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罪滅ぼし の過去編です。
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今日は、スマイルを家に呼んだ。
ゲームをしよう、とか言う適当な理由で。
本当はスマイルを俺のものにする為なんだけどね?振り向いてくれないんだから仕方ないじゃん。
「ほら、上がって上がって!」
「ん、お邪魔します」
礼儀正しく靴を揃えて自分の家に上がるスマイルを見るだけで、ゾクゾクしてしまう。
あぁ、もうすぐでスマイルが手に入るんだ。
「コーヒーで良い?」
「あぁ、お願い」
「そこらへん適当に座っといてね」
そう言うと素直にソファーに座るスマイル。
わざわざ俺の場所開けてくれてるとか可愛すぎでしょ。
「…………」
無言でソファーに座っているスマイルの隣に座る。スマイルは少しだけビクッとしたけど、特に気にしない様子でテレビ画面を見つめていた。
「はい、スマイル。一応砂糖入れておいたけど、大丈夫そ?」
「うん、大丈夫。ありがとうきりやん」
そう言って何の疑いもなくコーヒーを飲む。…俺が何も入れてないとでも思ったの?
もちろん、睡眠薬を入れておいた。ちょっと話したらすぐ眠くなっちゃうかな?ふふ、楽しみだなぁ。
「あちっ、…んん゛、」
コーヒーを飲んだ瞬間、熱くて少しだけ舌を出すスマイルを見てニヤける口元を抑えることが出来ない。……やっと手に入るんだ。この愛しい人が。
そう言えば、スマイル猫舌だったなぁ。
火傷しちゃったみたいだけど大丈夫かな?まぁいいや、これからずぅっと一緒に居るわけだし。ゆっくり治していこうね。
さて、そろそろ言ってしまおう。早く、俺のものにしたくて堪らない。
「ねぇスマイル。俺さ」
スマイルの事、好きなんだよね。
「……は、…え…?」
「だから付き合って欲しいなって思ってるんだけど……。」
「え、な、なん……」
戸惑っているスマイルを無視してソファーに押し倒す。
そのまま馬乗りになって両手を押さえつけるとスマイルの顔は恐怖に染まっていた。……あーあ、そんな顔されたら俺だって悲しくなるじゃん。なんで俺がこんなにスマイルの事愛してるのに分かってくれないの?
「ねぇ、スマイル。答え聞かせてくれる?」
「ぇ、ぁ……ぅ、ゃめろよ!離せ!!」
スマイルは混乱して俺の話を聞いてくれないみたい。
「じゃあさっきの話考えておいてね」
暴れようとするスマイルの首筋に思いっきり噛み付く。血が出るくらい強く噛むとスマイルの声が小さくなった気がした。痛かったのかな?ごめんね。
でもちゃんと答えてくれなかったスマイルが悪いんだよ。
「ぃたっ……、……ひっぐ、」
涙目になりながらこちらを睨んでくるスマイル。その表情すら興奮材料になるとも知らずにね?
「あぁ、可愛いなぁ。早く俺だけのものにしたいよ」
そう呟いた後俺はスマイルを押し倒したままキスをした。
睡眠薬が効いてたのか、抵抗する力も無くなって段々大人しくなっていく。
……そして、遂にスマイルが意識を失った時、俺はようやく自分の物に出来たんだって実感が湧いた。
これから、どんな風にスマイルと過ごそうかな。
俺の側にずっといて、俺が作ったご飯だけを食べて、俺がお風呂に入れてあげて、俺とだけ話して、
夜は沢山愛し”合って”。
全部、俺で染めるんだ。
こんな事を考えている俺の顔は、どんなだと思う?
ねぇ?スマイル♡