魅華)さて…とりあえず2人は式神化成功…と
私の前には膝を着き大人しくしているオレンジ髪の女と私に散々ボコられた男
魅華)お前ら、名前は?
??)名前…は、私は「哀」で御座いますこちらの男性は「白虎」名の通り白虎を操る者でございます…
魅華)ふーん…?ま、悪くは扱ってやんねぇから…まぁでも…話すもんはぜーんぶゲロって貰うから
お兄の方を見るとお兄は華炎達の様子を見ていた
魅華)お兄、どう?
雅弥)まぁまぁ…って感じだな、アイツらは弱くないからな
魅華)そっか!(私が目的なら…強い人員で来ると思うけどな…)お兄、私ちょっと行ってくる…紫髪の女…彩寧をシバいてくる
雪月の頭を撫で華炎達の場所に向かおうとすると雪月に手を握られた
魅華)??どーした?
雪月)……魅華、私のせいで…ごめんなさい……
魅華)…何謝ってんの!笑元々こいつらのせいでお前は私のところに来たんだ、悪くねぇよ笑
雪月)でも…
魅華)でもも何にもない!雪月、さっきのはあそこじゃ出来ねぇ…というか、やらねぇからな、やったら私とお前が合わさって1人になるんだからな、アイツらが簡単に私たちを捕まえられるからな
雪月)でも…お姉様には…
魅華)私は一人で行くけどお前が私のところに来たら容赦なく神格化してやるからな?
雪月)え…
雅弥)魅華はアイツらを回収に行くだけだ、お前を連れていく気は無いらしいな…でも、お前がもしついて行くなら彩寧を倒すって事だな
雪月)…倒したら…終わる……?
雅弥)さぁな、でも…平穏は来る
雪月)…魅華!私も着いてく!お姉様に反抗する!
魅華)私の体を使って姉妹喧嘩か?笑いーよ、行くぞ雪月
雪月の手を握ると雪月は隣に来て一緒に華炎達の居る場所へ向かった
華炎サイド)
何こいつ…強すぎるだろ……
一時的に神の力を使ってもまさかここまで押されるとは…神の力を吸収する技…まさか、本当に実在するとは…これじゃあアイツらが上位神…とやらになっても…技を…力を吸収される…
華炎)ッ…ゲホッ……あ”ッ…ぅ”うッ…(全身いてぇ…ここまで神の力を酷使したのは初めてだな……)
真琴)援護する!
華炎)わりぃ”ッ…(炎の神が…乗っ取ろうとしてきやがる…)
全員が満身創痍で負けるのを自覚した時…嬉しいのか…嬉しくないのか…でも、どこか安心を与える声が聞こえた
魅華)死にかけてんなぁ、お前ら♪
華炎)!!魅華!
魅華)よっ!
あぁ…こいつは…ほんっと……バカだ…勝てる確証があるなら…早く来いよ…
魅華)華炎、簡単な情報をくれ
魅華は自分の髪をリボンで結び唱えた…「村雨」と
魅華の手元にはいつの間にか淡い紫色の色を放つ刀が現れた
華炎)相手は…神の力を…奪う…ッ…はぁッ…
魅華)ふーん…奪った力は使えるの?
華炎)あ、あぁ…わりぃ、そのせいで私の力も持ってかれた……
魅華)りょーかい♪お前はこのままだと神に飲ませるぞ、解いて大人しくしてな
華炎)んなっ…お前…!!
魅華を見ると笑っていた…遊んでいる純粋な子供みたいな……
魅華)頼む、やらせてくれ…雪月、行くぞ
魅華の後ろからは黒色の着物を着て長い髪を右の方に持ってきて根元をリボンで強く結んだ雪月が現れた
雪月)彩寧お姉様、私は貴方の元には行きません!貴方の奴隷になりとう有りません!
魅華)よく言った!雪月のお姉さん、悪ぃけどこいつ、1度ヤダって言ったヤツ二度とやんねぇからさ…帰ってくんね?
彩寧)……雪月、私に迷惑を掛けないでください、早くこちらに来なさい
雪月)いや!ヤダ!ばっちいから行かない!
