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2人に、これまであったこと、神谷くんが俺の事を忘れていたこと。全て話した。その間2人は、黙って聞いてくれていた。
「そんな事があったのね、もしかしたら、あちらのボスが関わっているのかもしれないわね」ボス。
「そうだな、俺らも調べといてやるから、お前はちょっと休め。疲れが顔に出てるぞ。」そんなに、顔に出るくらい、疲れてたのか、
「そうね、ちゃんと寝れてる?」そういえば、最近ずっと寝れてない気がする。寝ようとしたら、あの人とかが夢に出てきて寝られない。
「しっかり休んで、寝られないなら、ここに来てもいいから。」
「ありがとうございます。家帰って休みます。それじゃあ、お邪魔しました。」
「えぇ、また来てね。」
「俺らは、ここに居るからな。」
「はい。じゃあまた、」
「えぇ」
「おう」
バタン
暖かい場所だった。いつでも歓迎してくれて、
暖かい、紅茶を、笑顔を、幸せを、分けてくれる。
ガチャ
「ただいま。」しんと静まり返る、いつもと変わらない家。だけど最近は、重く、苦しく感じる。ずっと封じ込めていた記憶が、一気に蘇ってきて頭がおかしくなる。幻聴。幻覚。とかは今のところ無いけど、夢に出ててくるあの人は、いつも俺の首を絞めてくる。
「助けて、神谷くん、ボソ」あの時貰ったお守り。神谷くんと俺だけが知ってる、秘密のお守り。俺の大切な宝物。
「本当に、忘れちゃったのかな、」もう戻って来ないのかな。
「そろそろ寝ないと、」気付いたら、午前1時だった。外は当然真っ暗。星も雲に隠れて見えなかった。
ビュオ
「うぅん」窓開けっぱにしちゃったかな。ぐっすり寝ていたところにいきなり風が入り込んできた。
「新堂龍馬。近くお前は、__」
ガタン
なんだったんだ?最後の方なんか風の音で聞こえなかった。
「寝よ、 スウスウ」そして俺はまた眠りについた。
「んぁ、もう朝。ってもう午後!やば、めっちゃ寝過ごした。こんなに寝れたの何時ぶりだろう。」幼少期の記憶が戻ってから、ろくに寝れてなかったから、寝すぎてしまった、久しぶりにしっかり寝れた。
「昨日のあれ、何だったんだろう、」顔も姿も何も見えなかったし、最後の方も聞き取れなかった。
「考えててもわかんないし、スピカさん達に聞いてみようかな。グウあ…お腹空いた。なんか買いに行こ。」
適当にコンビニ行って、昼食を買ってきた。
「いただきます。」
「ご馳走様でした。」買いに行くものとかもないし、家でゆっくりしようかな。
あ、スピカさんのところ行こうと思ってたんだ。そろそろ行こうかな。太陽も傾き、空がオレンジ色に輝いていた。
ピンポーン
ガチャ
「お、龍馬じゃないか。」
「すいません。連続で来てしまって、」今日も出てくれたのは、デネボラさんだった。
「スピカ呼んでくるから、応接室で待ってろ」
「はい。」確か、ここが応接室だったはず、
ガチャ
「いらっしゃい。龍馬。どうしたの?」
「それが……………」昨日の晩あったことをスピカさんに話した。
「もしかしたら、あそこのボスかもしれないわね。念の為、デネボラに見ててもらったらいいわ、」
「そうですね、でも、デネボラさん大変じゃ、」負担をかけたくないし、
「俺はいいぞ、そんな気ぃ使うな。」
「ありがとうございます。」
「俺は、遠くからお前のことを見てるからな、安心しろ、なんかあったら直ぐに駆けつける。」
「はい。」
ビュオ
「新堂龍馬。お前を殺しに来た。」こいつはあの時の!
「早速お出ましか!」
ドンッ
「カッハ」え?デネボラさんが一撃って、
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ、スピカに連絡を、」スマホを渡してくれた。そこからスピカさんに連絡をし、
「大丈夫?デネボラ!龍馬!」速っ
「俺は、大丈夫ですが、デネボラさんが、」凄い勢いで飛ばされたデネボラさんは、壁にもたれかかっていた。
「大丈夫?デネボラ。」
「おう。」
「良かった。」
「人数が増えたか、問題は無い。殺す。」黒ずくめで顔の見えない、多分男は、そう言った瞬間。
「遅い」
「あ、ぶな!」目の前に現れた。素早く受身を取ったおかげ反動は小さかったものの、重い一撃だった。
「ほう。これを受け止めるか。それじゃあ俺も、本気で行こう!」
昨日出せなくてすいません。出掛けていました。
今回も最後まで見ていただきありがとうございました!
次回も是非見てください!