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『甘い夜の始まり』
~初めてのフェロモン~
⚠️オメガバース
izw:α
kwmr:Ω
都内のマンションの一室。夕食の支度をするkwmrの背後から、帰宅したizwがそっと近づいた。
izw『kwmrさん、ただいま。..いい匂い。』
kwmr『izw、おかえり。今日は早かったね。』
振り返ったkwmrの頬に、izwがキスを落とす。
kwmrは少し驚いたように目を丸くした。
izw『どうしたの?kwmrさん、顔が赤い
よ?』
kwmr『な、なんでもないよ。』
(…というか、いきなりキスなんて、どうしたんだろう。珍しいな)
kwmr『それより、izwこそ、今日はやけに甘えん坊じゃない?』
izw『そう?たまにはいいかなって。kwmrさんが可愛いから、つい。』
kwmr(可愛い…?そんなこと言われたの、初めてかも)
kwmr『もう、からかわないでよ。ご飯できてるから、早く食べよう。』
食卓についた二人は、他愛ない会話を交わしながら食事を始めた。
しかし、kwmrはどこか落ち着かない様子だった。
数日前から、Ωとしての兆候が出始めていたのだ。
αであるizwに悟られないように平静を装うkwmr。
(そろそろ、発情抑制剤を飲まないと…。でも、切らしちゃったんだ。どうしよう.
izw『kwmrさん、どうした?難しい顔してるけど、』
kwmr『ううん、なんでもない。ちょっと考え事をしてただけ。』
食事を終え、リビングでくつろいでいると、kwmrの身体に異変が起きた。
体が熱く、ソワソワして落ち着かない。
(まずい、発情期が始まった….!izwにバレる前に、部屋に戻らないと)
kwmr『izw、ちょっと部屋に戻るね。少し疲れたみたい。』
izw『大丈夫?顔色が悪いよ。無理しないで。何かあったら、すぐに言ってね。』
kwmrは自室に駆け込むと、必死に発情を抑えようとした。しかし、Ωとしての本能が抑えきれなくなっていた。甘いフェロモンが部屋に充満し、熱い吐息が漏れる。
(どうしよう…!このままじゃ、izwに迷惑をかけちゃう….!)
その時、ノックの音が響いた。
izw『(甘い匂い…?)kwmrさん、入ってもいい?』
kwmr『izw…ごめん、入ってこないで…!』
izw『どうしたの、kwmrさん。すごく苦しそうだけど…』
kwmr(だめだ、隠しきれない…!でも、言ったらizwを困らせてしまうかもしれない。でも…!)
kwmr『実は…その、発情期、みたいで…』
izw『発情期….?kwmrさん、Ωだったんだ。知らなかった…』
kwmr『ごめん、言ってなくて…。でも、迷惑はかけないから!薬、飲めば大丈夫だから…』
izw『薬は?』
kwmr『切らしちゃって….その、買いに行こうと思ってたんだけど…間に合わなかったみたい…』
izw(Ωの発情期…αの本能が騒ぎ出す。
kwmrさんを…)
izw『…辛そうだね。俺に、何かできることある?』
kwmr『…僕を番にして欲しい、』
izw『…!でも、本当にいいの?僕を、そういう目で見るのは、初めて、でしょ?』
kwmr(初めて…じゃない。ずっと、izw のことを見てた。優しくて、強くて、面白くて…そんなizwに、ずっと…)
kwmr『初めて、じゃないよ。ずっと、izwのこと…その…好きだった…』
izw『kwmrさん…!』
kwmr『だから….お願い。僕を、Ωとして..愛して…』
izw(愛して….その言葉が、こんなにも嬉しいなんて…)
izw『わかった。kwmrさんのことΩとしても愛するよ。でも、その前に…一つだけ、いい?』
kwmr『…なに?』
izw『僕も、kwmrさんのことが..ずっと、好きだった。』
kwmr『え…?』
izw『初めて会った時から、kwmrさんのこと…綺麗だなって思ってた。頭が良くて、優しくて、ちょっと抜けてるところも、全部、大好きだよ。』
kwmr(信じられない…izwも、僕のことを…)
kwmr『そんな…僕も…izwのこと、ずっと…』
izw『kwmrさん…』
izwはそっとkwmrの頬に手を添え、優しく見つめた。kwmrの瞳は潤んでいて、今にも泣き出しそうだった。
izw『いい?kwmrさん。』
kwmr『うん……お願い……。』
kwmrは、izwの言葉に身を委ねた。熱い吐息が首筋にかかり、全身が震える。
izw(kwmrさんの肌は、想像以上に柔らかくて……。この甘い香りが、俺の理性を溶かしていく……)
izw(でも、大丈夫。kwmrさんを傷付けたりしない。優しく、大切に……)
izwはkwmrの首筋に優しく口付けを落とした。
aとしての本能が疼き、Ωであるkwmrを強く求めている。
kwmr『ん…っ….izw…』
izw(kwmrさんの声…なんて可愛いんだろう…)
kwmr(izwの唇が、僕の首筋を這う…..。熱くて、痺れるような感覚…….もっと、izwに触れてほしい…。)
kwmrはizwの服を掴み、さらに引き寄せた。
izw『kwmrさん…..綺麗だ…..。』
izw(こんなにも、kwmrさんのことを求めていたんだ…….悪友だと思っていた。でも、違う。俺は、kwmrさんのことが…….)
