テラーノベル
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夜。
部屋の明かりは消えていて、廊下だけがうっすらと明るかった。
🎮は自分の部屋で、ベッドの端に座っていた。
手は小さく震えている。
🎮(……もう、いや)
胸が苦しくて、息がうまくできない。
怒られる声、怖い顔、逃げられない毎日。
🎮「……消えたい」
小さくつぶやいた、そのとき。
ガチャッ。
ドアが開いた。
🌸「🎮!」
駆け込んできたのは、🌸だった。
その後ろに、📢の姿もあった。
📢「やめろ!」
📢が🎮の前に立つ。
🎮はびくっとして、手を引っ込めた。
🌸「……どうして」
声が震える。
🎮「……つらいんだもん」
🌸はすぐに、🎮を抱きしめた。
🌸「だめ……一人で決めないで」
🌸「🎮、行かないで」
🎮の体は小さく震え、涙がこぼれた。
🎮「……こわいの……」
🎮「……毎日……」
📢は何も言わず、近くの棚から救急箱を取ってきた。
📢「……じっとしてろ」
手早く、落ち着いた動きで、🎮の手を包む。
🌸はその様子を見て、息をのんだ。
📢(……早い)
📢(……慣れてるみたい)
静かな時間が流れる。
🎮の呼吸が、少しずつ落ち着いていく。
🎮「……ごめんなさい」
🎮は小さく言った。
🎮「……迷惑、だよね」
🌸は首を強く振った。
🌸「ちがう!」
🌸「生きててくれて、よかった……」
ぎゅっと、🎮を抱きしめる。
📢は包帯を巻き終えると、そっと手を離した。
📢「……もう、無理するな」
🎮はうなずいた。
🎮「……うん」
しばらく沈黙が続いた。
🌸は、📢の横顔を見つめて、ぽつりと聞いた。
🌸「……📢」
🌸「その手当て……」
🌸「……慣れてるの?」
📢の手が、止まった。
答えない。
目を伏せたまま、しばらく黙っている。
部屋の中に、重たい沈黙が落ちる。
🌸「……」
🌸は、それ以上聞かなかった。
ただ、イルマの背中が、少しだけ小さく見えた。
🎮は二人を見て、震える声で言った。
🎮「……ごめんね」
📢は短く言った。
📢「……謝るな」
🌸も続ける。
🌸「一人じゃない」
🌸「これからは……三人で、考えよう」
🎮の目から、また涙がこぼれた。
🎮「……うん」
窓の外では、静かな夜の風が吹いていた。
壊れそうだった心は、
二人の手によって、止められた。
でも――
📢の沈黙は、
新しい「何か」を抱えているようだった。
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