一緒に戦ってくれて、本当に凄い方ですよ。」
主はロノがアモンとの事を気にしている事を感じ取ったのか、ロノの事を抱き締めた。
「…私は皆んなだったから怖がる事なんてないんだよ?此処に居る執事達は皆んな優しいもの。
力になりたいって思ったのもそうだよ。皆んなの方が命かけて戦ってて、本当に格好良くて凄いよ。その中でも私が好きなのはロノだから。ね?」
主の言葉1つで心が満たされロノは主を抱き締め返し、堪らなく愛おしく感じて主の額に優しくキスをした。
それを皮切りに主とロノはお互いの唇を重ね合わせていった。どちらかともなく自然と舌を絡ませ合い、静まったキッチンにリップ音が響き渡った。
ロノは我慢し切れず、主の服の中に手を入れて主の胸に触れた。主が嫌がる素振りをしないため、ロノの行動はどんどんとエスカレートしていった。
ロノは主を机の上に乗せてずっとキスをし続け、主の下着の中に手を入れ突起部を優しく撫でていた。
「っんぅん、ふぁ…ハァっぁんっ」
(ロノの指が優しくて気持ち良過ぎるよ…)
主はロノの首に腕を絡ませロノを求め続けていると、ロノは主の中に指を入れ激しく動かし出した。
「んぁっ!ハァっぁあ…んぅっぁあ!」
主の嬌声がロノの耳をくすぶり、ロノもだんだん限界になっていき自身の大きくなったものを出した。
主の下着を脱がせ足を開かせると、ロノは自身のものを主の中にゆっくりと入れていき主に優しくキスをした。
「…◯◯さん、好きです。大好きです。もっと頑張って強くなって、◯◯さんに釣り合うような人になるんで側で見ててくれますか?」
「っ…うん。ずっとロノの側に居るよ。」
主の返事を境に、ロノは主を抱き締めて激しく動きだした。
(◯◯さん、見てて下さい。俺は絶対に強くなって◯◯さんに釣り合う人になってみせますから。)
「っぁああ!ロノっハァっぁあハァ大好きっ」
縋るような甘い声がロノの心を満たしていくように、主もロノと触れ合う事によって安心感と愛情を感じていた。
「○○さん、俺も大好きです。」
ロノの動きがだんだんと激しくなって、主もそれに合わせて甘く縋るような声でひたすらなき続けた。
「んぁあ!っハァっハァぁ゙ぅんっぁああ!」
ロノは主を寝かせ自身のものを手で扱きながら、主のお腹の上に吐き出した。すぐに主の体を綺麗にしてから、主の部屋に戻り寝支度をした。
†††
主が目が覚めたのは早朝だった。 いつもロノは早起きで、食堂へ行って食事の準備をしに行ってしまうため寂しさを感じていたがロノがまだ居てくれている事に安堵した。
(ロノ…大好きだよ。)
主は愛しさからロノの額にキスをした。するとロノが薄っすらと目を開け始めていた。
「◯◯さん…?早起きですね。おはようございます。」
「おはよう、ロノ。…もう食堂行かなきゃなんないかな?私も急いで準備するから、一緒に行こ?」
ロノはまだ寝てても良い時間だと言ったのだが、主はロノと少しでも一緒に居たいからと言って聞かなかった。
(◯◯さんのそういうところが、俺は好きなんですよ。いつか、天使が居なくなる時が来たら…)
主とロノは一緒に食堂へ行って、ロノが料理をしているところを主は見て居た。その時、バスティンが食堂へやって来た。
「主様!おはようございます。…今日は早起きなんだな。」
バスティンはそう言うと、ぐう〜とお腹を鳴らせていた。ロノは呆れながらも、主の食事が出来たら食べても良いと言い聞かせた。
主はロノが手際良く料理をしているところを見ていると普段、主が食事をしている時は凄い笑顔で見てくるが仕事中は真剣な顔をしている様子を見て胸の高鳴りを覚えた。
(普段、こんな風にお仕事してるんだ。格好良いな…あ!美味しそう♪)
ロノは作った料理を並べ、主のために椅子を引いた。
「どうぞ、お召し上がり下さい!主様に出来立てを食べて頂けるなんて嬉しいです!」
主は頂きますと言い出来立ての料理を口に運ぶと、すぐに笑みを零した。グラスにある水を一口飲み、また別の料理を口に運びあっという間に主は朝食を食べていった。
「ご馳走さまでした。美味しかった〜毎日美味しい料理作ってくれてありがとう、ロノ。」
主はそう言って、食後の紅茶をベリアンに淹れてもらったあと、1度ベリアンと共に離席した。
ベリアンに自室まで送ってもらい、しばらくベリアンと談笑しているとドアをノックする音が部屋に響き渡った。
「どうぞ。」
「失礼します、主様。えっと…昨夜、一緒に買い物したいって言っていたので今からいかがですか?」
「うん、行こう♪」
主はそう言って、笑顔でロノに微笑んだ。ベリアンが主の身支度をすると主とロノはエスポワールの街並みにくり出して行った。
fin.
次回⚔️💙
#ベリアン・クライアン
ぷち
30
#願いを叶える
ぷち
1,691
コメント
1件
お疲れさま〜!第2話読んだよ! ロノの優しさがめっちゃ伝わってくるエピソードだったね。夜食の気遣いとか、アモンへの気配りも含めて主様の優しさが光ってた。ロノが「俺だけを見てほしい」って嫉妬する気持ちも分かるし、それに対して主様が真っ直ぐ「好きなのはロノだから」って伝えるシーン、胸熱すぎた🔥 朝のキッチンで真剣な顔で料理するロノに主様がドキッとするのも可愛い! 2人の甘い空気感が伝わってきて、ほっこりしたわ。次回も楽しみにしてる!