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キスの日何するって話

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キスの日何するって話

1 - 【朗報】7月6日 間に合いました

♥

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2025年07月06日

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ATTENTION

・ご本人様には一切関係ありません

・ごりごりのエセ関西弁

・一応notBLのつもりだけど後半からなんか過激になっていきます(いたしたりはしないです)

・内容はまぁ言わずもがなのn番煎じ

・性格は全て捏造です不解釈一致あるとおもいます

・特定の日(76)だけというよりキスの週間(7/6〜7/n)みたいな、数日間あるやつと思ってみてくれよな

・かなりキャラ崩壊ありです(共依存的表現、このキャラはこんなこと言わない、しない、とか)


つまり、なんでも許せる方向けということ。

これらを理解した上で、読んで頂けると幸いです。


[main]rbr

「sub」たくさん




二十四節気、おおよそ清明頃から始まった戦争も、小暑が近づく現在、ようやっと終わりを迎えた。国民は街の復興、怪我人やらなんやらの処置、幹部も治療に専念していたり戦後処理や書類仕事に追われていたりなど、いろいろな面で未だ一段落、と区切りをつけられずにいた。


ut

カタカタと鳴り続けていたタイピングの音が、一際強くキーボードを打する音で止まった。長く大きなため息が吐かれたと思うと、続け様に椅子の軋む音が鳴り響いた

「あーおわった..、やっとおわった、しぬかとおもった..」

背もたれに深く寄りかかり、両の腕をだらんと垂らし、今にも眠りそうですと言わんばかりの彼

[人類そんな簡単に死なへんわ]

「はぁん..?僕が死ぬ思ったら死ぬねん…」

[あぁそう]

「え…冷たない..?」

[意味わからんこと言うからやアホ]

はーっ、と何度目か分からない深い溜息、戦後処理を進めていた彼も、長時間根を詰めていたようで、節々に疲労がみてとれる。常日頃から目元に薄ら隈が伺えた彼だが、それはいつにも増して濃かった

「じゃ、おつかれーっす…」

少しだけふらつきながら、まるで酔っぱらいのように彼は立ち上がる

[あ、せや]

「なんやまだあるんか、もうなんもやらへんぞ」

[ちゃうわ]

雑面を少し捲り、彼の肩に手を乗せて背伸びする、やっとちょうどいい高さの彼の額に軽くキスを落とす。いつにも増して酷く濃い煙草の香りが、鼻を通り抜けていく。

[おつかれ、ゆっくり休みや]

「もうそんな時期か…..ありがと」

「ほな」

[はーい]




zm

「ロボロ!」

がたん、とダクトが開いたかと思うと、緑色の物体がぶらーんとぶら下がっていた

頬や手など、露出している肌にはガーゼや包帯が施されており、少しだけ痛々しい。が、彼のその明るい声でちょっとした不安はすぐに打ち消された。

[ゾム、どないした?]

「今日朝からずーーーっと画面見とるみたいやったから、邪魔しに来たで!」

にっこり、目元は見えないが口元はとてもにっこりである。スタッとダクトから降りると、ゆっくりこちらに近づいてくる

[うーんそれは困ったなぁ]

わはは、と。これも、彼なりの優しさのようだった

「ほら、こっちみて」

[ん?]

座っている俺の足の間に膝を置き、抱きつくようにすると、雑面の結び目をほどかれ、そのまま頬に触れる程度の優しいキスをされる。続けざまに彼は首筋に跡をつけるようにキスをした

[んふ、くすぐったい…]

「ちゃんと休まんかったら怒るで!」

[せやね〜、ほな、少し休憩しますわ]

「そうしよ!」

「おれ、お菓子持ってきたるで!」

[ほんま?ありがと〜]

暫くして、山のようなお菓子が俺の机を埋めつくしたのは言うまでもない。




tn

[..せや、書類出しに行かな]

大量のお菓子を貰ってからさらに暫くした後、部下に書記長室に行くことを伝え、彼の元へ向かう


コンコンコン

[失礼しますー]

がちゃり、扉を開けるといつものように机と向き合う彼の姿

「…ロボロか、書類?」

[おん、思い出したから]

「..忘れんくてよかった、お疲れ様」

疲れを感じる目元の隈は、いつもより少し濃いようで

「後で確認しときますー..」

[はい頼んますー]

彼の空になったマグカップを発見する、あまりカフェインを摂取させたくない気持ちもあるが

[コーヒー淹れたるから、少し休憩しよ]

「いや..これ終わったら、..するから」

少し強引に彼の左手を掴み、掌にキスをする

[トントン、休憩]

「…..はぁい..」


[せや、これだけ聞くわ]

「..なんや」

[何徹目や?]

