テラーノベル
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あぁぁぁ新作だお
頑張って設定を捻り出すんだぜ…
自分の設定(花)× 絵チャの友からのリク(ろしとあめ)で書きますよぉ
Russia視点
薄暗い路地を一人歩いていた
ここらは”flower town”と呼ばれていて、花が中心となる街だ
家や店の大半には多種多様な花が飾ってあって、全て大切にされている
花屋は毎日必ず視界に入るほど多く、目や鼻がおかしくなるほどの彩りであった
住む人も穏やかで、まさに御伽の世界だろう
そんな町では、数個の掟が存在した
『・花を贈る時は、花言葉がネガティブなものでは無いか確認してから贈らなければならない。』
1つ目は花を贈るときの注意
少しでも暗い意味を持つ花(スノードロップや黒百合等)は厳しく規制されている
そういった花を見つけるのも住民の役目で、皆花言葉を調べる辞書を常備している
『・犯罪は決して起こしてはならない。5人1組になってお互いを監視し合うこと。』
2つ目は犯罪について
この街はとても平和な街。理由は、この掟によるものであった
5人で1組になり、お互いが犯罪を起こさないか監視し合い、見つけたら即時連絡をする
街のそこら中に緊急時用のボタンがあって、どこかを押せばすぐに警察が駆けつけることになっている
花を傷付ける人物が居たり、誰かが倒れてしまったりというときに押すことが多い
『・恋愛をしてはいけない』
3つ目は恋愛の規制
この地域ではお見合いから結婚が通常なので、個人的な恋愛は許されない
恋愛をした場合2人は離され、少しの罰金や刑罰を受ける可能性がある
この掟が出来たわけは、恋愛に関してのいざこざが多かったためである
…と、その他にも数多の条例が定まっている
大事な条例はこの3つくらいだが、平和な街故にかなり多いので注意が必要である
「Hello,Russia-kun」
アメリカ
このflower townで、恐らく一番性格が悪い奴
親の時代に冷戦があったのもあり、今も仲が深くは無い
「…Привет」
「HAHA、冷たいなぁ…もっと俺に構ってくれたっていいんだぜ ?」
なんだかのらりくらりとしていて気持ちが悪い
楽観的で自由なくせに、いつの間にか全てを把握している
いつも俺より上に居る
俺は此奴が心底嫌いだ
「お、ロシア」
親父のソ連
別に仲良くも悪くも無いが、頼りになる
あと…やはりアメリカとは仲が悪い
「よぉソ連君 !(笑)」
「はぁ….」
舌打ちの音と溜息が聞こえてくる
此奴らは毎回こんな感じで、周囲も承知の不仲だ
flower townではこういった不仲は街から追い出されたりするが、特例ってやつだ
アメリカも親父もかなりの仕事や責務を担っているし、手放すのは惜しいと言ったところ
花を傷付けたりはしていないから、許されているのもある
「おいそこ、喧嘩をするな」
この人はナチス・ドイツ…第三帝国とも呼ぶ
ここらの見回りをして、flowertownの安全を守っている警察みたいな存在だ
見回りだが、ソ連とアメリカが喧嘩紛いの事をしすぎてほぼ付きっきり
あまり仲良くは無いが、少し話す程度はする
毎回この三人で喧嘩をしだすのがいつもの流れなので、あまり関わらないようにしている
「散々煽っておいて負けたナチス君じゃないか(笑)」
「は゛? 随分と前の事を言うじゃないか…お前だってアメリカには負けただろう」
親父が火を付けると、ナチスも負けじと炎を大きくする
これの繰り返しが多い
「随分と前ねぇ…まだ100年も経ってないんだぞ ? 後俺はアメリカに負けたんじゃない自分で崩壊したんだ」
「もう80年は経ったんだから随分前だろう。崩壊したのも負けたのも同じだ」
「まぁまぁそう怒るなよお2人さん。結局今勝ち残ってるのは俺なんだからよ…負け犬の遠吠えは醜いぜ ?」
アメリカも加勢すると、もうカオスになってしまうのだ
「はぁ….俺は少し花屋へ行ってくる」
早々に退散することにした
毎日これだと、やはり逃げる口実が必要になる…「花屋へ行く」と言えば止められないので、毎回そう言っている
俺は踵を返して、花屋へ向かった
コメント
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続きが楽しみです!!