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外に出かけるたびにナンパされる赤と水
ナンパ男にすぐ引っかかる赤
滅多に引っかからないけど意志が弱い水
そんなかわいい女の子ふたりの
恋のおはなし
覗いていきませんか？
にょた百合、暴言、過激な下ネタが苦手な方は🔙
赤♀(一人称:りうら、私)
高校生、バイセクシャル、依存体質、ちょろい
水♀(一人称:ぼく、私)
高校生、バイセクシャル、ガード強い、赤が好き
桃 (一人称:俺)
大学生、ナンパ師
青 (一人称:俺)
大学生、ナンパ師
桃「キミかわいいね、今ひとり？」
典型的なナンパの仕方だな
ナンパしてくる奴は大抵ヤリチンなんだよな
ほんとにキモい
赤 (どう見てもひとりだろ、何が見えてんだ)
赤「まぁ、はい…」
桃「そっか〜、何してるの？」
赤「別に何でも良いじゃないですか」
桃「冷たいね〜」
赤 (誰がナンパ男に優しくすんだよ)
桃「もし暇だったらさ、俺とお茶しない？」
赤「……………」
すぐイケメンにホイホイされるの
もうやめようとしてたばっかだけど
こいつよく見たらイケメンだな…
お茶くらいならいいかな
赤「ちょっとだけなら………」
桃「ほんと！？やった、じゃあ行こ。いいとこ知ってるんだ〜」
どうせまたすぐ捨てられるんだろうけど
桃「あ、そういえば名前なんて言うの？」
赤「りうらです」
桃「へぇ〜、珍しいね！」
赤「よく言われます」
桃「そっか笑 俺はないこだよ！」
赤「女みたいな名前」
桃「よく言われる〜w」
赤「………」
やば…かわいい、かっこいい……なにこいつ…
ほんとにりうらのこと可愛いと思って
声かけただけ？理由は何にしろナンパだけど
赤 (絶対沼らないから……絶対…)
桃「こういうのはじめて？」
赤「え？」
桃「男の人に声かけられるの」
赤「いや、よくあります」
桃「そうなんだ！モテるんだね〜！」
赤「別に、どの男もりうらのこと上手いこと利用して、最後には見捨てるだけなので」
桃「ふ〜ん……」
この人もきっとそうなんだろうな
桃「俺だったらそんなことしないのにな」
赤「……全員同じこと言ってましたよ」
桃「俺は本気だよ？」
赤「え……」
今までの奴とは違う、
綺麗な瞳に吸い込まれそうで
赤「えっと……」
桃「ねぇ、俺にしなよ」
赤「それは…付き合いたいということで……？」
桃「もちろん」
きっと弄ばれるんだって
そう思いたいけど
赤「………ちょっと、考えていいですか…」
桃「うん、いくらでも待つよ」
赤「……………」
どうしよう
このままじゃ好きになっちゃう
桃「連絡先、交換しない？」
赤「あ、はい……」
桃「ありがとう！アイコンかわいいね！」
赤「つい最近友達と撮ったやつです」
桃「へぇ〜！隣の子も超かわいいじゃん！」
赤「みんな言ってます」
桃「そうなの？まぁこんな可愛かったらな〜…俺の友達が好きそう」
赤「この子モテるけど、ガードめちゃくちゃ強いから攻略激ムズですよ」
桃「攻略ってそんなゲームみたいなw」
赤「友達になるのも難しいくらい」
桃「え、そんなに？なんで友達になれたの？」
赤「私が頑張ったというか、向こうが友達になりたいって」
桃「すごw」
赤「夏休みのとき私の家で半同棲してたくらい仲良いし、お互いの家の合鍵持ってるし」
桃「………りうらちゃんって高校生？」
赤「え、あ…高二です」
桃「そうなの！？若いな〜とは思ってたけどまさかの未成年か〜…」
赤「ないこさんは？」
桃「俺22だよ！てか、今はじめて名前呼んでくれたね」
赤「え、名前くらい呼びますよ」
桃「えへ、うれしいな〜」
この笑顔を見ると
つられてこっちも口角が緩む
赤「んふ…」
桃「あ、笑った！」
赤「なんですか…？私だって人間なので笑いますよ…」
桃「だってさっきから真顔だったからさ〜…かわいい笑顔だね」
赤「…………ごめんなさい、このあと用事あるので帰ります」
このまま一緒にいたら好きになりそうで、
沼から抜け出せなくなりそうで、
適当に理由をつけて帰ることにした
桃「あ、そうなの？じゃありうらちゃんがよかったらまた今度遊ぼ？」
赤「考えときます」
桃「ずっとそれじゃんw じゃあ家帰ったら連絡するね」
赤「はい、では……」
桃「うん！またね〜！」
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