「….третий день…….」

[突然の母国語にロボロびっくり]

3日目らしい、かく言う俺も直近は..というより戦争が終わってから長らく睡眠時間を抑えているから、あまり彼のことを強く言えないのだが。




ni sn

トントンを軽く諭し、休憩させた後監視室へ歩を進めていると

[あれ、帰っとったん!?おかえり!]

紫色を靡かせている彼はこちらに気づくと、おぉ、と言い柔らかく笑って見せた。

「ただいま、元気やった?」

[元気やったよぉ、兄さんも不調なかった?]

久々に彼の顔を見ると、どことなく安心感に包まれる

「僕は大丈夫やで、怪我のひとつもしてへんよ」

[ほんま!よかった、安心したわぁ]

[あっ、ちょっと屈んでや]

「うん?」

彼の額にキスを落とすと、んふっと彼の笑う声が小さく聞こえた

[帰ってきてくれてありがとうな]

[おかえり、兄さん]

「うん、ただいま」

「ちょ〜、何いちゃいちゃしてんねん、ずるいわぁ」

[いちゃいちゃしてませんー]

「ほんまぁ?ほな俺にもしてや、どこでもええよ」

[..しゃーないな]

彼の手を取り、掌に軽く口付けする、執拗に俺に近づくなよと言う願いも込めて。

[これでええ?]

「ロボロ酷い…」

彼は俺の腕を掴み抱き寄せると、頬にちゅー、としてくる。

「よし、これならええ」

[はいはい、..ほな、仕事戻るな]

「わかった、頑張って」

「頑張ってな〜」

[はーい]




syp ci

数時間ほどPCと睨めっこした後、交代の時間になり、談話室に足を運んだ。

談話室の扉を開けると、ショッピくんが黙々と書類を捌いている最中だったようだ。その隣にはチーノがソファに座りながら眠っていた。

[お疲れ様、邪魔したか?]

「お疲れ様です、大丈夫っすよ」

[ほな良かった]

2人も長らく睡眠不足が続いているのか、目元に薄ら隈が鎮座している。

寝息を立てて、安らかに目を閉じるチーノの元に歩み寄り、頭にキスをし、軽く髪を撫でてやる。少し身動ぎしたかと思うと、またすぐにすやすやと寝息を立てる。

[コーヒー淹れたるで、アイスかホットどっちがええ?]

「んー..じゃあホットで」

[はいよ]

「すみません、ありがとうございます」

[ええんよ〜]

いつの間にか置かれていたエスプレッソマシンを使い、コーヒーを淹れる。さほど時間もかからないし、便利だから置いてくれてありがたい。まぁおそらく大先生が置いたのだろう。

[できたで、熱いから気ぃつけて]

「ありがとうございます」

「…..ふー..ふー..」

そういえば、彼は猫舌だったな。口を近づけ、あちっと言いながら1口飲む、すこし冷ましてから飲めば良いものを…

「おいしいです」

[お、よかった]

こと、っとマグカップを1度机に置くと、向かいに座っている俺の方をじーっと見つめる。

[どした?]

「俺には、してくれないんですか?」

[んふっ..しようと思っとった、]

こっち来ぃや、と言うと、嬉しそうに笑って彼は俺の隣に座る。うーん疲れているのもあるのだろうが、いつものクソ猫の面影が無さすぎる。

彼の手を取り、指先に口付けする。

[はい、仕事お疲れ様な]

「…」

[なんでそんな不満気なんよ〜]

「ロボロさん俺の事嫌いなんですか…」

[なんでやぁ、んなわけあらへんやろ]

「じゃあこっちにしてくだい」

そういうと唇をとんとん、と指さす。

[んもぉ..しゃーないなぁ]

彼と唇を重ねる、少しだけカサついているし後でリップクリームを貸してあげるか。

[満足か?]

