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月曜日の朝。
両親が旅行から帰ってきた。
久しぶりの団らんで笑い声が聞こえる食卓。
でもしゅんとすずの間ではあの夜からまだ、何かが残っていた。
母「すず!あんた私達が旅行行ってる間に大人ぽくなった?彼氏でも出来たんじゃないの?」
すず「できてないってば!」
目は勝手にしゅんを追っていた。
けれど、しゅんはいつも通りの表情で味噌汁をすすっていた。
すず(なんでこんなに普通にしてるの?)
すずは自分の部屋に戻る前にリビングでしゅんを見つけた。
ソファに座って、スマホをいじっている。
すず「…お兄ちゃん」
しゅん「ん?」
すず「ちょっと…話せる?」
しゅん「うん」
すずは隣に座り、しばらく黙ったままだった。
すず「あの夜のこと覚えてる?」
しゅん「…忘れてないよ」
すず「じゃあ…なんで何も無かったみたいにするの?」
しゅん「…すず」
すず「私…本気だったんだよ?ギュッてして欲しいって言ったのも、ほんとは…もっと言いたいことがあって」
しゅん「うん…しってる。でもそれ聞いたら俺…引き返せない気がして。」
すず「それでも私…聞いて欲しい」
その声は震えていた。
すず「私ってどう見えてる?妹?それとも子供?」
しゅん「すずは…大切な存在だよ。守りたいって思ってる。」
すず「…そんなけ?」
しゅん「……」
しゅんは黙ってしまった。
でもすずはその沈黙が答えだってことは分かっていた。
すず「ねえ…手握っていい?」
しゅん「すず…それは。」
すず「お願い…何も言わなくてもいい。…今だけ。」
しゅんはすずの手を振り払うことはなかった。
けど、強く握りしめることもしなかった。
すず「あったかいね…お兄ちゃんの手」
しゅん「…すず」
すず「もし、私がもうちょっと大人だったら、今みたいなお願いじゃなくて好きって言えるかな?」
しゅん「行ってもいいと思う。でも…俺はまだそれには応えられない。」
すずは静かに目を閉じた。
すず「…ずるいね。お兄ちゃん。」
しゅん「…ごめん。」
その夜。
いつもより長く同じ空間にいた。
もっと距離を縮めると何かが起こってしまうと分かっていた。
ここまで!!!!!
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