意識しちゃう 乱歩さん です 。
太宰 は 最後くらい しか 出てきません 。
惚れさせる …… ?
ばっか じゃないの 。
その 言葉 は 数日前 、 カフェー の 店員さん に 言っていた こと と 同じだ 。
なのに 、 何故か 頭から 離れない 。
あの時 の 表情 、 真剣 な 何かを 決心した 顔 。
顔 の 体温 が 上がっていくのを 感じる 。
「 もう 、 どうすれば いいんだよ … .ᐟ.ᐟ 」
こんなの 宣言 じゃない 、 呪い だ 。
「 うう …… .ᐟ 」
口の中 に 駄菓子 を 放り込む 。
だが 、 何も 味 が しない 。
顔 の 体温 だけ が 上がっていく 。
「 乱歩 、 顔が赤いが … どうかしたのか ? 」
一緒 に 居た 社長 が 心配そう に 聞いてくる 。
いっそ 言ってしまうか ?
否 、 社長 の ことだ 。
僕 が 恋をしている なんて 思われたら 、 倒れてしまう に 違いない 。
しかも その相手 が 部下 の 太宰 だなんて 知ったら 。
「 ちょっと 熱くて …… あ 、 でも 全然 へーき だよ 。 」
そう言う と 「 そうか 。 」 とだけ 言い 、 仕事 へと 向かった 。
誰か に 相談したい 。
探偵社員 の 誰か に 言うか ?
…… きっと 殆ど が 止めるか 驚いて 倒れてしまうだろう 。
与謝野さん なら 「 太宰 だけは やめときな 。 」 と 。
国木田 や 谷崎 、 敦くん は 驚きすぎて そのまま 与謝野さん の 世話 に なるだろう 。
となると あまり 相談する 相手には 適さない 。
虫くん や ポオくん も …… 。
「 はあ ………… 。 」
ため息 を 吐く 。
そしたら 、 大きな音 を 立てて 、 扉 が 開かれた 。
「 乱歩さ ~~~ ん .ᐟ.ᐟ 」
最悪 な ヤツ が 来た 。
何で ため息 を 吐いた と 思う ?
お前 の せい だよ 、 太宰 。
惚れているか は 分からない 。
でも 。
頭の中 は もう お前 で いっぱい だ 。
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