「はい、もう、めちゃめちゃ」

コーヒーの芳醇な香りが、優しく鼻先を撫でた。




em

[…..ん、]

いつの間に眠ってしまったのだろう。気がつけば談話室のソファで横になっていた、薄手のブランケットが腹の辺りにかけられている。

「おはようございます、ロボロさん」

[..あ、エミさん…]

先程まで書類仕事をしていたショッピくんと、ソファで寝ていたチーノの姿はなかった。 時計を見れば30分ほど時間が経っていることに気づく。

「お疲れですね、あれほど騒いでたのに」

[…なんかあったん..?]

「いいえ、大したことでは」

窓際の椅子に座っていた彼は立ち上がると、こちらに歩いてくる。

「ロボロさんはやっぱり後輩に優しいって、話をしていたんです」

[…なんや今更かいなぁ..、俺はいつでも優しいで..?]

「ふふ、そうですね」

「であれば..、優しいロボロさんなら、私の少し我儘なお願いも、聞き入れてくださりますよね?」

[うん、?まぁ…できることなら…]

「ショッピくんに接吻したところに、私もして欲しいです」

[お..、ええよ]

「ほんまですか!?」

[うん、他でもない素直な後輩からのお願いやしなぁ]

「じゃあ、お願いします…」

[うん..ほなもっとこっち寄りや]

数歩離れたところで立ち止まっていた彼を手招きし、俺の前に屈ませる。俺が雑面を外すと、彼は少しだけ目を逸らして頬を赤らめた、純粋で無垢だ、可愛いなぁ。

彼の両頬に手を軽く添えて、唇を重ねる、ほんのりと香る紅茶、甘い香りが漂っていた。

[..ん..満足?]

「はい、とっても満足です」

「..ありがとうございます」




kn

また追加で頼まれた書類を書くための資料を探しに、資料室にいる現在、ここにきて過去の行為が仇になった。踏み台を別のところに置いたままにしておいてしまったのだ。手が届かない、今から台を取りに戻るのも面倒だが、仕方がない_

「これか?」

[うわぁっ!!?!]

突然、後ろから手がすっと伸びたかと思うと、声をかけられ、思わず声が出る。

「あぁすまんすまん!困っとるみたいやったから..」

[気配消さんといて…?]

「ははっ、案外バレへんのやなぁ!」

[い、ぁや..まぁ、ありがと..]

「なんか、恋愛小説のテンプレシーンみたいやな!」

彼の口から恋愛小説と言う単語が出てくるとは思いもしなかったが、彼の言う通りではある。

背の低いヒロインが困っている時、高身長イケメンに高いところにあるものを取ってもらうという、正にテンプレのシーンである。

[はァ?]

「冗談、冗談やって!」

[…まぁ..助かったわ、]

彼が手に取った資料を受け取ろうと振り向き手を伸ばすと、急にその手を掴まれ、棚に軽く押し付けられる

[ど、した ?]

「……….」

燐灰石りんかいせきの瞳が、こちらをじっと見つめている。睨まれているというわけでは無いが、こう、雑面越しのはずなのに目の奥を見透かされているような、そんな感じ。

[コネさん?どしたん]

ふと、彼の目から光が失せる。

「ちゃんと、休んでるか」

[..あー、..うん、休んどるで、さっき仮眠とったし..]

「…へェ..」

それにしちゃあ、と言うと俺の腕を掴んでいた手を離し、雑面の下に手を入れて目元を親指でなぞった、まるで汚れを落とかのように、2、3回。

[な、なんでわかるん..]

「秘密」

「…..あぁ..せや」

そう言いながら俺の手を取ると、掌にキスを落とす。

「今夜は徹夜したらあかんで、ロボロ」

[ぁ..えぇ、っと..]

「わかった?」

[は..はい..]

「ええ子」

燐灰石が俺を貫いたかと思うと、少しだけ口元を歪ませ言葉を零す。途端、何事もなかったようにぱっと表情がいつもの調子に戻る。

「ほな!書類仕事頑張りや!」

彼は乱雑に俺の頭を撫で、資料を俺に押し付けると、踵を返して資料室から去っていった。

[なんや…あいつ…..]

思わず口から出たその蚊の鳴くような声は、静かになった資料室に独りでに放たれた。



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「ぁ、ロボロさん!」

資料室を出て、どこで書類やろうかなぁと考えつつほっつき歩いていると、声をかけられる。

[お、レパロウ、お疲れさん]

「お疲れ様です〜」

[なんか用事か?]

