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※ngki、gntj→攻め(?)
※これ以降は名前を伏せません
※このストーリー、最後後味めっちゃ悪いです
なんでも許せる方のみお願いします🙏
苦手な人は自衛お願いします🙏
【第2話 ごめん】(長尾side)
メンヘラの気持ちなんて、一生分からないと思ってた
他人の人生は他人のもので、誰かが介入するもんじゃない
俺の人生の主人公は、俺だ
他人がいないと生きていけないなんて
俺じゃない、そう思ってた
でも、お前だけは違ったんだ
最初に出会った時は、そんな感情なかった
一緒にいるうちに、こいつは、たとえ一度関係が崩れたとしても、関係を修復したいと思えるやつだと思った
でもだんだん、絶対に関係を終わらせたくないと思うようになった
たとえ決裂したとしても、絶対に離さない
嫌われてでも一緒にいたい
維持でも傍に置いておきたい
もっと色んな顔が見たい
もっと知りたい
もしこういうことをしたら、お前はどういう反応をしてくれる?
どんな表情を浮かべてくれる?
知りたい、知りたい、知りたい、知りたい……
気づけば俺は、甲斐田晴という男に、依存していた。
ハルを監禁してる部屋に入る
甲斐田「っ…景…」
怯えてる
突然親友に監禁されて、まだ受け入れられないってところか…
もっと見たい…
長尾「ハル、」
長尾「ごめんな?」
甲斐田「え…?」
俺はハルを蹴った
甲斐田「う゛っ……!!」
甲斐田「え……!?景……何……」
ハルが顔をしかめた
もう一度蹴った
甲斐田「ぁ゛っ……ぅ……」
甲斐田「いた゛い……やめっ……」
腹をけった
甲斐田「カハッ!!………ぅ゛………!!…」
甲斐田「なんで………っ」
あぁ…苦しそう
困惑の表情が強いけど、悲しさもある表情
まだ今までの俺を信じてるっぽいな
甲斐田「ねぇ…っ…僕なんかした……?」
甲斐田「ていうかこんなことするなんて…景じゃないよ……」
甲斐田「お願い、いつもの景に戻ってよ……」
長尾「俺じゃない……か……」
長尾「ハルは俺の事、どこまで知ってるんだ?」
甲斐田「ぇ………?」
うずくまるハルに顔を近づける
長尾「俺はもっと、お前の苦しむ顔が見たい」
甲斐田「は…………」
長尾「それだけじゃなくて、もっと色んな顔が見たい」
長尾「今まで、喜ぶ顔、楽しそうな顔、」
長尾「悩んでる顔、努力してる顔、感動してる顔、泣いてる顔」
長尾「色々見てきたけど、本気で苦しんでる顔はまだ見たことない」
長尾「恐怖に怯えてる顔、絶望してる顔」
長尾「そんな顔、こういう状況じゃなきゃ…出来ないだろ?」
甲斐田「………なんだよそれ………」
甲斐田「馬鹿げてる……」
長尾「………そうだな」
長尾「ハルにはハルの人生があるのにな…」
長尾「ほんと、ごめんな」