テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#だざむ
りつ
13
41
21
35
とある日の探偵社____一人、叫んでいる男が居た。
国「異能力が使えなくなったぁ?!?!」
太「あはは〜、ついうっかり」
国「どうしてそうなる……。」
太「10人の武装した一般人に対して、私の一般人相手には役に立たない能力の上丸腰。
流石に無理があるよ」
国「ぐぬぬ…しょうがないと云えばしょうがなくも無いが……」
どうやら、太宰に恨みを持つ10人程度の集団が、昨晩夜道で太宰を襲ったと云う。
何処で仕入れたのか、異能力を打ち消す薬を入手していたらしく、其れを太宰に打ったそうだ。
太「……と云うか、同僚が昨日襲われたって云うのに、心配すらしてくれないのかい?」
国「しないが?」
太「酷い」
敦「其れにしても……大変でしたね」
太「其うなのだよ〜…。なのに、国木田君たら心配すらしてくれないときた。」
谷「あはは〜……まぁ、日頃の行いじゃ無いですか?」
太「結構酷いこと云うよね……」
与「其う云えば……異能力を使えないなら、妾の異能力も通じるって訳だねェ…?」
太「ところで国木田くーん、今日の依頼ってなんだっけー」
与「無視かい…」
国「まぁ……今日はちゃんと仕事を熟してくれそうだな?」
太「どうだろうねー?」
国「しなかったら与謝野女医の異能を受けてもらうぞ」
太「やります」
____無事に依頼を終えた、太宰、敦、国木田、谷崎、与謝野は、其の儘帰路についていたが……
敦「あの…国木田さん」
国「どうした?」
敦「………その、喉が乾いてしまいまして」
敦「其処の公園で、水を飲んできても良いですか?」
与「其れなら妾も行きたいねェ…丁度喉が乾いていた処さ」
谷「ボクも行って良いですか…?」
国「ふむ…なら全員で行くか。太宰はどうする?」
太「ん〜、私は喉乾いてないから其処のベンチで待ってるよ」
国「くれぐれも自殺はするなよ」
太「分かってるって〜、いってらっしゃ~い。」
其うして、一人ベンチで待っていた時。
____一人の子供が声を掛けてきた。
?「太宰さん、♪一緒に遊ぼう?」
太「っ…!Q………?」
Q「ねぇ太宰さん、今なら壊れてくれる?」
太「……何云ってるんだい?私には君の異能は効かないのを知っているだろう」
Q「けど…今は使えないって、知ってるよ?」
太「…………森さんか。」
Q「…ねぇ太宰さん、太宰さんは、どんな風に壊れてくれるの?」
太「っ!」
其う云って、太宰に触れたQの手からは、濁った水溜りの様な血が流れていた。
____其の瞬間、太宰の首に手形が現れ、血の涙が流れた。
太「っ……あ…………?」
敦「太宰さ……太宰さん?!」
其れから、水を飲みに其の場を離れていた敦達が帰ってきた。
太「ぁ……ゔッ、っひゅ………っ!?」
太宰を見ると、地面に跪坐していた。
手の方を見ると、片方は強く襟を掴んでおり、もう片方は自分の髪をくしゃりと掴んでいた。
国「っ!Q…?!」
Q「あははっ!太宰さんはこんな風に壊れるんだね☆」
谷「なンで此処に…?!」
Q「面白いものを見せてくれてありがとう、太宰さん!」
Q「そろそろ帰らないと森さんに怒られちゃう…から、じゃあね☆」
与「待………ッ!」
敦「与謝野さん、Qは諦めましょう、其れより太宰さんが…」
国「っ……!」
太「…っ、ゔッあっ…あ、ぁあぁぁ”!?」
___其時、太宰を見ると、突然酷く痙攣した
与「っ……大丈夫かい…?!」
国「太宰!!俺が分かるか?!」
太「い、やっ、ぁ、っ!!ッ……おだ、ッさ…っ!」
谷「大丈夫です、太宰さん、だから__」
太「か…は、っ、あ…っあ”、っおだ、さくッ!!」
国「おださく…?」
敦「太宰さん、っ落ち着……」
其う云って、敦は太宰の背中に触れようとした。
__が、其の瞬間、手に痛みが走った。
____太宰が、敦の手を叩いたからだ。
太「ゔッ、ぁ、っ、くる、な…っ!!」
敦「っ、!?」
国「太宰…!?」
谷「太宰さんッ!」
太「あ、ぁあッぁあ”ッ!!五月蝿いッ!!五月蝿い!!」
国「太宰っ!!落ち着け!!」
太「な、んでッ!、ゔッ、ぁ…」
与「っ……太宰…?」