「いえ、用事という訳ではないんですけど」

「書類仕事、ご一緒してもええですか?」

[おー、ええよ]

「ほんまですか、ありがとうございます!」

何度か彼と言葉を交わした後、最寄りの談話室に入る。


だいたい一時間後、談話室で黙々と書類を捌いていた彼も、疲労が溜まってきたのか、ソファに寄りかかり小さく呻き声を発した。

[ちょっと休憩しよか]

「はーい」

何か飲み物を、と思い立ち上がろうとすると

[おわっ]

服の裾を引っ張られバランスを崩す、彼がそれを受け止める。

[びっ..くりした…..]

思わず顔をあげると、にっこりと笑顔を浮かべる彼、うーん、どんな気持ちの顔だろう。

「…..」

今度は力任せに、彼は俺をソファーに寄りかからせる、つまりこう、馬乗りである。

[えっなに、どしたん、なんや]

ハイネックのインナーを少し下にずらし、喉に噛み付くようにしてキスをした。

「…」

[..おま、…なんやねん、疲れとんのか]

「俺はそれほどでもないですよ」

「どっちかって言うと、ロボロさんの方がお疲れなんじゃないですか」

[..や..いうて..休憩とっとるし]

「…..」

「最近、鏡見ました?」

[え?ぁ..いや..全然….]

彼は手の甲でそっと雑面を持ち上げると、少しだけ悲しそうな顔をした

「…..人のことには敏感なのに」

[ぃ..や..まぁ、んと…..]

「もう少し、自分のこと大切にしてください」

[……..すまん]

「分かればいいんですよ」




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翌日、朝食を食べた後、そういえばこないだの戦争で怪我を負って医務室に軟禁されている奴等がいたなぁと思い出し、何種類かのお菓子を適当に袋に詰めて医務室に向かった 。

医務室の扉を開けると、けらけら笑いながらベットに横たわる彼らがいた。もう殆ど怪我も落ち着き、安静期間の終了を待っているところなのだろう。

[お見舞いやで〜]

「あ、ロボロや、来てくれるもんなんやね」

[まぁ、優しいからな]

[具合は?]

「もう俺は殆ど大丈夫や」

「俺も、まだちょっと動かしにくいとこあるけど」

[順調なんやね、ほなよかった]

[これ、見舞いの品やで、まぁ食っとき]

「わ、ありがと」

「ありがと、ロボロ」

[うん、]

オスマンのベッドサイドに立ち、膝をベッドの端に乗せる。彼の前髪を少し払い、彼の額にキスをする、怪我も殆ど治ったとの事だったし、祝福も込めて。

「ふふ、ありがとめぅ」

彼はお返し〜、と言うと俺の頬にキスをした。

[ありがと、オスマン]

「うん〜」

そわそわし始めているひとらんの傍によると、期待の眼差しでこちらを見つめる。彼にもまた、額にキスをする。

「ありがとぉ、んふ…」

少しだけ照れくさそうに笑うと、彼は額に接吻してくれる。

[ありがと]

[ほな、働いてきますわ、2人ともお大事に]

「うん、ロボロもあんま無理しすぎんようにね?」

[はーい]



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部下に流石にそろそろ、と休憩を促されるくらいには長時間仕事をしてしまい、時計を見れば2人の見舞いに行って、監視室に来てからだいたい5時間程度が過ぎようとしいた。流石にか..と思い散歩がてら休憩を取りに現在外を歩いている。

[…..]

少し離れの裏庭の方角、耳を澄ますと最近は聞く機会がめっきり減ってしまったグランドピアノの音色が聞こえてくる。


裏庭の木陰、そういえば置いてあったな程度の認識だったそのピアノにはグルッペンが座っており、鍵盤の上では彼の指が愉しげに旋律を奏でていた。

どこまでも美しく、儚く、今にも風に攫われてしまいそうな音色。

彼はこちらに気づくと、手を止めて声をかけてくる。

「どうした、そんなに立ち尽くして」

[…ぁや、その…綺麗、やな..って..思った、だけ]

卑しいことは何もないのに、何故か言葉が吃ってしまう。多分、というかほぼ確実に、彼の音色に魅了されていたからだ。

「そうか、喧しいから注意にでも来たのかと」

[はぁ?なわけあらへんやろ、お前のピアノ喧しい思うやつどこにおんねん、おったら殴っとるぞ]

「ふふ、..そうだな」

「ふむ…1曲如何かね、最近弾いてないだろう」

[…..]

