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夕方。
今日は珍しく、みんなで同じ時間に家に帰ってきた。
🍵「ただいまー!」
🍵はいつも通り元気に靴を脱ぐ。
🦈「おかえり」
🦈が笑って返す。
👑はかばんを置きながら言った。
👑「今日は静かだね」
リビングには、重たい空気が流れていた。
🌸と🎮は、玄関に立ったまま動かなかった。
🌸🎮「……ただいま、です」
二人の声は小さく、まるで怒られないように様子をうかがっているみたいだった。
👱🏻はソファに座ったまま、テレビを消した。
👱🏻「……遅かったな」
🌸と🎮の体が、同時にびくっと動く。
🌸🎮「……すみません」
🍵は首をかしげる。
🍵「学校、いつもと同じだったよ?」
👱🏻は🍵には何も言わず、らんとなつだけを見た。
👱🏻「部屋に行け」
短い言葉だった。
🌸は🎮の手を引いて、二階へ向かう。
階段を上る背中は、まるで怒られるのが分かっているみたいだった。
ドアが閉まる音。
ばたん。
📢は、その音を聞いて胸がざわっとした。
📢(……なんで、二人だけ?)
しばらくして、キッチン。
🍵は冷蔵庫を開けて言った。
🍵「アイス食べていい?」
👑「いいよ」
👑が答える。
🦈は小さくつぶやいた。
🦈「🌸ちゃんと🎮ちゃん、降りてこないね」
📢「……いつも、こうなのか?」
📢が聞くと、🍵は首を振った。
🍵「🍵は怒られないよ」
その言葉に、全員が黙った。
📢(やっぱり、おかしい)
夜ごはん。
テーブルには、🌸と🎮の席だけ空い ていた。
🦈「呼んでくるよ」
🦈が立ち上がろうとすると、👱🏻の声がした。
👱🏻「放っておけ」
空気が一気に重くなる。
🍵は箸を止めた。
🍵「……なんで?」
👱🏻は答えない。
📢は歯を食いしばった。
📢(同じ家族なのに)
👑は静かに言った。
👑「……あとで、声をかけよう」
夜。
みんなが自分の部屋に戻ったあと、📢はそっと廊下に出た。
二階の奥の部屋から、かすかな声が聞こえる。
🎮「……ごめんなさい」
🎮の声だった。
🌸「……次は、ちゃんとする」
🌸の声も続く。
📢はその場で止まった。
ドアの前には行けなかった。
📢(聞いちゃいけない。でも……)
胸が苦しくなる。
そのとき、後ろから小さな足音。
🍵「……📢兄ちゃん」
🍵だった。
🍵「お姉ちゃんたち、元気ないね」
📢「……ああ」
🍵「🍵、なにか悪いことしたのかな」
📢は首を振った。
📢「違う」
🍵「じゃあ、なんで?」
答えられなかった。
次の日の朝。
🌸と🎮は、いつもより遅くリビングに来た。
顔は疲れていて、目の下にうっすら影があった。
🌸🎮「……おはよう」
👑「おはよう」
👑が優しく声をかける。
🦈も言った。
🦈「眠れた?」
🌸は一瞬止まってから答えた。
🌸「……うん」
でも、その声は弱かった。
🍵はパンを差し出す。
🍵「これ、🍵の分あげる!」
🎮は驚いた顔で受け取る。
🎮「……ありがとう」
その手は、少し震えていた。
📢はその様子を、黙って見ていた。
📢(昨日の夜……)
学校の帰り道。
六人で並んで歩く。
🍵は前を歩きながら歌っている。
🦈と👑は少し後ろ。
📢は🌸と🎮の横に並んだ。
📢「……なあ」
二人が顔を上げる。
📢「無理してないか」
🌸は笑おうとした。
🌸「だいじょ――」
🎮が、服のすそをつかんだ。
🎮「……🌸」
その仕草で、言葉が止まった。
📢は静かに言った。
📢「俺たち、気づいてる」
👑も近づく。
👑「つらいなら、言っていい」
🦈が続く。
🦈「一人じゃない」
🍵はぎゅっと二人の手を握った。
「🍵、いっしょにいる!」
🌸の目が揺れた。
🎮の声が、かすかにこぼれる。
🎮「……👱🏻さん、こわい」
その一言で、みんなの表情が変わった。
📢は、はっきり思った。
📢(もう、見過ごせない)
夕焼けの中、六人は立ち止まる。
ここから先、
ただの「違和感」じゃなくなる。
🌸と🎮の苦しさは、
みんなの問題になった。