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私は、櫻。
家族は、お母さんとお父さんと、3つ下の妹がいる。
友達は・・・
いない。
私の1日の生活を見てください__
キーンコーンカーンコーン
ざわざわざわざわ。
「ほんっと、よく学校来れるよね。」
「まじで、それ。」
「あんなブスが隣なんてやなんだけど。」
「まぁ、その気持もわかるわ。」
全て私を指している。
私は、いじめられている。
私は、真面目っ子で、イケメンで、優しい、学校一人気のある、富山先生に、好かれていて、いじめられている、だけではなく、学校一イケメンで人気のある、ミステリアスな王子様、黒井くんに、前、いじめられていた私を助けてもらったからだ。
それからずっと、私は、クラスのボス的存在である、ルミに、目をつけられるようになった。
彼女は、私と同じ幼稚園で、小学校にも通っていて、中学生になった今、まだ同じ学校という、まさに、仲の良くない、幼馴染だ。
ルミは、学校一美人で、ずっと小学校の時から人気があり、周りのみんなは、ルミにあわせているようだった。
「ねぇねぇ、櫻さぁん?黒髪で、メガネかけて、ボサボサ髪だっさぁい櫻さぁん?」
「何。」
「実はぁ、わたしぃ、先輩から、放課後、お誘いされちゃってぇ、駅前に新しくオープンされた、カフェに行くんだぁ。」
「あ、そうですか。楽しんできてください。」
「は?それだけ?冷たいわね。」
「・・・」
「ちょっと、無視しないでよ!」
「勉強中なので、静かにしてもらえますか?」
「チッ。あとで少しでも謝ったらどうですか!?もういい!!」
ふぅ〜
やっと勉強に落ち着くことができる。
キーンコーンカーンコーン
やっと家に帰れる。
でも・・・。
ルミから遠くなれるのはいいけど、家には絶対帰りたくない。
鬼の形相でお母さんが待ってる。
でも、今日は早く帰らないと、今度こそ、殴られる・・・。
帰ったほうがいいのかな?
うん、帰ろう。
「た、ただいまー」
「ちょっと!!こないだのテスト、見たけど、98点なんて!!頭が悪すぎだわ!100点が取れない娘なんて、いらないわ!というか、私のそばにいる意味がないわ!」
「は、はいぃ・・・」
「ちょっと!!ちゃんと勉強したの?してないって?もう、中学生になったら、遊ぶばっかして、恋もして、勉強なんてしなくなって・・・!!めぐみのほうが、頭がいいわ!」
いや、そんな・・・
めぐみのほうが、遊んでばっかりだしって、言いっこない。
私が口を利かずに、勉強しないままでいると、家から追い出されてしまう。
リビングに入ると・・・
「おい!」
「お父さん、なにぃ?」
「めぐみが帰ってこないんだが!探してこい!」
「えぇ・・・」
「えぇ、とはなんだ!」
「だって、私、部活したばっかで、今日はつかれていて・・・どうせ、近所の公園で遊んでるだけでしょ?」
「は?大事な大事なめぐみを、探せれないっていうのか?本当に、お前は役立たずな姉だなぁ!」
「わかった、わかったから、探してくるから・・・。」
「最初からそうしろ!」
「あ、めぐみー!」
「あ、おねえちゃん。」
「お父さんが、探してたよ!」
「あっそ。」
何、感じ悪い。
家族の中では一番めぐみがマシ。
でも、いっつもそっけない。
「もう、帰ったほうがいいんじゃないかな?」
「別にいいじゃん。怒られるのは、おねえちゃんだし。私は関係ない、関係なーい!」
え、ひどい。
はぁ・・・
私は、めぐみの腕を引っ張って、家に帰った。
「いたいよぉ。 お姉ちゃん!!」
私は無視。
「ただいまぁ!」
「あら、おかえりなさい、めぐみ♥」
え・・?
せっかく連れてきたのに、めぐみだけ?
「おい!もう、心配したんだからな!遊ぶときは連絡しなさい。ほら、アイフォンを買ってあげるから、それで連絡しなさい。」
え?
私でも、アイフォンはかってくれていないのに、めぐみだけ?
たったった。
階段を登って、私の部屋に入った。
「うわーん!わーーん!」
泣いた。
私の家族はどうかしてる。
私のクラスの子もどうかしてる。
そうだ。そうだ。
自◯を・・・
キッチンに走った。
キー、ばたん。
棚から包丁を取り出した。
公園にこっそり持ち出した。
私なんて、私なんて!!
いらないよねっ!!
包丁がお腹を切ろうとする、そのとき。
「おい!櫻!だめだ!」
この声は・・・?
黒井くん?
「黒井くん・・」
「なんで、そんなもの、持ってるの?」
「だって、みんな、私のことなんて、邪魔でいらないかなって。」
「なんでそう思うんだよ?」
「だって、みんな、私のこと、いじめてるし。」
「俺はいじめてると思う?」
「・・・・」
「俺は、いじめてないよ。」
「ねぇ。」
「何?」
「なんで、黒井くんは、私のことをかばってくれるの?」
「////それはっ/////」
「え、大丈夫!?熱でもあるの?しんどい?」
「いや。」
「え・・・・?」
「な、何言ってるの?」
「ん?櫻が好きだから、言ったんだけど。」
「ほんとに?」
「うん、ほんと。」
「なんで?」
「優しいから。付き合ってよ。」
「えぇ???」
どのようなじょうきょうですかっ?
「ねぇ、早く、教えて。」
「うん、いいよ。」
「うん。」
「でも、ルミの目が怖い。」
「そんなの、守ってあげるよ。」
「ほんとに?」
「うん。」
_____
そして、私達は、カップルとなり、そっと、優しく、口づけしましたとさ____
(END)
次回予告
「ねぇ、黒井くん!私ね、イメチェンしようと思ってるんだけど、何がいいと思う?」
「なんでも似合うと思う。」
「ちゃんと言って!」
「うーん。茶色に髪をそめて、ポニーテール・・・とか?」
「おっけー!」
次回は櫻がイメチェン!?
ルミがすこし櫻のことを見直して・・?
お楽しみに!