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#読んでにゅーな
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異世界主従パロ × トラウマ持ち被保護者パロ
恋愛系(BL)
R等なしの予定(1話目なし)
どことくっつくかはまだ決めてません!!
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田村が青様の国に入った、との話でほぼ喧嘩状態の中
逃げるように紅茶を入れると言い外へでて廊下を歩いていると壁にもたれている桃ちゃんの背中があった
声をかけると小さな声で助けを求めて倒れた
水「…再発…かぁ」
黒【話聞く限りはそうとしか思えんな、こっちの国に居れば俺も寄り添えんねんけど…2人は?】
水「真剣な顔で俯いてる青様、放心状態の赫様って感じかな」
黒【俺らはなんも口出しできん、見守っとき】
水「はーい…」
黒【なんかあったらまた連絡してな】
水「わかってるよー」
そう言って通話を切った
水「不安障害とPTSDの再発だそうです」
赫「やっと心開いてくれたのに…流石に今は恋愛面で争ってる場合じゃないよ」
青「この状態でそっちの国に送ったとて桃の精神状態が悪化する」
赫「てことはこっちの国には入れないんだね田村が押し寄せてくる可能性があったとしても」
そう青様に即答した後静かな時間が流れていく
桃「ん゛…」
目をゆっくりとあける桃ちゃん
青「体調大丈夫か?」
桃「ごめんなさい、ごめんなさい」
連呼しながら耳を塞いでいる桃ちゃんを見て昔を思い出して涙が出てくる
「友達だね」
笑いながら言ってくれたのに
また降り出しに戻った様な気がして桃ちゃんから目を背けた
赫「安定剤持ってくるよ」
そう言って出ていってしまった
桃「やめてッやめて…やめて…」
息苦しそうに叫んで泣いている桃ちゃん
桃ちゃんが…友達が…好きな人が苦しんでいる所を見るのはしんどかった
青「落ち着け…大丈夫やから…」
強い力で腕を引っ掻いている桃ちゃんを止めている
怖くなって後ろへ1歩下がった
青「水背中さすって」
動かなかった
身体が言うことを聞いてくれない
青「今水しかおらんねんお前が怖がってどうすんねん」
響き渡るほどの大きな声でやっと動いてくれた
急いで桃ちゃんの隣に行って背中をさする
何も考えないように手を動かしていると赫様が帰ってきた
ぼーっと現実から目を背けているような目で青様に安定剤を渡した
水「もしもう少し落ち着いたら、話し合ってた通りこっちの国に泊まらせて欲しいです」
重い空気の中そう呟くとまた重く、静かな空気に戻った
ここで引いたら桃ちゃんはこっちの国に泊まらせてくれない
水「反対なのはわかってます。桃ちゃんが治った時からしかちゃんと喋ってない、またこーやって桃ちゃんが不安になった時青様みたいに冷静に判断できるとは言いきれないけど」
言葉が詰まった
今思うとこの2人より全然位が下
こんな反抗的な態度許されるわけがない
青「けどなんや、最後まで言ってくれんと納得できんぞ」
肯定的な反応でびっくりして少しの間黙ってしまった
でも、これだけは言わなきゃ
絶対言わなきゃ
水「唯一の桃ちゃんの友達です。心を早く開いてくれる自信があります」
これまで沢山同じ目線で話してきた
きっとこの2人より桃ちゃんの気持ちがわかるはず
雑い扱いだって僕も何度か受けてきた
桃ちゃんほどでは無いけど、きっと分かり合える
青「…もう少し落ち着いたらな」
水「ありがとうございます」
ほぼ許可が出たように感じてうれしくなった
スースーと静かに息をして寝ている桃ちゃんをみてまた胸が痛くなった
何度も昔の日々を思い出してしんどくなって周りの人のことも信じられなくなって
信じたいって思ってるのに信じれないんだよね
青「…ちょっと赫と部屋開けるわ、桃見といて」
水「はい」
ほぼ泣いている赫様の手を引いて部屋から出て行った
窓を見ると薄い雲が空を被っていた
桃「おはよ」
水「どう?落ち着いた?」
桃「大丈夫」
笑えてないよ、そう言いそうになったけど言葉を飲み込んだ
安心させようと、大丈夫だと思わせたいんだろう
水「そんな無理しないでいいよ、友達でしょ?」
言葉を変えてそう伝えた
赫「…ねぇ出会った時覚えてる?」
その日も確かこんな曖昧な天気だった
初めて青様のお城に来てビクビクと人見知りを発症していた
青『ん?初めてみる顔やけど誰や』
水『…』
喋ってはいけないと思い黙り込んでいると不思議そうに青様がこちらを見て微笑んだ
赫『水っち、まぁまぁ前から居るんだけど人見知り酷くて「僕はいいです…」って拒否して来てくれなかったんだよね』
青『へぇー…なんか飲むか?』
水『いや…大丈夫です…』
そう言った途端ガチャと扉が開いた
桃『失礼します。飲み物お持ちしました…ってすいません!!もう一人来るとは思ってなくて…』
青『大丈夫大丈夫、俺も予想外』
そう笑っていた
ここには僕の居場所は無さそう
こんな明るすぎる空気は吐きそうなほど苦手だし
この桃さんって人は青様のお気に入りとかかな
僕のこと1人のお客として扱ってるし
なんかやだなぁ
青『なぁ、その水ってやつと一緒にちょい外出てくれん?」
桃『わかりました』
怒られるのかな
愚痴られるのかな
そう考えると怖かった
やっぱり来るんじゃなかった
桃『そんな嫌がらないでよー』
そう苦笑いしてこちらを見つめていた
桃『ねぇねぇ、呼ばれるまで時間あると思うからさ一緒にこっち来てくれない?』
水『怒られないなら』
着いていくとお気に入りの暇つぶしなんだと笑って手遊びを教えてくれた
その後から古い部屋の奥からトランプを見つけてふたりで初めてのトランプをしてみたり仲良くなった
別れ際には「友達だね」と言ってくれた程だった
仲良くなった証でおでこをくっつけて手を繋いだ
あの感覚とあの感情はいつまでも忘れられない
あの日、あの時初めて「誰にも取られたくない存在」ができた
水「しっかりと覚えてるよ」
赫「あの頃は誰にも助けを求めてなかった。怖くてしょうがなかった」
それって…?
赫「これぐらい仲良くなったってことだよね」
そう笑みを浮かべた
告白と勘違いしたのが恥ずかしくて赤面を隠すために再度後ろを向いた
赫「耳赤いよー?そんな恥ずかしい?」
そう笑い声が聞こえる
叫びながら強い力で引っ掻いていた人とは思えないほど明るかった
ガチャと音が鳴りドアの方を見ると驚いた表情をしている赫様と落ち着いた表情をしている青様がいた
桃「…」
僕の時とは違い全く喋らない桃ちゃん
言っている通り本当に仲良いから喋ってくれたのか
それとも照れ隠しなのか
青「起きたんか、体調大丈夫か?」
桃「…はい」
この顔が僕には怯えているようにしか見えなかった
気のせいだと言い聞かせた
青「2人にさせて欲しい」
水「わかりました」
赫様とふたりでドアまで行き扉を開けた瞬間
桃「水っちは…行かないで欲しい」
安定剤が切れかけているのか腕を手で握っている
水「いいですか?青様」
黙り込んでいる青様
赫「…ねぇ青?」
青「あぁ、ええで」
水「ありがとうございます」
そう言いながら早歩きで桃ちゃんの所へ戻った
ここで選択をミスれば、きっとまた居場所が無くなる。そう思い僕の手をぎゅっと強く握った
期待に答えれたら嬉しいです!
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コメント
1件

わわっ!早くに続きの投稿ありがとうございます!1話から読み直してきちゃいました!水様とは普通に話せるところとか関係性が良いなと思いました。ご質問なのですが、田村という方はどんな方なのでしょうか?更新楽しみにしてます!