TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

セル・ウォー×ファーミン

一覧ページ

「セル・ウォー×ファーミン」のメインビジュアル

セル・ウォー×ファーミン

2 - 第2話 セル・ウォー×ファーミン 2 命綱のキス

♥

467

2024年04月30日

シェアするシェアする
報告する

※微🔞

※流血表現アリ・行為的表現アリ

※文系変更

※苦手な方はスクロール

※通報しないでください

♦︎←セル 🃏←ファーミン



🃏「はぁ、流石の任務続きは疲れるなぁ…もういっそのことサボるか」


彼はファーミン、イノセントゼロの幹部

“悪魔の五つ子”の次男である

今日は1人、山奥の廃屋に住む他族の殲滅任務に来ている

ここ数日彼はほぼ一睡もしていない

おまけに血液を取り込む間も無いため傷の治りが遅くなっていた


🃏「あぁヤバい…血も止まらないし、歩くのもダルい……」


と、ファーミンはその場に膝をついてしまった


🃏「もう疲れた…流石に、休憩したい」


と、そんな時だった

彼のすぐ真後ろから無数の気配がした、そして全てが殺気立っている


🃏「チッ…まだ居たのか…面倒だ、さっさと終わらせよう」


といい再び立ち上がるファーミンだった…







ファーミンの帰りが遅いと、イノセントゼロから命令を受け、山奥を目指す1人の青年がいた

彼はセル・ウォー イノセントゼロに遣える

イノセントゼロの血で作られたクローン体の青年だ、彼もまた幹部の1人である


♦︎「急がなくては…ファーミンに限って、そんなことは無いと思うけど…」



余談ではあるが、セルはファーミンと恋仲であるため

これは次男様としてでなく、恋人として心配をしているのである 分かりづらいな


そうしてセルが山道を通っていると

無惨に刻まれた狼の様な生き物のタヒ体がいくつも転がっていた

セルはこれが、ファーミンの手によるものとすぐに分かった

落ちているのは血塗られたトランプ、こんな武器を使う者は

おそらく魔法界では彼だけだろう

そうして再び道を進んでいく、そんなセルの目に飛び込んだのは

木の根に凭れ掛かり血を流しているファーミンだった


♦︎「?!ファーミン様!!」


セルは急いで駆け寄り脈があるかを確かめる

触れた時セルは更に驚いた、まるでタヒ人の肌だ

冷たくまるで生気を感じない


だがここで取り乱していてはいけない、落ち着いて首筋に手を当てる

脈はある、浅いが呼吸もしている

だが急いで手を打たねば本当に危険な状態だ

セルは考えた、そもそもファーミンがここまでの重症になるとは思わなかった

そして任務で相手をした種族も、ファーミンからすれば雑魚ばかり

ここまで追いやられるとは考えられない

となれば、血の供給が出来る間がなかったと考えられる

そしてセルはあることを思いつく、


徐に懐から手のひらサイズのナイフを取り出し、それで自身の舌を少しばかり削いだ

鈍い痛みに耐えながら、セルはファーミンの口に舌を付ける

どくどくと血が流れると、それがファーミンの喉を通り体内へ届けられた


♦︎「ファーミン様っ、どうか、起きてください…っ」


セルに流れる血は、お父様と同じもの

つまり彼の血を飲めば、ファーミンの怪我もすぐに修復される

そして少しの間口付けていると、ファーミンの瞼がゆっくりと開いた


🃏「ん……セ、ル…?…」

♦︎「!ファーミン様…っ!」


ファーミンが目を覚ました事に気づき、安心した表情で微笑むセル


♦︎「よかった……生きてて、本当に安心しました…っ」


そういうセルを見つめ、ファーミンは自身の唇を指でなぞりながらいった


🃏「こんなハードなキス…したの初めてだよな…」


ぽかーんという表情になるセル、そして少し頬を赤ながら咳払いをしていう


♦︎「し、仕方がなかったのです…っ…これしかもう、おもいつかなくて……//」


ほんの少し耳が赤い気がするが、そっぽ向いて隠そうとするセルに

ファーミンは少し笑みが溢れた


🃏「本当、ウブだよな…お前、本当にオレのカレシかよ?///」


そういうファーミンの耳も、少々赤かったが


END

セル・ウォー×ファーミン

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

467

コメント

9

ユーザー

尊いでしかない(?

ユーザー

ぁぁぁぁあ…可愛いー ほんとに主様神です、毎回ありがとうございます…

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