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三枝視点
ステージの時間になり、たくさんの生徒たちが体育館へと集まっている
俺もその一人だ
人混みに流されながらどこでみようかなんて考えてたら、突然、後ろから声をかけられた
〔あきな?〕
『あ!叶さーん!』
〔久しぶり、大丈夫だった?〕
『へーきです!叶さんも元気そうでなにより!てか、どうしてここに?』
〔僕はステージを見にきててさ、葛葉でるし…あ、あきないま暇?〕
『えぇ?まぁ空いてますけど』
〔じゃ一緒にステージみよっか〕
叶さんは俺の手を掴んで人混みではぐれないようにしてくれた
叶さんがとった場所がまさかのステージの前、一番前の列だったから少し緊張する…
そこからは着々と進んでいき、最後の出し物、それがバンドだった
『次ですね!』
〔楽しみ〕
突然体育館の明かりが消え、真っ暗になる
まわりはざわざわしだし、やがてそれも収まり、体育館がしずみかえったとき、ステージ上にライトが当てられた
〖みなさーーーん!こんにちはー!!
今日は俺たちのライブ!楽しんでってください!!〗
そして、後ろにいた葛葉さんが合図をすると、いっきにステージが湧いた
〖~~~~♪♪〗
ひばりは相変わらず歌がうまい
ローレンさんや葛葉さん、イブラヒムさんも、みんな楽しそうに演奏してて…
俺は順番にみんなを見て、そして、不破先輩へ視線を向けた
『…!!』
輝いていた、その姿が綺麗で、かっこよくて…不破先輩の奏でるギターは、みんなをひっぱってて…
『…かっこ、いい』
〔…かっこいいよねw〕
隣にいた叶さんが俺をみて微笑んだ
『ちょっ…!聞こえてました?』
〔うん、聞こえてたよ〕
『はず…ッ』
その後も体育館が楽器の音や歓声、歌声で溢れかえっていた
三枝視点
ステージが全プログラムを終えた後、学校では夜祭があった
夜祭といっても、ただみんなで話ながら遊んだり、夜に店を出してくれるクラスもあった
「ほんまにごめん!」
不破先輩は俺の前で手を顔の前で合わせながらものすごい謝罪してくる
『いや、別に大丈夫ですよ?約束があるならそっちに…』
「ごめんなぁ…すぐ戻るから!」
『すぐ?え?…なんのようなんですか?』
「実は呼び出されてさ、中庭の大木の前に」
『…!そー、ですか、相手待たせてるじゃないですか?』
「そーやった!ごめんな!いってくるわ!」
慌てながら去っていく不破先輩を見送った後、俺もその後をつけた
…中庭の大木、この学校じゃ有名な恋愛スポットだ
なんかあそこの前で告白したら付き合えるだとかなんだとか…
相手はだいたい予想できた
俺は中庭の影に隠れ、声を聞いた
大丈夫、暗いからばれない
「ごめんゆきさん、まった?」
不破先輩の声が聞こえる
ゆきさん…か…
ここで二人は付き合うんだろうか…
…やだな