魅華)よーし、しつこいからちょっと殴るか
雪月)おうよ!
魅華)…さて……お前が混ざりたがった雪月は今や私の力の1部よ?雪月はあなたのことが大っ嫌いっぽいからね…ここで私を混ぜて姉妹喧嘩だね♪
彩寧)ッ…雪月!出できなさい!これ以上私に恥をかかせないでちょうだい!
魅華)やだぁ、自分が上級神だから下級神の妹を罵るのねぇ…さいってぇだわぁ
彩寧)!!
??)貴様!彩寧様になんて口の利き方を!
魅華)ん〜?普通だけど?
白装束を着た女が殺意を剥き出しにして呪術を使おうとしたが彩寧に止められ大人しくする
彩寧)そういえば…哀と白虎はどこに行かれたのです?
魅華)お前たちのだーい好きな野郎共はこっち
札を出し2人を呼び出すと全員が目を丸くさせた
魅華)悪ぃな、私から引き抜かせてもらった
??)にぃさま!
白虎)……
狐の使い手は白虎を見るや否や近づいて肩を掴んだが白虎は気まずそうな顔をしてそれっきり…まぁ、喋るのも動くのも私が許可をしてないからね
魅華)ごめんねぇ…弟君も一緒がいいかい?
札を出すと白虎の弟は札を燃やしてきて私の方を思いっきり掴んできた
魅華)んふっ…悪いわねぇ……これでも非道の神としては有名だから
??)お前!おまえぇ!高貴なにぃ様に!
魅華)その高貴なお兄様は彩寧サマに遣えることはいいのねぇ笑
??)〜〜ッ!
魅華)悪いけどさ、そっちが雪月を奪おうってんならてめぇらは一体何人の出費を払う事になるかねぇ?
悪魔にも等しい笑みを浮かべると白虎の弟は悔しそうな顔をして彩寧の後へ……
魅華)さて…これ以上お仲間の出費は抑えたいでしょう?やろうってんならてめぇら全員あたしの奴隷行きだけど平気そ?
彩寧)ッ…
魅華)今ここで誓え、雪月や私らに二度と手を出さねぇって事だ、それが出来ねぇなら全員奴隷行きだ
彩寧)そんなの…誓うわけッ_
反抗しようとして来るが白虎の首に刀を近付けると反抗をやめ大人しくなった
魅華)さて、お前らが今から口にするのは「yes」と「はい」と「分かりました」位しかねぇんだよ、分かんのか?
彩寧)ッ…
魅華)良いんだよ?別にお前らが私と喧嘩しても…勝てる気はしないけど…でも、戦う意志を見せてきたらこいつらの首が飛ぶ、OK?
彩寧は歯を食いしばって言い放った
彩寧)…分かったわよ!
と…私はその言葉を待っていた
刀をしまい「契りを交わす、こっちに来い、破れば破った方に思い罰が来るからな」と言って手を出した
彩寧は私を睨み付け小指を出してきた
彩寧、魅華)「我ら、神に誓い【互いに干渉しない】ことを誓う」
互いの小指を絡めると2人の小指には赤い糸が現れ結ばれた
彩寧)こ、これで満足なのかしら……
魅華)えぇもちろん、いやぁこれで「休戦」ですねぇ♪
彩寧)チッ…
魅華)フフッ笑さぁ、帰ろうか!
華炎)あ、ちょ…ま、待って待って!歩けないから!私たちボロボロだから〜!!
魅華)雪月、帰ろうか……私達の部屋に
雪月)【うん、帰る…魅華、ありがとうね…】
魅華)ありがとう、なんて今更よ笑私はただ友を攫おうとした不届き者を休戦に持ち込んだだけ、契りも交わしたしどちらかが死ぬようなことさえ無ければ安全よ
雪月)【うん、魅華…】
魅華)ん〜?なーに?
雪月)【……大好き、あんたが私の友人で良かったわ】
魅華)あら、小っ恥ずかしいことをいきなり言うようになったのね
雪月)【恥ずかしいから戻る前に言ったんでしょ】
魅華)こいつ悪知恵だけは働くな…
雪月)えへへぇ♥
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