テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
これはいつのことだろう。
もう覚えてないや。
あの日。その手に救われた。
俺は、単なる捨てられた奴だ。
あの頃は毎日が地獄。
どこを見ても変わらない殺風景。
誰も俺を助けようとはしない。俺を見ようとはしない。
最後に笑ったのはいつだろう。
最後に泣いたのはいつだろう。
最後に,,,,
俺は見知らぬところにいた。
でも見たことある顔が並んでいた。
「走馬灯」ってやつ?笑
とだけ思っていた。
そこに居たのは家族なんかじゃない。
俺の初恋の人だった。でも俺が最後に見た時とは違う雰囲気。
「大人っぽくなったね」そう口に出してしまった。
彼女は「いきなりなんなの」と恥ずかしそうに言う。
走馬灯だけでも幸せでいたい。そう思って告白した。あの時の願いを叶えたかった。
そこから何日たっただろう。
走馬灯からは抜け出せない。
本当はこれが「現実」なのか?
そんな馬鹿な..はは…
初めは楽しくて嬉しくて気持ちのコップから溢れ出していた。
だけど、現実とは違うはずなのに、つまんない。タヒにたい。
そう思い始めた。
それで俺は思い切って飛び降りた。
そこで彼女はいった
「なにやってんのよ。これが現実なのに…あんたがこれまで見てきた捨てられた話は夢なのに…」
そこで俺は本当のそうまとう《ゆめ》を見た。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!