テラーノベル
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朝、カーテンの隙間から入ってくる日差しで仁人は目が覚めた。
いつもと寝心地の異なるベッド、香り、ぬくもり。
いつもと違うはずなのに、いつもよりも安心できる。
それはきっと、隣で寝ている男のせいだろう。
すがすがしい朝に、心が満たされるのを感じながら、ふと頭に手をのせてみる。
「…あ、」
自身の背面もちらっと覗くが、昨日まであったものが無くなっていた。
「…そっか、もう大丈夫なんだ」
ほんの一日の出来事だったが、いろいろ起こりすぎてまだ頭で処理しきれない所はある。
昨日の流れ的に犯人は勇人だと思うが、結果オーライと言ったところだろう。
自分の至らなさもあったのは事実なので、不問とする。
「仁人」
「あ、勇人、おはっ…」
勇人は起きるや否や、仁人に抱き着いた。
夢じゃない。隣にいるんだ。
昨日はそのままお互い疲弊しすぎて寝てしまった分、朝起きて隣にいた時の感慨深さが身に染みる。
「…ちょっと、びっくりするから、」
「ねぇ仁人、キスしていい?」
期待するような、甘えるようなその言葉。
いつもなら「何馬鹿言ってんだ」と一蹴していただろう。
だが、もう冷たくあしらわなくて大丈夫。
受け入れても大丈夫なんだ。
「…うん、キスして」
優しく触れ合った二人は、今まで感じたことのない幸福感に包まれていた。
end
memi(めみ)
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コメント
1件
わあああ第9話「朝」読んだよ〜!!😭💕💕 朝の日差し、隣にいる勇人のぬくもり…もうこの空気感だけで尊すぎるんだけど!!「いつもより安心できる」って仁人が感じてるのが、もうね、じわじわくる…✨ そして「キスしていい?」からの「うん、キスして」…!! 今まで冷たくあしらってた仁人が受け入れるって、本当に心がほどけたんだなって伝わってきて、胸がぎゅーっとなったよ🥺💕 優しく触れ合う二人の幸福感、このまま続いてほしい…! 蝉の抜け殻さん、素敵な朝をありがとうございます🌸✨