起源化が激しくなった為、僕達は歌澄と一緒に行動する事にした。そして僕はゴマたんに言われた「誰でもなりうる」という言葉が若干胸に掛かった。前に目の前で切り刻まれた起源化ねこの感じを見て、発症したらもう助からないのではないか、という考えになった。そしてそのことを歌澄に伝えると、「大丈夫。その人の過去を何かの方法で繕えば治るってゴマたんが言ってた!」とにっこにこの笑顔で返してくれた。「起源化を発症すると小鳥遊さんや砂狼さんみたいに頭の上になんか印みたいのが出てくるんだ。 」とヘイローを指差しながら言った。その前に僕は今どこに向かっているか分からない為、聞いてみた。「反社会勢力の実験場に潜入するんだ。勿論本拠地に全員で。」僕はなんとなく背中に寒気を覚えたが、その本拠地とやらに向かっている事は分かった。
本拠地がある砂漠の入口に向かっていると、ホシノが服を引っ張り、「ここを通るの?」と聞いてきた。僕は優しく頷き、砂漠へ入っていった。そして200mくらい進んだところで、首に何かが刺さった感覚になり、僕はその場で意識を失ってしまった。
意識がなくなった夢の中で僕は頭にヘイローのようなものが付いているホシノとシロコを見た。「これは…夢?」と思い、ホシノとシロコに近付こうとしたところで、夢から覚めた。砂漠の空は暗くなっていて、倒れていたのは僕1人だけだった。
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