この作品はいかがでしたか?
363
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こんにちは、みじんこです。
はぁ、疲れた。
最近疲れやすいんですよねぇ。年かな。
老化が著しいです。
こう見えてもぴちぴちJKなんですがね…。
あれ?JK…だよな…?
なんだか怪しく感じてきました。
そんな感じで続き、行きましょうか。
ちょっとモチベ低めですがまぁ、がんばります。
それではいつも通り、腐が苦手な方や地雷の方はお帰りください。
大丈夫という方のみお進みください。
ようやく、この時が。
「ルフィ、汝の海からの旅立ちを許可しよう」
「ありがとうございます」
長から直々に言葉をもらう。
それとともに、頭に海の植物で作った冠をのせられる。
それは20歳になった証、俺が外へ行くことが可能になったことを意味するものだった。
そう、今日は待ちに待った、20歳の誕生日。
そして、長から直々にそれの証明が行われる式典の日でもある。
これでやっと、外に出られる!
思わず嬉しくて顔をほころばせると、長の顔つきも優しくなる。
「おめでとう、ルフィ」
すると、後ろから声がかかる。
振り向くとそこには、なぜだか大号泣のサボと、全力で笑顔のエースがいた。
「な、サボ?!なんで泣いてんだ?!」
「あぁすまない…!」
「ルフィの成長が嬉しくてな…!」
「泣くほどか…?」
「まぁ気にすんな」
「こいつは、あれだ、そういう病気だから」
「そう、なのか?」
「あぁ、だから無視だ、無視」
ほんとに放っておいていいのだろうか。
そう悩んでいる間にも、彼の涙は止まらない。
むしろ、さらに勢いが増している気がする。
「長、今日は弟の祝典をありがとうございました」
「うむ、汝も今までご苦労であった」
「えぇ、本当に」
ちらとこちらをニヤニヤと見ながら、エースが長と言葉を交わす。
む、なんだよ…。
少し不貞腐れて見つめるが、容易にかわされた。
そしてふと、エースの顔つきが真剣なものに変わる。
「けど、立派にここまで育ってくれた」
「親がおらず、俺たち3人だけで暮らしながらも、純粋に、いい子に」
「俺はそれが、とても嬉しく、誇らしいです」
「…アイツは…」
「アイツは、自慢の弟ですよ」
エース…。
いつもはそんなこと言わねぇのに…。
不意打ちの言葉に思わず、じわりと目の前がかすむ。
…ありがとな、エース、サボ。
俺、エースとサボが兄ちゃんで、ほんとによかった。
これからもよろしくな…。
そう、感謝の言葉を心で唱えながら、静かに目元をぬぐう。
こうして、ルフィの20歳の誕生日を祝う式典は、終わりを迎えた。
俺たちは、家族だけど、家族じゃない。
アイツと初めて出会ったのは、俺らがまだガキだったころ。
サボと一緒に遊んでいるときのことだった。
「…ん?」
「なぁ、サボ」
「ん?」
「あれ、なんだ?」
指さした先は、昔人魚たちが住んでいたとされる集落、そこの一角にある祭壇だった。
そこにはなにか、かごのようなものが置いてあった。
「?どれのことだ?」
「ほら、あそこ」
「なんか置いてあるくねぇか?」
「…ん、本当だ」
「なんだろ、あんなとこに…」
「…なぁ、ちょっと見に行こうぜ」
「…そうだな」
やはりその時はまだガキで、俺たちはそれが危険だとかなにも考えずに、
好奇心に身を任せ近づいてしまった。
もし罠だったり何だったりすると、と思うと、あまりいい行動ではなかったのだろう。
だが今は、それでよかったと心の底から思う。
だって。
もし、行かなかったら。
「…なんか、入ってる…?」
「布が邪魔でよく見えねぇなぁ…」
「ちょっとめくってみるか」
「え!お、おいエース」
「触んのはまずいんじゃ…」
「大丈夫大丈夫」
「どうせそんな大したものじゃ…」
「ねぇ、から…」
「?どうしたんだエー…」
「ス…?」
「え、は、これ…」
アイツと。
「赤、ちゃん…?」
出会うことは、なかったのだから。
「じゃあルフィ、気を付けるんだぞ」
「おう!わかった!」
「絶対に、人間に見つかるんじゃねぇぞ」
「ん!任せとけ!」
「それと…」
「おいサボ、しつけぇぞ」
「ルフィのこと、早く行かせてやれよ」
「だって!」
「ルフィは初めて海から出るんだぞ?!」
「もし何かあったらどうするんだ?!」
「だからって心配しすぎだ」
呆れたようにため息をつきながら、エースがサボをいさめる。
式典を無事に終え、ついに俺は、外の世界に出ようとしていた。
だが、準備を終え、さぁ行こう、としたときに、このようにサボに止められてしまった。
心配してくれるのはありがたいが、正直、早く行きたいという気持ちのほうが大きい。
「っあー、俺も一緒に行きてぇ…」
「…なぁルフィ、今からでも予定変更して…」
「おい、今日はこいつだけで行かせるって昨日決めただろ」
「ったく、こうならないために話し合ったってのによぉ…」
「すまねぇ、サボ!」
「今日は俺だけで行きてぇんだ!」
「…っ、ルフィぃ…」
俺がきっぱりというと、よほどショックだったのか、サボがその場に固まってしまった。
その姿を見ると、少し申し訳なくなる。
だが俺は、この意思を曲げるつもりはない。
サボやエースと一緒に行くのも楽しいだろうが、初めての陸へは一人で行くと決めていたのだ。
これだけは、譲れない。
「ほら、気にせずにさっさと行ってこい」
「ん、でも…」
「いいからいいから、こいつはすぐに元に戻る」
「んー、そうか!」
「分かった!じゃあ行ってくるな!」
「おう、あ、ルフィ」
「ん?」
「気をつけろよ、外にはたくさん面白いもんもあるが」
「その分危険なもんもある」
「だからあんまり、はしゃぎすぎんなよ?」
「分かった!気を付けるな!」
「…あぁ」
「無事に、帰って来いよ」
「!おう!」
そしてついに、俺は海の外へと旅立った。
「…」
「…エースも」
「あぁ?」
「けっこう兄バカだよなぁ」
「…はぁ?」
「俺によくルフィに甘ぇって言うけど」
「お前も大概だぜ?」
「今の顔、すっげぇぞ?」
「…うるせぇ…」
「ははっ、照れんなよ」
「うんうん、やっぱり弟は可愛いよなぁ」
「よし!これからも一緒に、いいお兄ちゃん達でいような!エース!」
「いや、お前と一緒は嫌だわ」
「えぇー…」
はい、どうでしたか?
なんか気持ち、いつもより違う感じで書いたんですが、変化ありましたか?
自分は読み返してて何にも感じませんでした。
!つまり!
表現がへたくそなんだ!
なるほど、理解。気づきを得ました。
もっと表現力が欲しいものです。
いや、語彙力、かな?
それでは、今日は少し短めにあとがきを終わらせたいと思います。
なんでか?気分です。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
ばいばい👋
コメント
3件
表現力凄い分かりやすいよぉ(*꒦ິ³꒦ີ) 好きだぁぁぁぁぁぁ((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチポチポチポチポチポチポチ