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知らない貴方。
ある日のこと、
俺は会議後の作業確認で各自に聞き込みしてる時のことだった。
こんなことで。
変わってしまうなんて知らなかった。
百)ねぇ…聞いてる?
紫)あーもうわかってるから!!
いつもそうだ。
彼はそうやって俺を無視して、俺を消す
赫)いるまー可哀想だよー?
紫)はぁ?
翠)少しはらんらんの話聞きなよ。
瑞)そうそう!たまには良いこと言ってるんだし
百)たまには!?
黄)まぁまぁ!!💦
紫)はぁ。
こんなことなら…コイツなんかと出逢わなきゃ
よかった___
百)…どこここ。
気づけば知らない天井にいて
さっきまでのいるま達はいない。
慌ててスマホを確認すると、2022年6月21日
百)いるま達と出逢う前…?
なんで…なんて思考を巡らせても意味がない。
とりあえずあいつらに会わないと。
赫)…らん?
百)なっちゃん!!
赫)よかった。
百)なんで急にこんな時が戻って…
赫)わかんね…
赫)とりあえず垢の奴らを探そう。
百)うん。
あれから数ヶ月。
変わったことに気づいた。
俺らはシクフォニというグループを知らない。
そして、他のみんなは違う道に進んでる。
赫)つまり…出逢わなかった世界線…ね。
百)じゃあなんでなっちゃんとは会えたの…?
赫)それも探さなきゃな。
百)…。
赫)(らんも…不安だよな、)
必ず俺がこの世界から救ってみせるから。
《ニュースです。柴野いるまが大活躍俳優として名を上げ世界的に有名に___》
百)…。
赫)…らん?
百)…これでよかったのかもな…ッ
赫)ちょ…
百)…。
涙目の君を眺めるしか出来なかった。
紫)あの…良ければ使いますか?
そう言ってハンカチを差し出す彼。
百)…は…ッ?
赫)ぇ…
相変わらず身バレを気にしないやつだ。
自分の立場を気にせず自分を貫く。
百)変わらないやつ…(ボソッ
紫)ぇ…?
百)…なつ行こう。
赫)え…わかった…
紫)…?
どこかで出逢ったことがあっただろうか…。
百)…〜ッ。
赫)…唸っても仕方ないよ…
百)…わかってるよ。
赫)いるまは世界的有名な俳優。
赫)みことはバンドマンとして活動、
赫)こさめは配信者、
赫)すちは三つ星レストランのシェフ
赫)終わりだな。
赫)その上俺は教師、
赫)らんはなんだっけ…
百)…わかってて聞いてるなら○す
赫)すみません。
赫)(コイツはシクフォニじゃなくてもブラックに染まる未来なんですかね。)
赫)(社畜の未来は変わりませんよと。)
赫)(なららんは変わらんな)
百)…はぁ…とりあえず頭冷やしてくる。
赫)…はいはい。
頭冷やす=仕事してくる
赫)バカかな…
百)聞こえてるぞ。
赫)やべ、
紫)…。
引っかかる。
アイツ…何処かで会ったことがあっただろうか
紫)幼い頃?
考えても同級生だろしてもそんな覚えてない。
紫)気のせいか。
翠)….。oO
赫)お前も変わってないんだな。
進展がないのでとりあえず三つ星レストランに
来てすちに会いにいくことにした。
翠)大体ね〜、人間場所次第で変わるだけで
翠)人柄は変わらないんだよー。
赫)そうか?
翠)…まぁ1人を例外としようかな。
赫)ぁー…すんませんね?
百)後1時間後に提出しないといけないので
百)…許して。
翠)変わらない。
翠)せめて社畜じゃなければ…ッッ
翠)この世界を好きになろうと思ったのに。
翠)大嫌いだ。
赫)すちがそこまでいうの珍しいww
翠)ぁ。そうそう。
翠)みこちゃんとこさめちゃんが
翠)いつか会えるかもしれないってここ通ってるんだよね。だから少ししたら来るよ。
赫)ぇ、まじで?w
チャリンチャリーン
翠)いらっしゃいませ。
翠)おいで。
瑞)わぁー!!やっぱ来た!
瑞)こさめの勘は正しい!
黄)うぇ…なっちゃんもらんらんも変わらない…
赫)なんだ。変わって欲しかったか?
黄)ううん!?
瑞)らんくん社畜〜!
赫)助けろよほんと。
赫)なんならシクフォニの時より酷いぞ?
黄)うぇ!
赫)こいつ俺が知ってる限り三徹だろ
百)おぉ、一生そう思ってて。
赫)は?もっとあるってこと?
百)さぁ?何言ってるかわからない。
赫)一回〆てやろうか、
黄)あれ、2人同棲してるの?
赫)まぁこの世界の原因探そうって…
百)もう俺はこのままでいい。
瑞)ぇ
百)だってみんな各自の道で楽しそうじゃん、
百)じゃあ別に良いよ。
黄)本当は?
百)…なんでもいい。
翠)冷たいなー。
赫)…まぁ戻るにもいるまを戻さなきゃ…
瑞)いるまくん世界的有名な俳優なんでしょ、
黄)会えるのかな…
百)俺らを覚えてないよ。
翠)え、
赫)街中で会ったけど、
赫)…冗談でもなく本気で覚えてなかった。
黄)…そっか…
瑞)じゃ、じゃあッシクフォニのこと目の前で語るとかしてみたら思い出すかな…ッ?
翠)どうだろうね
百)…なつ、行こう
赫)え、なんで、
百)…これ以上居ても意味がないでしょ、
赫)…らん…
瑞)ねぇ、最後に。
百)…?
瑞)なんでらんくん達はそんな簡単に出会えたの?こさめ達はお互いの職業調べてその場行って出逢った。
確かにそうだ。俺らはなんとなく懐かしいと思えた場所に居たらなつが来た。
アイツも懐かしい。そう思った場所だと。
翠)もしかしたらさ、この世界は、
翠)暇ちゃんとらんらんが軸なのかな。
百)…どうだろうね
赫)…行こっか、
百)なんでここに来たんだっけ…
赫)わかんない、
俺らはもう一度なつと再会できた場所に来た
百)…ッッ
赫)んなとこで出会いたくはなかったかもなぁ。
百)確かに…ッッ
俺のお父さんの墓が立つ目の前で再会
不謹慎だろ。
赫)らんはここを懐かしいと思うのはわかる
赫)でもなんで俺もなのかが分からない、
百)…なっちゃん。
赫)ん?
百)…もう一度…シクフォニとしての世界が戻ったらここに来よう。
赫)ぇ?
百)……あの頃みたいにニコッ
赫)…ぇ?
百)帰ろう。
赫)(あの頃?)
らんは…何をわかってる…。
俺には分からない。