太「置い、て、かない、でよ…」
其の瞬間、敦の方にもたれかかり、眠ってしまった。
____否、気を失ってしまった。
太「ぅ………ぁ………ごめ、な…さ……。」
敦「あ…………」
国「……っ」
※さっきのが太宰さん目線になるだけです
敦君達が水を飲みに行ったので、私は一人ベンチで待っていた。
……ベンチには居るものの、どうにか胸騒ぎがして、座ってはいないが。
____其時、一人の子供が私に声を掛けてきた。
?「太宰さん、♪一緒に遊ぼう?」
嗚呼。胸騒ぎが当たってしまった。
最悪だ。
太「っ…!Q………?」
Q「ねぇ太宰さん、今なら壊れてくれる?」
太「……何云ってるんだい?私には君の異能は効かないのを知っているだろう」
Q「けど…今は使えないって、知ってるよ?」
どうして知っているのか、なんて、一人しか居ない。
何時情報を仕入れてきたんだ。
太「…………森さんか。」
Q「…ねぇ太宰さん、太宰さんは、どんな風に壊れてくれるの?」
太「っ!」
____其の瞬間、目の前に織田作が現れた。
太「っ……あ…………?」
敦「太宰さ……太宰さん?!」
其れから、水を飲みに其の場を離れていた敦君達が帰ってきた。
……そんなことより、目の前の織田作は…
?「御前の所為で、俺は死んだ」
……ちがうよ、おださくは、そんなこと…
?「御前が殺した、御前が殺したんだ。」
………違う、之は幻覚だ。織田作じゃない。
____違う、違う、違う、ちがう、ちがう……ッ
?「違わない。」
太「ぁ……ゔッ、っひゅ……あ、…っ!?」
どうしてか、息が苦しくなって来て。
立っていられなくなって。
気付けば、私は地面に跪坐していた。
?「っ!Q…?!」
?「a!太宰さnこんに壊rるんだね☆」
?「なn此kに…?!」
?「面白nを見せくrりがt、太s!」
?「そろrないとmに怒rゃう…から、zあね☆」
みんなが、今迄殺して来た人達に見えてきて。
?「御前は一生、光になんかなれない。」
?「人なんか救えない」
?「御前の血は、真っ黒だ。」
……なんで、どうして。
君が、人を、救えって。
?「間違いだった。」
太「…っ、ゔッあっ…あ、ぁあぁぁ”!?」
人を救う側に立つのは、間違いだった?
人を、すくうがわになんて、
?「螟ァ荳亥、ォ縺九>��」
?「豁サ繧薙〒縺励∪縺�」
耳鳴りが、五月蝿い。
みんなが、何を云っているかも判らない、
?「死んでしまえ」
私だって、早く、しにたいよ
?「地獄に堕ちろ」
なんで、なんで、なんで、なんで
太「い、やっ、ぁ、っ!!ッ……おだ、ッさ…っ!」
?「蝨ー迯�↓蝣輔■繧�」
五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い
?「御前は何人人を殺した?」
?「何人も、何人も、何人も。」
?「人を救った回数に釣り合う量じゃない。」
太「か…は、っ、あ…っあ”、っおだ、さくッ!!」
?「關ス縺。逹縺�※__」
誰か、が、ぼくに、ふれようとしてきた。
…いやだ、いやだ、触らないで
僕は、誰かの手を叩いた。
太「ゔッ、ぁ、っ、く、るな…っ!!」
自分の手にも痛みが走ったが、そんなことを気にしている余裕は無かった。
?「縺ゅ�縺ッ縺」��シ�」
また、耳鳴りが………っ
……五月蝿い、五月蝿い、うるさい………っ!!!
静かに、してよ!!!
太「あ、ぁあッぁあ”ッ!!五月蝿いッ!!五月蝿い!!」
?「御前には、人なんて救えないよ」
なんで、どうして?
約束を、守る為に、頑張って来た…っ!頑張って、来た、のに…ッ!!
太「な、んでッ!、ゔッ、ぁ…」
?「じゃあな」
待って、いや、だ……っ
太「置い、て、かない、でよ…」
そして私は、意識を手放した。
コメント
1件
うわあ……これは重い。“Q”の異能が効くタイミングを森さんが狙って仕込んできたっていうのがまずゾッとするな。それ以上に、太宰の幻覚に織田作が出てきて「お前が♡♡♡た」って言い放つ場面、ぐっときた。普段あんなに飄々としてる人が、心の奥でずっと「救えない自分」を抱えてたんだな……。敦が触れようとした手を叩き返すあたりの切実さが痛い。続きが見たいけど、この一話だけでも十分心に残る。