テラーノベル
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…あれ?ここどこだっけ?
???「おーい。フェリちゃん聞いとる?」
フェリ?あぁ。俺の名前はフェリシアーノ・ヴァルガスか。
???「ぼーっとしとるけど大丈夫か~?」
フェリシアーノ「うん。大丈夫だよアントーニョ兄ちゃん」
アントーニョ「せっかくの二人っきりや!いっぱい楽しむで!」
フェリシアーノ「うん!」
そうだ。アントーニョ兄ちゃんと久しぶりに二人っきりになったから一緒に町で遊んでたんだった。
フェリシアーノ「アントーニョ兄ちゃんは何をしたい?」
アントーニョ「そうやな…。トマト狩り行こか!」
フェリシアーノ「あー…はは。うん!」
フェリシアーノ「トマト狩り…」
目の前にいるのは明らかにトマトにあほのような顔がついた化け物だった
フェリシアーノ「ヴェ…」
アントーニョ「もしかしてフェリちゃん。トマト狩り初めて?」
フェリシアーノ「い…いや….俺の知ってるトマト狩りじゃないなぁって」
アントーニョ「何言ってんねん。トマト狩りはこれしかあらへんで」
フェリシアーノ「俺の常識は通じないの…?ヴェ」
アントーニョ兄ちゃんがハルバードを構え始めた。やる気満々だ
フェリシアーノ「え?ちょ…ヴェエエエ!?」
アントーニョ「なんや?」
トマトの化け物をつかんで振り向かないで!?怖い怖い。あー。いや。これがこの世界の常識か。あれ?この世界….。ほかに世界ってあったっけ?まぁいいや。
<span style="font-size: 24px">**みんなで帰ろう**</span>
第一話:イニッツィオ(l’inizio)
フェリシアーノ「ヴェー…。びっくりしたよ。トマト狩り行こか!がまさかのこれだとは…」
アントーニョ「逆にフェリちゃんが外に出たことがないことにびっくりしたわ」
フェリシアーノ「えへ…まだこの町の地図さえ覚えれてないもん」
アントーニョ「まぁ教えてなかった俺が悪かったわ」
フェリシアーノ「ん。ねぇアントーニョ兄ちゃん」
アントーニョ「なんや?」
フェリシアーノ「俺たちって何年一緒にいる?」
アントーニョ「フェリちゃんが生まれて1年後からずっと一緒におるで。去年フェリちゃんは20歳になったから一緒になって19年やな」
フェリシアーノ「…。」
アントーニョ「急にどうしたん?ショックか!?俺のせいか!?」
フェリシアーノ「そうかも…」
アントーニョ「早よ家に帰ってやすも!ほな行くで!」
え?本当に心配して…る?引きずってるよね?もうちょっと持ち方を考えて~?ヴェヴェヴェヴェヴェエエエエエエエ。ぎゃああああああ
アントーニョ「よっこいしょ」
フェリシアーノ「グヴェ」
アントーニョ「しばらく休んどき!俺はまだトマト狩りしてくるから!連れ出してごめんな!じゃ」
家出るの早すぎ…。トマト狩り優先なんだ。なんか俺の知ってるスペイン兄ちゃん…。スペイン兄ちゃん?誰だっけ…。あれ?まぁ…いいか…。
ゆかボンド
冬将軍@春待ちを添えて
コメント
3件
読ませていただきました〜!トマト狩りがまさかのモンスター退治だった衝撃と、「ヴェエエエ!」って叫びながら引きずられていくフェリシアーノ君の困惑がめっちゃかわいくて、つい笑っちゃいました☺️ アントーニョ兄ちゃんの「連れ出してごめんな!」からのトマト狩り続行のノリの良さ、この距離感が絶妙ですね。二人の関係性がじわじわ伝わってくる1話でした。続きも気になります!