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静かに浮かぶ朧月の中、微かなリップ音が二人の耳に響き渡っていた。
【omr side】
それが“接吻”である事に気づくのに時間がかかった。
「、ん…や、やめ…..」
僕より10cm程、高い風磨くんは覆い被さるように無言で力を緩めない。
ゆっくりと時間が流れてゆく。
「…ねッ…. ..ふ..ま……く,,,」
『..苦しいでしょ..?ちゃんと息して…..』
「…は…ぅ….」
重なった唇の、微かな隙間から、二人の吐息が漏れる
お構い無しに角度を変えながら口付けしてくる風磨くん。
と、急に眩しくなった。
ゆっくりと目を開けると見慣れた車。
マネージャーが来た。
それに気づいた風磨くんは僕から急いで離れる。
心臓の音が煩い。
『…っ..ごめん…。今のは忘れて..』
そう言いながら落としたスマホを僕に渡してスタジオの中へと足早に帰っていった。
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短くて御免なさい😞