テラーノベル
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ひまりは何も言えなかった。“好き”って言葉。
ちゃんと重かった。
軽く聞こえない。
それが逆に苦しい。
「…でも」
ひまりが小さく言う。
目は少し赤いまま。
「わたし、怖いよ」
蓮の表情が少し止まる。
ひまりは俯いたまま続けた。
「今はわたしだけ違うって思ってても、 いつか、莉央ちゃんみたいになるのかなって思っちゃう」
その言葉が蓮の胸に 刺さった。
蓮は何も言い返せない。
だって今まで、自分がしてきたことだから。
信用なんてすぐされるわけない。
「そう思われても仕方ない」
蓮がゆっくり言う。
「すぐ信じなくていい」
廊下は静かになる。
美咲も少し顔上げた。
蓮は少し困ったみたいに笑った。
「どうせ今の俺、信用ないし、自分でもそう思う」
その言い方が妙にリアルだった。
「でも」
少し間空ける。
「ひまりには、ちゃんと変わったって思わせたい」
蓮は今までみたいな余裕ある顔じゃなかった。
必死だった。
初めて自分から失いたくないって顔してる。
美咲はその横顔見て、胸の奥苦しくなる。
ほんとに変わってる。
「……だから」
蓮が小さく言う。
「待ってる、 ひまりがちゃんと信じられるようになるまで」
その言葉。
今までの蓮なら、絶対言わなかった。
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🫧想美🎐🍏
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#イケメン
蒼乃 月
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