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ジョワジョワした...!(ドキドキ)
フォロー失礼します!
毎回読みやすくて読んでてすごく楽しいです🙈新しい作品も読んで参考にしたくてフォローさせて頂きました🎶
【 1話完結 】
※凪潔風味を感じる描写あり
※ごりごりの潔が逆ハー。まじチート。
※くそ短い
※それでもよろしい方はご観覧どうぞ!!!
俺には、片想いしているチームのメンバーがいる
____潔世一。俺を救ってくれたあの日から、俺は自然とあいつに惚れていた。
でも、それは俺だけじゃなかった。例えば蜂楽、國神、凪……数えきれないほどいる位。俺が好きになったその人は、天下の天然タラシであった。
段々と野郎共を落としていく潔。多分潔は、落とそう!と思って落としているのではないが、全部無意識で変な奴らに好かれるのだ。カイザーとかが一番例えやすいか。
「ち………り…………千切!!」
「おわっ!?」
ぼーっとしていると、黒髪に藍色の綺麗な瞳をキラキラと輝かせながら、必死に俺の名を呼ぶ人が見えた。
「ごめん。ぼーっとしてた」
「もーっ!何やってんだよ千切~!俺今いいトコだったのに!」
「すまんって」
ぷんぷん!と効果音がつくように怒る可愛らしい男…まぁ、俺フィルターとして可愛らしいんだけど。…こいつは潔世一。本当にぼーっ、としていたからよく話を聞いていなかった為、出来るだけ相槌を打つ。本当に聞いていないのがばれたかのか、”なんで話聞いてくれないんだよぉ”なんて頬を膨らませ、”お前なんて知らない!”と拗ねたように凪の方へ向かっていった。
「………かわいいな」
拗ねられてしまったのは自分のせいだが、拗ねている潔も可愛いと感じてしまう俺も俺で重症である。でも謝らないといけないのはわかっているから、とりあえず飯を食った後に謝ろう。
俺は野菜炒めを口いっぱいに頬張りながら、ガヤガヤしている凪達の方をチラ、と見る。
「…っ!」
何気に見たつもりだった。”つもりだった”。
潔が、俺といるよりも、楽しそうで。何気に見れなかった。俺と話すよりも、凪と話している潔の方が、何倍も楽しそうだったから。にこにこと楽しそうに笑って、ツッコんで、怒って。
ズキ、と胸が痛むような気がした。
それと同時に、黒々しくて醜い嫉妬心が、俺の心を汚す。
(潔の事なんて、諦めるつもりだったのに)
なんでこんなに、嫉妬して、好きになって、こんなにも…結ばれたい…なんて思ってしまうんだ。
眉を八の字に下げ、もう冷めてしまった野菜炒めを頬張る。
「…野菜炒め、飽きたなぁ」
なぁ、どうしたらお前を…諦めることができる?