テラーノベル
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数日の登楼を済ませ、俺はこの店‥‥
ロウの元へ通える常連となる事が出来た
この数日は体に触れる事は許されず、ロウと対面してお酒を酌み交わす
そして今日からはやっとロウに触れられる
「不破様‥‥お待たせ致しました」
「大丈夫だよ、気を使わなくても」
「いえ、でも時間が過ぎてしまいましたから」
そう言いながら着物の袖で手を隠す
その行為が気になって、隣に座るロウの腕を素早く掴んだ
「あのっ、不破様!」
「手‥‥どうかしたの?」
「なんでもありませんから‥‥」
手を掴みこちらに引き寄せると、細い手首が見えた
その白い肌に赤く鬱血した痕‥‥
「これ‥‥」
「なんでもないです」
「‥‥‥‥‥‥」
これは縄の痕だ
容易に想像できる
俺が来るまでにそう言う事をしてたって‥‥
「大丈夫?」
「だからなんでもないって‥‥」
「売れっ子なのにこんな事しないといけないの?」
「‥‥‥‥お客様が望むなら」
「そう‥‥断れないんだね」
「‥‥‥‥‥‥」
無言のままロウは酒を手に俺のグラスに注いだ
ロウが自分のグラスにまでお酒を注ごうと瓶を傾けるのを見て、俺はそれを取り上げた
「‥‥不破様?」
「お水にしときな?」
「‥‥‥‥‥‥」
ロウは大人しく俺が出した水に口を付ける
そんなロウを見ていると昔を思い出す
大人しく無口だった
でも口を開いてみると人懐こく俺に懐いて来た
でも今は‥‥
俺がロウを横に見ていると俺の視線に気付き、ロウが俺を見た
「本日は登楼ありがとうございます」
「いいよ、そんな業務的な事言わなくても」
「‥‥仕事ですから」
「でもこれからずっとここに来るのに堅苦しいのはやめようよ」
「‥‥ずっと?」
「そうだよ。迷惑?」
「‥‥‥‥いいえ」
「迷惑でも構わない。ロウに会えるなら」
「不破様‥‥青藤と呼んで‥‥」
「じゃあ俺のことも‥‥せめて様じゃなくて『さん』って言ってよ」
ロウの手を取り、指先にキスをする
「不破‥‥さん」
「なぁに?ロウ」
「ちょっ‥‥!俺の名前も‥‥」
「やだよ。お前の事はちゃんと呼びたいもん」
「約束が違いますっ!」
「でも目の前にいるのはロウだから」
「‥‥っ」
眉を顰め、言葉を詰まらせる
そんなロウの唇を奪いながら畳の上にロウを押し倒した
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#にじさんじBL
y u a.
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#甲斐田晴
p丸
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コメント
4件
ああ、第6話読んだわ…。ロウの手首の痕、あれ縄の跡だよね。売れっ子でも断れない仕事の現実を感じさせる描写でグッときた。不破が「お水にしときな?」って優しく差し出すところ、過去を知ってるからこその気遣いなんだろうな。それでいて「やだよ、お前のことはちゃんと呼びたいもん」って押し倒すギャップがエモすぎる。過去と現在と、名前の問題…続きが気になりすぎる🔥