[グルッペンの演奏聴きたいだけやから、大丈夫]

「わかった」

ベンチに座り、彼の演奏に耳を傾ける。

爽やかな風に靡く、淡く透き通った月桂樹色の絹糸。何も置かれていない譜面台を見つめる柘榴石。どれほどの一流画家が描いても描き表せられない、あまりにも完成されすぎたその美しさ。

_彼から目が離せない

「….随分と熱心に聴いてくれるな、ロボロ」

[そう..やね、少なくとも、お前の演奏をながらに聞けるのはトントンくらいやと俺は思ったで]

「ふふっ..そうか」

[あ、せや..忘れるとこやった]

[手袋とってや]

彼の傍に寄り、そういうと、あぁと言って手袋を外す。そこに現れるのは、色白でスラリと長いモデルのような手、殺戮という言葉がまるで似合わない手だ。

[…..]

地面に膝をつき、その手を取って、手の甲にキスをする

「…..ふむ、」

「お前にその落ち着いた雰囲気は似合わないな」

[はァ?]

敬愛を込めてしたのに、突然罵られたかと思うと、彼は俺の顎に手を添えて、雑面を外す。うーん、心臓が破裂する、普段こんなガチ恋距離で見ないよぉ。

「…..」

少しだけ弧を描いた彼の目を見つめていれば、唇に深くキスをされる。頬が熱を帯び、少しだけ息苦しくなってきた頃、彼はそっと唇を離した。

[..は….、ほ..ほんまにあかん…おま、ずるいわぁ..!]

「ふふッ…そのくらい、可愛げのある顔の方が似合う」

[ぅ..なんでやっ..もー、..]

彼の手にある雑面を取り上げ、立ち上がる。

[し、仕事戻るから!ほな!!]

「あぁ、無理するなよ」



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日が傾きはじめた頃、中庭のベンチに1人で座っている彼の姿が見えた。近くまで歩み寄り、声をかける。

[シャオロン?]

名前を呼べば、彼がはっと顔をあげる。その黄水晶の瞳には少しだけ涙が浮かんでいた。刹那、一筋の線が引かれ、思わず彼の元に駆け寄る。

[なにしたん、やなことあったか?]

「..ろぼろ…」

その線は徐々に太くなっていく、溢れるように涙が零れている。

[なんや?]

「ッさ、…さいきん..ずーっと..おまえと…あえへんくて…」

[…うん]

「..ろぼろ、忙しそうやったし…おれも、忙しかったし..」

[..そうやね]

「で、..でも..っ..、みんなと会うと..、楽しそうにおまえのはなしすんねん…っ..、談話室で会ったとか..、一緒に書類やったとか..」

「ほ、ほんまに..さみしかったんや..っ..!」

吐き出すようにシャオロンは言うと、勢いよく俺に飛びついてきて、そのままの勢いで地面に後ろから倒れ込んでしまう。もやしのような腕からはなかなか考え難いその腕力が思いきり抱きついてくる。

[わっ..]

「ばかぁっ…人の気持ちもしらないでっ..」

[すまん..、すまんなぁ、会えんくて悪かった]

シャオロンの背に腕を回し、軽く頭を撫でると、幾らか落ち着いたのか、締めつける勢いで抱きついていた腕を少し緩め、こちらの顔を凝視する。

「おれの見てへんときに、無理もしやがって…」

[..そんな目で見んとって、昨日はちゃんと寝たから]

「..ふーん…、ならええんや」

そういうとシャオロンは着物の襟をがっと下にずらし、胸元にキスをした。

[..そうやね、俺はお前さんのもんやで]

「わかったならええんや、折角やしロボロからもしてや」

[ええよ]

シャオロンをぐっと抱き寄せ、鼻にキスをする。シャオロンがあまりにも嬉しそうに笑うものだから思わず唇にもキスをする。

「ッ…//」

「…どどど、童帝のくせにっ…..」

[はァ?なんやお前ぇ照れとんのかぁ?]

「て、照れてないし!」

[ほーん?まぁかわええシャオさんが見れたし満足やわ〜]

「や、やめやぁ..!」

「..来年は絶対お前ん事びっくりさせたるからな..っ」

[寂しくてひとりで泣いてた子にできるかなぁ?]

「う、うっさいわ!」

「じ、時間やし!夜飯行くで!」

[はいはい、行きましょか〜]













おわり

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