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fwak
ーーは?
え?今…なんて…
その言葉が発せられた瞬間、教室の空気は一気に凍りついた
一人の男子が[ぁ……え?]という小さな嗚咽をはいたと共に、教室がざわつきはじめる
泣いたり、驚いたような表情をしている生徒達でいっぱいだ
その中でも興味本位で楽しそうに会話してるやつがいたりした
場違いだ…とも思ったけど、俺にはそんなこと今はどうでもよかった
あきなをばかにされてる
そんなことよりも、俺には何かこころの中が空っぽになったような…
虚しい感覚が残った
休み時間に入り、他のクラスからも野次馬がたくさんきて騒がしい
その中ででてきた話題が俺の耳に入った
<ねぇ…さっきニュース調べてたんだけどさ、今朝の飛び込み、この学校の生徒だったらしいよ…>
〖え…?じゃあ三枝くんってもしかして…〗
自殺…すぐに頭をよぎった
じゃあ、あきなは…
なんで…なんで…
『…うるさい』
俺のその一言で声がピタリとやんだ
はっとした、まさか声にでてたとは
『あー…えっと…今動画見てるからさ…
ちょっとだけ静かにしてほしいな…なんて…』
おれが適当にいった言い訳を聞いてクラスの奴らは、な~んだそういうことかと、安心したような表情をみせ、
さっきよりも小さい声で話し始めた
…その後の事はあまり記憶がない
集会があったあと、即下校となった
帰り道はいつもより寂しいもので、いつもあったあの笑顔が、今はとなりにいない
『…あれ?』
ふと気がつくと俺は神社にきていた
『あきなとよくきた神社だ…』
帰りによくよってはお参りし、初詣も二人で来た
なんで…もうあきなはいないのにな…
『ッ…!!』
その時、一気に我慢していた涙が流れ出てきた
『う…ぁ…ッ、あ”あぁぁぁ!』
一人の神社で俺はいっぱい泣いた
なぜあきなが自殺という道を選んでしまったのか
恋人として止められらなかったのか…
もし時間を巻き戻せたら、御伽噺のように過去に戻ってあきなをすくえたら…ッ
俺には、あきなのいない日々なんて…死んだも同然だ…
神様…本当にいるなら…俺に…俺に……
あきなを助ける…チャンスをください
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