テラーノベル
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「まずはここからどう生き残るかを考えなければなりませんね。」
Rの額に冷や汗がついていた。
「どうすんだ、早く考えろ!死んじまうぞ 」
「うるさいです。静かにしてください。思考の邪魔です。」
Rは声を少し荒らげる。そして、普段通りにもどる。
「逃げ道、ありますかね。」
「は、はぁ!?それを今考えてるんだろ!?」
「はい、考えてはいます。しかし、どう頑張っても僕たちのどちらかが死ぬことでしか逃げられません。 」
2人の間に沈黙が流れる。
「じゃあ、俺が死ぬ。」
Rがびっくりした顔をする。
「本気ですか。」
アレンがゆっくり頷く。
「助かるならR、お前が助かった方が今後Xを倒すためになる。俺が死んでも大した被害はない、違うか。」
「確かにそうですが….アレンさんそれでいいんですか?」
プライド高めで間抜けなアレンがそこまで考えているとは思えないR。
「ああ、こういう仕事に就いた時から死ぬことは覚悟できてた。それが、遅いか早いかの違いだ。人生に比べれば誤差だろ。 」
「かっこいいこと言いますね。では、アレンさんを生贄とした生き残り作戦の説明を行います。」
Rはポケットからノートの切れ端を出して作戦を紙切れに書き始める。
「さあ、どう出ますかねあの天才捜査員Rは。死女、パターンを全て想定できましたか?」
「想定済みです平蔵さん。既に1000パターン読み込み済みです。」
平蔵が嬉しそうに微笑む。
「さすがです。では、パターンに当てはまる動きをしてきたらそれに合わせた動きをしてください。こっちはこっちで動きます。」
「了解しました。平蔵さん。」
散開する。
「行きますよアレンさん、3、2、1。」
「出陣!!!!」
アレンが思いっきり玄関のドアを蹴り開ける。
「パターン993、動きます。」
死女が動き始める。
「おいおい!なんか飛んできたぞ!」
「これは想定外です。」
アレンはめちゃくちゃ焦る。
「冷静に話してないで何とかしろ!」
「避けてください。それ以外は対策不能です。」
アレンとRは間一髪避ける。
「身体能力、読み込み完了しました。平蔵さん。」
アレンの足が撃ち抜かれる。
「これは、やられましたね。」
Rの思考が高速で回る。
「アレンさん。走れますか。 」
「馬鹿言え!足撃たれてんだぞうごかないわ。」
Rはさらに考える。
「アレンさん。建物にできるだけ体を寄せたまま空飛ぶ女の攻撃を避けてください。」
Rはそれ以外考えが浮かんでいない顔だった。
「それくらいなら任せろ!」
アレンはRに言われた通り建物にできるだけ体を寄せてしゃがむ。
死女は飛んで来てから1回も動かない。
「アレンさん、次いつこの女が動くか分かりません。それまではゆっくりしてください。」
「足から血を出しながらか?冗談じゃねぇ。早く逃げるぞ。」
Rは困っていた。
「スナイパーがいます。少しこの建物から体を離せばこっちからは見えない死角から建物から離れて見えた部分を狙ってきます。」
死女は飛び去っていった。
「離れないでください。1度玄関に戻ります。やり直しです。」
急いで玄関に戻る。
ねらち
111
京太郎@ドラマ部門1位獲得
2,215
#頭脳戦
ぽたお
840
ひな
17
「まず、スナイパーと協力者の存在は確定しました。そして、先程の逃走作戦で言ったスナイパーは協力者の方ではなく平蔵さんということがはっきりしました。理由は分かりませんがこれで、平蔵さんが敵と言うことは確定しました。それに、あの飛んできた女が平蔵さんと言っていました。同名の可能性はありますがおそらくあの平蔵さんだと思います。」
アレンは困惑していた。
「それだけの情報で平蔵が敵だと確定させるのか?」
「命がかかっています。仮定にするくらいなら確定させます。平蔵さんだと、相手が頭のいい人だと考えた方がこれからの作戦がとても立てやすいです。」
Rはほんの少しガッツポーズをする。
「それで、次の作戦は。」
「先程1度外に出て双眼鏡でスナイパーを撃っている人物の特定でアレンさんが死ぬと思っていましたが想定外の出来事が起きていました。スナイパーは場所を90°移動していました。この数分の間にです。特別な移動手段を持たない限りは無理だと考えます。異論は。」
アレンは考え、発言する。
「その特別な移動手段があったとしてそれはなんだと考える。 」
Rはまたポケットからノートの切れ端を出す。
「どんだけ持ってんだ!!それ!」
アレンがつい言ってしまう。
「ノート1冊分まるまる入ってます。」
アレンはため息を着く。
「ノートお腹のところ入れた方が効率よくない?」
Rは髪をかきながら考える。
「動きずらいし違和感あるので嫌です。」
「そうか、ならいい。」
ノートの切れ端に目を戻す。
「それでは説明に戻ります。」
その頃外では。
平蔵が死女に電話をかける。
「死女、アレンさんの足を撃ち抜きました。作戦成功です。パターンの解析と今回の相手の行動は想定内ですか。」
「はい。想定内です。パターン993でした。しかし、相手の身体能力を知らなかったため瞬殺には至りませんでした。」
平蔵は電話越しに微笑む。
「大丈夫ですよ。アレンさんの足は撃ち抜けましたし、こちらの作戦は成功です。今回はこちらの勝ちです。帰りますよ死女。」
「了解しました。平蔵さん。」
玄関。
「ひとつ分からないのは動機です。どうして平蔵さんがああなってしまったのかこれから調べる必要があります。」
「これから殺す相手の動機を調べるのか?すぐぱって殺せばいいじゃないか。 」
首を切るジェスチャーをしながら言う。
「いえ、それでは僕の理念に反するので。」
「それで死ぬかもしれないんだぞ?」
「自分の理念を曲げるくらいなら僕は死にます。」
アレンが笑う。
「あはは。お前本当面白いな。面白すぎて30分くらいしか寝られなさそうだよ。あはは。」
「しっかり寝ないと体に悪いですよ?」
アレンがさらに笑う。
「わかってるよ。ジョークってやつだよ。」
コメント
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うおお来た来た第4話!!めっちゃ良かったよお!!😭✨ まずRとアレンのコンビ、毎回噛み合ってないようで実はめちゃくちゃ連携取れてるの好きすぎる!!「俺が死ぬ」からのRの「かっこいいこと言いますね」の流れ、一瞬で空気変わったよね… アレンってプライド高めでちょっと抜けてるイメージあったから、覚悟決まった時のギャップに胸熱🔥 そして平蔵さん…やっぱ敵なの!?「ビンゴ」のシーン、マジで鳥肌立った。Rの頭の回転速すぎてついていくの必死なんだけど、その上で「理念」語るところがもう…キマってるね。わかる、自分の信念曲げてまで生きたくないって感覚。 毎話毎話「次どうなるの!?」って思わせるのずるいよ!!続き早く見たい!!📖💕