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⚠イザナがイザナではない
転生的な⚠
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王がタヒんでから7年が過ぎようとする時だった。
「イザナ、?」
ランドセルを背負って下校をしている小学生の列の1番後ろに1人ぽつんと歩いていた。他の小学生等は周りと話したり巫山戯合ってたりしているのに。
見た目は生きていた頃のイザナとそっくりだった。
俺は無意識に名前を呼んでいた。
「イザナを見つけたー?」「はぁ?」
いつも集まってた場所に集合を呼びかけ話した
「鶴蝶、それはないわ」
嘘じゃねーのに。だったら、、
「だったら見に来いよ」
「わかった、見に行ってやる。でもそれで違ったら許さないからな。」
「本当に此処なの?」
イザナ、、あ、いる。今日も1番後ろに
「ほら、あの列の1番後ろ」
「本当だ、、」
ほら、言ったじゃないか。
「話しかける?」
「勿論」
「ねぇ、僕?俺等の事知らない?」
「ひっ」
怯えてる。イザナじゃないのかもしれない、生まれ変わりなんて信じれないし。でももしかしたらイザナなのかもしれない。
「?何してるの?“黒川くん”」
「い、いや、、何も、、」
「ふーん、そっか。早く来なよ、置いてかれるよ」
「わ、わかってる、、」
「こんなにナヨナヨしてんのに大将なん?」
「わかんない。けど俺はイザナだと信じてる」
見た目がこんなに同じになる訳ない
さっき前の奴が言ってた、“黒川くん”。同じ苗字だ。
「なぁ?御前黒川っていうのか?」
「う、うん。そうです」
「下の名前は?」
「?イザナです。俺の名前は黒川イザナです、、」
こんな事はあるのだろうか。生まれ変わりなのだろうか。
「お兄さん達は何か用?」
「いや、俺の憧れの人に似ててな」
「ふーん。今何処にいるんですか?」
「もういないよ、、7年前かな、亡くなったんだ」
「あ、ご、ごめんなさい」
「あ、じゃあもう行きますね置いてかれてしまいましたし。さよなら」
「どうする?色々聞いてみる?好きな食べ物とか」
あの子は絶対イザナだ。絶対に
「聞いてる?鶴蝶」
「あ?あぁすまん。もう一度言ってくれ、聞いてなかった」
「だから、〰〰〰〰」
「ねぇ、イザナ」
「え?あぁ、この前の」
「今日は質問をしたくて来たんだ」
好きな物とか。前世の記憶、あるかな?
「あ、あの、、何で学校まで来てるんですか?」
「ん、あぁごめん」
「いーよ。でも学校が終わってからね」
あの頃と同じ顔で笑ったイザナはとても懐かしかった。
「ねー?親とかはいいの?」
蘭が聞いた。そういえばそうだ。もう遅い時間だ
「、、、いいですよ。最近帰ってませんし。」
え?帰ってない?
「俺、探してるんです。前世の記憶って言うのかな?前会ったことがある人を」
前世の、記憶?俺等の事覚えてるのか?
「その人貴方に似てる」
イザナは俺の方を指差した。
「へー、そうなんだ。名前とか覚えてる?」
イザナは考える振りをして悩んだ
「わかんない、思い出せない。でもね、上で神様がもう一度会って来なさいって。だからその人を探してる」
やっぱりイザナなのではないか?イザナだ。この人はきっとイザナ。
「夢で言ってるんです。イザナ、イザナって。何度も何度も呼びかけてくる。だけどその人達には霧がかかった様によく見えないんだ。だけどその人が言っている言葉だけは今もずっと覚えてる。」
イザナとは確定ではないけれど、イザナはいる。存在してるんだって事はわかる。
「その人ねずーっと『俺等の国』って言ってるんだよ。貴方みたいな暖かい目で」
俺等の国、?
「他にもね、『大将』って読んでる人もいるよ」
蘭か、?
「でもね、1番覚えてるのが『天竺』だよ」
天竺、
「イザナ!!」
気がついた時には俺はイザナの事を抱きしめていた。
そのときイザナははっとした様な感じだった
「思い出した、、その人達の名前」
え、思い出した?誰だ?
「その名前、教えて?」
「、、、鶴蝶、蘭、竜胆、斑目、モッチー、ムーチョ」
イザナ、イザナだ!
「イザナ、、俺鶴蝶だ。わかるか?」
「うん。わかる、わかるよ。そこにいるの蘭だろ?」
「大将ー?」
「ありがと。喧嘩まだしてんのか?」
「うん、してる。今度マイキーと戦う」
「ふーんマンジローと?俺も!」
えっ、喧嘩できんの!?
「だから一緒に鍛えよーぜ!!」
「!! おう!」