「はぁ…はぁ…」
いくら走っただろう
「もっと…とおくにっ…」
どれくらい遠くに行っただろう
「はぁはぁ、もっと…もっと…あだっ!!」
「あれ…?、ここ、どこ?」
気づくと私は大きな古びたお城の前にいた
「もう、おってきてない?」
ここは何処だろう必死に走っていたせいか
山奥の城まで来ていた
どう思ったのか私は、 その城へ入る事に
「きれい…」門をくぐるとそこは綺麗な
花畑が広がっていた、古びた見た目に反し
花は手入れがされているようだった
『誰…?』
花畑に見とれていた私は
気づかなかったいや、気配すら
感じなかったと言った方が正しい
気づけばそこには緑色の髪の毛をした
美しい女性がたっていた
「え…あ、えと、」
私はパニックになり上手く話せなかった
「わ、わたしっ…おわれて、
こわいひとがっ、そのひとからっ
にげてて、 それでっ…」
パニックな私とは違い女性は
落ち着いた口調で聞く
『…そう、お母様やお父様は?』
「わ、わかんない、」
『そう、とりあえず
外は寒いわ 中に入って』
「は、はいっ」