コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これはいつのことだろう。
もう覚えてないや。
あの日。その手に救われた。
俺は、単なる捨てられた奴だ。
あの頃は毎日が地獄。
どこを見ても変わらない殺風景。
誰も俺を助けようとはしない。俺を見ようとはしない。
最後に笑ったのはいつだろう。
最後に泣いたのはいつだろう。
最後に,,,,
俺は見知らぬところにいた。
でも見たことある顔が並んでいた。
「走馬灯」ってやつ?笑
とだけ思っていた。
そこに居たのは家族なんかじゃない。
俺の初恋の人だった。でも俺が最後に見た時とは違う雰囲気。
「大人っぽくなったね」そう口に出してしまった。
彼女は「いきなりなんなの」と恥ずかしそうに言う。
走馬灯だけでも幸せでいたい。そう思って告白した。あの時の願いを叶えたかった。
そこから何日たっただろう。
走馬灯からは抜け出せない。
本当はこれが「現実」なのか?
そんな馬鹿な..はは…
初めは楽しくて嬉しくて気持ちのコップから溢れ出していた。
だけど、現実とは違うはずなのに、つまんない。タヒにたい。
そう思い始めた。
それで俺は思い切って飛び降りた。
そこで彼女はいった
「なにやってんのよ。これが現実なのに…あんたがこれまで見てきた捨てられた話は夢なのに…」
そこで俺は本当のそうまとう《ゆめ》を見た。