後編
赫「…何をわかってんだよ…」
もう一度ここで出逢おう。
赫「…何言ってんだよ…俺は初めて…ッ」
赫「…はぁ…らんのとこに行くか。」
赫「らん?」
暗い部屋、
赫「…出かけてんの?」
荷物が少ない、靴もない
赫「…珍し、何も言わずに行くとか。」
ピロンッ
通知の音でスマホが光り見ると、
“シクフォニ”が新しい動画をあげました。
赫「…は?」
赫「…どういうこと…?」
俺は慌ててすちの店に駆け出した。
赫「すち!!!」
翠「どぉしたの…?」
赫「これ見ろよ!!」
翠「…シクフォニが…新しい動画を投稿した…?」
翠「…いやでも…俺ら何もしてないよ?」
瑞「すちくん!!大変!!」
黄「こさめちゃん待ってや!」
瑞「これどういうこと!?」
黄「なっちゃん、らんらんは?」
赫「わかんね…朝から姿がなくて…」
紫「…なぁ。」
赫・翠・瑞・黄「びっくりした!!?」
紫「…そんな?」
赫「え、なんでここに…」
紫「昨日夜にらんが来て動画見せてきた…」
紫「それで思い出した…?」
瑞「なぜ疑問系…」
黄「その動画って?」
紫「俺らのデビュー動画、」
赫「…は?なんで…」
赫「だってこの世界にはシクフォニはない!」
赫「俺らが出会わなかった世k…」
瑞「…?なつくん?」
赫「……お前ら来いッ!」
黄「うぇ!?」
赫「らんッッ!!」
桃「…。」
紫「…らん?」
桃「…誰」
瑞「ぇ…?何言ってんの…」
翠「冗談キツいよ…?」
桃「…それ以上来ないでね。」
桃「“気持ち悪い。”」
黄「うぇ…ッ」
赫「ぇ…?」
紫「…何言って…どうしたんだよッッ!」
桃「お前らこそ何なの、?」
桃「なんで俺の名前がわかる訳?」
桃「なんでこんなとこに来るの」
赫「は?」
赫「まじでどうした…ッ俺ら仲間じゃんッ!!」
桃「来るなってるいってんじゃんッ!!」
瑞「…ぇ…ッ」
桃「誰なの…ッッなんなの…ッッ?」
震えた身体、
震えた声
黄「…どうしたの…」
桃「わかんない…わかんない…わかんないッ!」
桃「なんなのッッ!?ポロポロッ」
瑞「らんくん…ッ?」
桃「なんで俺のこと知ってんのッッ…ポロポロッ」
翠「らんr」
桃「話しかけんなッッ!!ポロポロッ」
紫「…ッッ…なんで?」
紫「まじでどうしたんだよ…」
桃「来ないで来ないでッ!!ポロポロッ」
桃「戻ってくんなッッ!!ポロポロッ」
赫「戻って…?」
赫「……なぁ、この世界はお前が望んだのか?」
桃「…ッッ…そうだよ。」
瑞「ぇ…。」
黄「何のために…ッ?」
桃「出逢わなきゃよかったんだよッッ!!ポロポロッ」
桃「疲れたのッッ…ポロポロッ」
桃「何を言っても無視ッ、」
桃「どれだけやっても否定ッッ…」
桃「どれだけ考えても君らは認めないッ…」
桃「全部の意見を通してとも言わないけどッ」
桃「弄って、貶して、バカにしてッッ…」
翠「それは…ッ」
紫「…ッらん…」
赫「…ごめッッ」
黄「らんらん…ッ」
瑞「…でもそれは!!」
桃「…疲れた。」
桃「…だから許して。」
紫「…らん…お願い…ッッ」
紫「もう一度やり直そう。」
赫「待って?」
赫「疲れたとか…出逢いたくないならなんで…」
赫「なんで…俺にまたここに来いって言った?」
赫「なんでいるまに記憶を戻した…」
瑞「あ、確かに…!」
紫「…なんで?」
桃「…。」
次回最終話。
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