kwmr(綺麗……?僕のこと、そう思ってくれてるの……?嬉しい…….。izwにそう言ってもらえるなんて……。)
kwmr『もっと……izw……。』
kwmrは、izwの背中に手を回し、さらに強く抱きしめた。izwは、その熱意に応えるように、kwmrのうなじに歯を立てる。
kwmr『っ……!』
甘い痛みが走り、kwmrの身体から力が抜けていく。
izwは、そんなkwmrを優しく抱き締め、支えた。
izw『大丈夫ですか、kwmrさん?』
kwmr『うん…..平気……izw……ありがとう……。』
二人の間には、甘く蕩けるような時間が流れた。
aとΩとして、番として、結ばれた二人は、これからどんな未来を歩んでいくのだろうか……。
izw(kwmrさん…….僕たちは、これからずっと一緒だ。どんなことがあっても、離れない。僕が、kwmrさんを守るから……)
二人はそのまま、お互いを求め合い、一つになっていった。部屋には、甘く切ない吐息と、愛の言葉が響き渡る。
kwmr(これが、愛….これが、幸せ…)
izw(kwmrさん…僕のものになって…)
kwmr(ありがとう、izw。僕のこと、愛してくれて…)
満たされた時間の中、二人は眠りにつく。
朝日が差し込む頃、kwmrはizwの腕の中で目を覚ました。
kwmr『ん……まぶしい……。』
昨夜の激しい愛の証のように、kwmrの体にはizwのものと思われる痕がいくつか残っていた。それを見るたびに、kwmrの心は温かい感情で満たされる。
隣には穏やかな寝顔のizwが。
昨夜の熱が嘘のように、今は穏やかな寝息を立てていた。
kwmr『izw…』
kwmrは隣で眠るizwの顔を見つめた。その寝顔は穏やかで、昨夜の情熱的な姿とはまるで別人だ。
そっとizwの寝顔を見つめる。整った顔立ち、すっと通った鼻筋、薄く閉じられた唇……。見惚れてしまう。
kwmr(本当に、綺麗だなぁ…..。)
kwmr(こんな素敵な人が、僕の番なんて…..なんだか、夢みたい……)
kwmr『おはよう、izw。』
izw『おはようございます、kwmrさん。』
kwmr『あ、起こしちゃった?』
izw『いや、違います。kwmrさんの顔を早く見たくて…それに、昨日は本当に…ありがとう。』
kwmr『僕の方こそ、ありがとう。izwがいてくれて、本当に心強かった。』
kwmr(そんなこと言われたら、またドキドキしちゃう…….)
izw『昨日は、大変でしたね。体調はどう
ですか?』
kwmr『おかげさまで、もう平気だ。izwがそばにいてくれたから。』
izw『そう言っていただけると、嬉しいです。でも、無理はしないでくださいね。』
kwmr『うん。ありがとう。あの….izw。』
izw『はい?』
kwmr『それに…….番になってくれて、本当に感謝してます。僕みたいなΩで、ごめんなさい…….』
izw『謝らないでください。僕の方こそ、昨日はkwmrさんを苦しめてしまって…..。ごめんなさい。』
izw『でも、kwmrさんが僕を必要としてくれたことが、本当に嬉しかったんです。』
kwmr(必要…….。そんな風に言ってくれるなんて…….)
kwmr(心臓がドキドキする……。また熱が上がってきたみたい…….)
kwmr『izw…』
kwmr『あ、あの…….お礼と言ってはなんだけど、今日の朝ごはん、僕が腕によりをかけて作るね!』
izw『俺も手伝っていい?』
kwmr『逆に良いの?』
izw『もちろん!!』
kwmrはizwに支えてもらいながらベッドから抜け出し、キッチンへと向かった。
冷蔵庫を開けると、izwがよく飲むエナジードリンクが目に留まる。
kwmr(これ、いつも頑張ってるizwのために入れておこう)
kwmrはizwと手際よく朝食を作り始めた。
しばらくすると、部屋中に美味しそうな香りが漂い始める。
izwが急に料理の手を止めた。
kwmr『izw?』
izw『kwmrさん…』
izwはkwmrを優しく抱きしめた。その腕は温かく、kwmrを安心させる。
izw『僕、kwmrさんのこと、絶対に幸せにするから。Ωでも、そうでなくても、』
izw『僕、kwmrさんのこと、絶対に幸せにするから。Ωでも、そうでなくても、関係ない。kwmrさんは、僕にとって大切な人だから。』
kwmr『izw…』
kwmr(この人の隣にいる。この人を支えたい。この人の愛に応えたい)
kwmrはそう心に誓い、izwの背中にそっと腕を回した。
二人の愛は、新たな夜明けと共に、よりー層深まっていく。