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「く、」攻撃への転換が早すぎる。1発止めたと思ったら、すぐに次が来る。
「お前、神谷悠馬は、覚えているか?」!なんでその名前を、やっぱりこいつは、
「あぁ、覚えてる。それがどうした。」
「そいつは、今、お前が戦っている相手だ。」は?
「どういう事だ!今話しているのは違うやつなのか!」
「悠馬は、記憶が無いと思っているだろう。だがそれは、自分の意思でなったんだよ。」まるで話が通じない。録音?それより、自分の意思って、本当?
「ボス。こいつは、殺してもいいんですか?」
「あぁ。良いぞ」何を話してるんだ?俺がいる距離だとギリギリ聞こえない。
「お前を、殺す。」
これじゃキリがない。さっきと同じ、録音された声の本人がもしも、本当に、神谷くんを騙したのなら、絶対に、
「ここだと狭いから、広い場所へ行こう?」
「あぁ、良いだろう。」
「ねぇ。屋敷の前。使わせて貰ってもいいですか?」
「えぇ、良いわよ」
「すいません。ありがとうございます。」そして俺たちは、あの日、戦った。シリウスの屋敷の前で戦うことにした。
「ねぇ、本当に覚えてないの?俺との約束、忘れた?俺は、俺は、ずっと待ってたんだ!!神谷くんが戻ってくるのを、笑って帰って来てくれる事を。なのに、何してんだよ!」こんな気分だったんだ、あの日、神谷くんが、雨宮くんが、感じた気持ち。悲しみ、苦しみ、そして少しの怒り。
「まずい、感情の起伏が激しいだけで、龍馬の能力は、発動してしまう。」
「薬は、持ってないな、」
「えぇ、限界が来る前に止めないと、」
「そうだな、だけど限界ギリギリまで、戦わせてやりてぇけどな、」
「そうね、」
「茶番は、終わったか、そろそろ再開だ。」
「あぁ。かかってこい!」
最大出力。70%これが今俺が出せる最大。
ドンッ
「く、」重い、神谷くんの能力は、治癒なはず。なのに、なんでここまで。顔の見えない相手。だけど、全力で行かないと、俺が死ぬ。
ガッ
「かはっ」なんだ、さっきまでとは速さが違う。遅くなった?ガード、攻撃、全ての速さが1段階くらい遅くなった。これなら行ける。
「終わりだ、」
ドカッ
「カッハッ」なんだ?何が起きた。気がついた時には後ろの塀にぶつかっていた。
「はぁこんなに早く出ることになるとは、何してるんだ?悠馬。俺は、あいつを殺せと言ったはずだが?」いきなり現れた、俺より少し年上くらいの青年。雰囲気が、全く違う。黒く、淀んだ空気感。あいつが、ボス。
「あいつは、あいつが、神谷くんを!」
最大出力。80%
この時の俺は、何も考えていなかったと思う。
「お前を殺す。」それだけ。力が尽きる?死ぬ?そんなの、関係ない。今はただ、こいつを殺したかった。神谷くんを洗脳して、2人を縛って、許さない。
「ははっ笑良いだろう。さぁこいニヤ」
悠馬side
俺は、新堂龍馬を殺すために派遣された。
命令に背くと死。達成できないと死。そんな究極の場所で生きていた。周りの奴はどんどん死んでいった。銃殺。拷問。その現場を沢山見てきた。そんな時。新堂龍馬が俺の前に現れた。ずっと探していた、抹殺対象がこんな近くに居るなんて、にやけてしまいそうなのを押さえ、知らないフリをした。すぐボスに通達し、今日殺す許可が降りた。なのに、なのに、力の差がありすぎた。自分では、こいつを殺すことが出来なかった。力不足。ボスまで来てしまった。どうすることが正解だったんだ?この2年。みっちりボスの元でしっかり特訓して来たのに、なんで、こんなのうのうと生きているやつに、負けたんだ。
「ごめんなさ、」
チャリン
何だこれ、キーホルダー?
ズキン
「?」いきなり頭が痛くなった、
ズキンズキン
「ア゙、いた、い」急に酷くなってきた。今まで感じたことの無い激痛。
「あ、」意識が遠のく、
バタン
今回も最後まで見ていただきありがとうございます。
是非次回も見てください!