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『Dear』は思春期を超えた段階から段々と周りの声にノイズが掛かるようになってしまう特異体質。
その中で唯一『From』の声だけは明瞭に聞こえる。
特に波長の合う『From』の声には抗い難い魅力を感じてしまい、命令には従わざるを得なくなってしまう。
この両者間には対感情によって大きな影響が現れ、『Dear』は『From』に否定されればされるほど聞こえるノイズが増幅し、逆に『From』が『Dear』を求めれば求めるほど『Dear』の脳内にはコールが鳴り響く。
『From』は唯一『Dear』に明瞭な声を届けることが出来る特異体質。
『From』は『Dear』とは違い明確な自覚症状はなく、周りからも「よく声の通る人間」という程度の認識である。
波長の合う『Dear』が現れた際、自分の発言にあまりにも忠実に従う様を見て、「自分はFromなのではないか」と考え始めたことが自己のバース性への認識につながる場合が多い。
その認識と共に、『Dear』の特異性である「『From』の発言に対する従順制」にえも言われぬ快感を覚え、『Dear』との関係が深まるにつれ『From』に対して中毒性を引き起こす。
『Tuner』は唯一『From』と『Dear』の関係性に外部から干渉出来る特異体質。
但し、先天的なバース性ではなく、『From』または『Dear』である人間の中からごく稀に発現する非常に希少性の高いバース性である。その為、一般的には認知されてない事も多く、都市伝説の様に扱われることも多い。
尚、『Tuner』の力が発現しても元のバース性が消失する事は無く、元のバース性に上乗せされる形で発現する。
『Tuner』は【Tune】【Detune】【Disconnect】と呼ばれる3つの能力を、『From』及び『Dear』に対して行使できる。
但し、この能力を発動するには、対象となる『From』と『Dear』の奏法がその場に揃っている必要がある。
pixivからいんよう
